《本日のＤＶＤ鑑賞》
エキサイトマッチ１２月２６日のフロイド・メイウェザー特集で、ＷＯＷＯＷとして初めてフロイド・メイウェザーｖｓコナー・マクレガー 『観戦記１６０５』 が放送された。３階級制王者でコナー・マクレガーと同じサウスポーの長谷川穂積さんの解説が素晴らしく、ＵＦＣでのマクレガーの試合も観ているそうでこれからも定期的にゲストで呼んで欲しい！故郷のアイルランドでアマチュアボクシングの経験があるマクレガーだが、やはり長谷川さんが褒めていた左ストーレートもＭＭＡでの闘うための打ち方らしい。
アイルランドと言えば、元ＷＢＣバンタム級王者のウェイン・マッカラーを思い出す。あの辰吉丈一郎さんとの激戦の翌年の１９９５年７月に薬師寺保栄さんのＷＢＣバンタム級王座に挑戦して王座を奪取。その後も４階級制覇するエリック・モラレス、悪魔王子ナジーム・ハメドなどの世界的ビックスターと激戦を残した。
リオデジャネイロ五輪銀メダリストのジョー・ジョイスが圧倒的なＫＯ勝利したデビュー４戦目の 『観戦記２０７４』 ロンドンＯ２アリーナでのビックマッチに出場したのが、ＷＢＡインターナショナルスーパーフェザー級王者で北アイルランドのベルファスト出身のジェームス・・テニソン！
１９９３年８月に北アイルランドのリスバーンに生まれた‘アサシン（暗殺者）‘ジェームス・テニソン（ジェームス・デニーソン）は、アマチュア時代５度国内大会で優勝するなど戦績をつむ～２０１２年９月に１９歳でデビューして、ブルガリアのフィケム・レムジエフを４ＲにＴＫＯで降す～さらに４連勝３ＫＯして、２０１３年４月にミッキー・コベニーを２ＲにＴＫＯで降しＢＵＩアイルランドスーパーフェザー級王座を獲得～さらに２連勝２ＫＯするも、１０月にパベル・センコフスに２ＲでＴＫＯ負けし初黒星。
２０１４年４月に再起して３連勝２ＫＯして、２０１５年３月にクリス・ヒューズに７Ｒ反則勝ちしてＢＢＢｏｆｃケルト地区フェザー級王座を獲得～さらに４連勝４ＫＯして、２０１６年４月にライアン・ウォルシュのＢＢＢｏｆｃ英国フェザー級王座に挑戦するも５ＲにＴＫＯ負け。
１１月にラファエル・カスティージョに判定勝ちし、２０１７年３月にはデクラン・ガラギティを６ＲにＴＫＯで降しＢＵＩアイルランドスーパーフェザー級王座を獲得～２０１７年６月には、ＷＢＡインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦でライアン・ドイルを６ＲにＴＫＯで降して王座獲得～１０月には、ダーレン・トレイナーを３ＲにＴＫＯで降し初防衛に成功～１０月に、ダーレン・トレイナーを３ＲにＴＫＯで降し２度目の防衛に成功～２０１８年２月にも、アルノルド・ソラノを１ＲにＫＯする。
そして、ロンドンのＯ２アリーナで開催される大興行でＥＢＵ欧州＆コモンウェルススーパーフェザー級王者のマーティン・ジョセフ・ワードと王座統一戦！
１９９１年７月イギリスのヨークシャーで生まれたマーティン・ジョセフ・ワードは、２０１２年９月に２１歳でデビューしてクリスチャン・ライトに判定勝ち～コンスタントに試合をこなして、２年３ヶ月の間に１０勝４ＫＯ無敗２分の戦績を積む～２０１５年４月にマキシ・ヒューズとのＷＢＣインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦を、５Ｒに棄権に追い込み王座獲得。
