観戦記2051 Krush.104 Krushクルーザー級王座決定戦 K- | 人生マイペンライ

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先日、世界ボクシング評議会(WBC)会長のマウリシオ・スライマン会長より1番重い階級のヘビー級とクルーザー級200ポンド(90.72kg)の間に101.6kgの新階級を造り、クルーザー級を190ポンド(86.18kg)に下げる事が決議されたニュースがあった。

スーパーミドル級が168ポンド(76.2kg)ライトヘビー級が175ポンド(79.38kg)3.18kgの差に対して、ライトヘビー級とクルーザー級が11.34kgあるので分からなくは無いが・・・・世界王者の権威が落ちてしまうのを危惧して、ボクシングファンからは指示されていない。

日本ランキングはミドル級(72.575kg)の上にヘビー級がランキングはされているが活発ではない。日本人の体格も大きくなってきてはいるので、無理にヘビー級ではなくライトヘビー級やクルーザー級を創設するのはどうなのだろうか!?

K-1では設立当初がヘビー級のド迫力KOを売りにしていたのもあり、なかなか日本人では活躍ができなかった。しかし、武蔵さんは増量に苦労するもワールドグランプリで2年連続準優勝している。

新生K-1ではヘビー級、クルーザー級(90kg)の王者決定トーナメントが開催されアントニオ・プラチバットとシナ・カリビアンが初代王者になった。そして、K-1グループのKrushにも重量級のクルーザー級王者決定トーナメントが2019年5月のKrush.101から開催され、初代K-1ヘビー級王座決定トーナメント1回戦で優勝したアントニオ・プラチバットに1RでKO負けしたK-Jee選手がエントリー!

 

‘火の国から来た巨星‘K-Jee選手こと中島啓介選手は、1990年11月に熊本県熊本市で生まれ小学生から大学までサッカーをしていたらしい~しかし、九州国際大学経済学部の時にアマチュアボクシングとキックボクシングで活躍。

キックでデビュー後はスーパーウェルター級で活躍し、6勝6KO1敗の戦績で2014年7月にはKrush.43に参戦するも元Krush70kg王者の山内佑太郎選手に判定負け~2015年4月のK-1で小鉄選手に1RでKO負け、9月のK-1でも秋元和也選手に判定負け~2016年3月にKrush.64でも阿佐美ザウルス選手に75kg契約で2RにTKO負けするが、6月のK-1ではヘビー級に上げ杉本仁選手に判定勝ち~9月にもK-1で斐也選手に2RでKO勝ちし、12月のKrush.71でも木村秀和選手に判定勝ち~2017年4月のK-1では、KOICHI選手を3RにKO負けしてしまう~8月のKrush.78では高萩ツトム選手を1RにKOして、11月のK-1ヘビー級トーナメントに参戦を熱望!

しかし11月のK-1初代ヘビー級王者決定トーナメントでは、1回戦で優勝するアントニオ・プラチバットに1RでKO負け~6月のKrush.89では植村真也選手を2RにKOし、9月のK-1初代クルーザー級王者決定戦では1回戦でブライアン・ミクグラスを1RでKOする~しかし、準決勝で優勝するシナ・カリミアンに判定負け。2019年1月のKrush.97からの初代Krushクルーザー級王者決定トーナメントでは、1回戦で工藤勇樹選手に2RにTKO勝ち

 

5月のKrush.101での準決勝では、杉本仁選手を2RにKOして決勝へ進出!

 

そして8月のKrush.104で開催される決勝で対戦するのは‘進撃のヒザ蹴り‘RUI選手!

 

1991年7月に福岡県北九州市で生まれたRUI選手も、193cmの長身ながら70kgでデビューしRISEルーキーズカップ2014で優勝~8勝5敗1分の戦績を積み、2017年11月にK-1ジム蒲田チームキングスに入会~12月のK-1に参戦も、杉本仁選手に2RでKO負け~2018年5月のKHAOS.5で訓選手に判定勝ちし、9月のK-1クルーザー級トーナメントリザーブファイトででも古田太一選手に3RにKO勝ち。

しかし、11月のK-1では加藤久輝選手に1RでKO負け~2019年2月のKrush.98での初代Krushクルーザー級王者決定トーナメントでは、1回戦で愛鷹亮選手を3RにKOする

 

5月のKrush.101での準決勝では、植村真弥選手に判定勝ちして決勝へ!

 

両者はかつて九州の福岡で同じリアルディールに所属し、同じ学校、バイトも一緒だったらしい。RUOI選手は 『遊ぶ時も飲みも一緒でした。ずっと見てきただけあって、大きいなと思いました。でも僕も負けないくらいの身体を作ってきたし、あとは明日ぶつかるだけです』 と話し、K-Jee選手は 『格闘技以外の感情は全部消しています』 と話し初代王座決定戦へ向かう!

 

2019年8月31日 Krush.104 Krushクルーザー級王者決定戦 K-JeevsRUI

 

K-Jee 17勝14KO9敗

 

RUI 12勝4KO7敗1分

 

1R、RUI選手がリング中央を取り、ローを蹴る~K-Jee選手は廻りながらロー!RUI選手は左ミドルを返す!

 

パンチを振ってくるK-Jee選手に、RUI選手は前蹴りで突き放す!さらに左ハイキック!

 

RUI選手のテンカオで、K-Jee選手は入りづらくなる~それでもパンチではK-Jee選手が上回る!

 

2R、K-Jee選手が、右ミドルからパンチで前に出る!

 

RUI選手もハイキックを連打するが、K-Jee選手は蹴り終わりにローを返す!

 

RUI選手の蹴りに、K-Jee選手は下がる~さらにRUI選手のヒザ!

 

K-Jee選手は下がりながらも、細かくローを入れながら右!効いた!

 

下がったRUI選手に、K-Jee選手が連打からヒザ!RUI選手はダウン!

 

立ち上がったRUI選手が攻める~ヒザ!K―Jee選手は冷静に見てかわす

 

K―Jee選手はコーナーに詰められても、右ミドル~右ストレート!

 

さらにK―Jee選手の右~左フック!右!

 

吹っ飛んだRUI選手!レフリーはカウントの必要はなく終了!

 

終了後は先輩と後輩に戻りノーサイド!

 

見事に2RにKOでK-Jee選手が初代Krushクルーザー級王者に輝く!リング上でアンダーカードに出場した朝久泰央選手、SATORU選手、成合選手の九州勢の活躍をアピールし 『福岡が盛り上がっています。来年K-1福岡大会やりましょう!』 と呼びかける。さらにリング下で見つめる1勝1敗の愛鷹選手にも、完全決着の呼びかけをする。

やはり日本人は、無理に増量してヘビー級よりクルーザー級(90kg)ぐらいまでだよなぁ~。そしてK-Jee選手は控室で冷静に分析し 『クルーザー級のベルトはレベルが低いので。選手たちが価値を上げないと、いいベルトにならないと思う。倒すだけじゃなく、技術的なところもアピールしていきたい。クルーザーは倒れるというのは3試合して証明できたと思う。個人の成長と階級の成長を楽しんでもらえるといい』 