８月に、セルジオ・フランコに判定勝ちして初防衛に成功～２０１６年１月には、マリオ・ピサンチを３ＲにＴＫＯ勝ちして２度目の防衛に成功～４月にもランディ・エンカナチオンを判定勝ちして３度目の防衛に成功～９月には、アンディ・タワードを８ＲにＴＫＯで降しＢＢＢｏｆｃ英国スーパーフェザー級王座も獲得。
１１月には、ロニー・クラークを判定で降しＢＢＢｏｆｃ英国王座の初防衛に成功～２０１７年３月にも、マキシ・ヒューズを判定で降しＢＢＢｏｆｃ英国王座の２度目の防衛に成功～７月にはアンソニー・カケース判定で降し、ＢＢＢｏｆｃ英国王座の３度目の防衛＆コモンウェルススーパーフェザー級王座を獲得～１２月にもジュリ・ギナーを６ＲにＫＯして、ＥＢＵ欧州スーパーフェザー級王座を獲得。
アイルランドｖｓイギリスと複雑な歴史かつ、大盛り上がりになるスーパーフェザー級のサバイバルマッチ！無敗の２冠王者のマーティン・Ｊ・ワードが世界ランクを上げるか！？２敗はしているものの、世界ランキングでは上のテニーソンがチャンスを手繰り寄せるか！？
２０１８年５月５日 ＷＢＡインターナショナル＆＆ＥＢＵ欧州＆コモンウェルス英連邦スーパーフェザー級王座統一戦 マーティン・Ｊ・ワードｖｓジェームス・テニソン
マーティン・Ｊ・ワード １９勝９ＫＯ無敗２分 ＢＢＢｏｆｃ英国スーパーフェザー級王者
ジェームス・デニソン ２１勝１７ＫＯ２敗 ＷＢＡンターナショナルスーパーフェザー級王者
１Ｒ、テニソンが前に出る～ワードは廻りながらも手数多く打っていく！
ワードは左を打ちながら綺麗に左右に動き、テニソンのパンチをかわしながら左ボディー！
２Ｒ、パンチは当たっていないものの、テニソンの突進が止まらない！
左右に動くワードに、テニソンは突っ込んでクリンチが多い展開になる～ワードはワン・ツーで距離を作るが、テニソンが左フックで飛び込む！
テニソンが前に出続けるも、ワードはロープを背に右は当たらないが返しの左ボディー！
テニソンは堪えたがダウン！なんとか立ち上がりラウンド終了
３Ｒ、動きながらワードが、再びボディーを攻める～しかし、テニソンは打たれながらもアッパーを合わせていく！
ワードも足を止めて、リング中央での打ち合いになる！
４Ｒ、やはり、テニソンが追う～ワードも廻りながら打ち終わりを狙うが、テニソンがカウンターの右！
さらにテニソンが左フック！ワード効いた～必死にクリンチで逃れる！
５Ｒ、再びテニソンが出る～ワードは左を打つだけで廻る
ワードは下がりながらも、的中率はよく当てる～しかし、テニソンが圧力をかけて打ち込んでくる！
テニソンが止まらない！ワードは再びロープに詰まり打たれる！右！右！ダウン！
コーナーのテニソンが、何を慌てたかマウスピース落として試合が止まる～再開後、テニソンが直ぐに詰めにいく！
必死にクリンチにいくワードも、テニソンはアッパー連打！
崩れるワードをレフリーが支えて試合終了！
見事に５ＲＴＫＯ勝ちでジェームス・テニソンがＷＢＡインターナショナル王座２度目の防衛とともに、コモンウェルス英連邦王座とＥＢＵ欧州王座も獲得する。荒々しくガンガン前に出るテニソンが、攻めこそ最大の防御とＫＯ勝ち。特質するものは無い感じだが、スーパーフェザーでの体格を生かした闘いでＩＢＦランキングを５位まで上げる。
そして、５ヶ月後の２０１８年１０月にＩＢＦスーパーフェザー級王者のテビン・ファーマーの初防衛戦の相手に選ばれる！マーティン・ジョセフ・ワードも１０月に再起して、１１月にはＷＢＣインターナショナルシルバー王座決定戦に挑む！
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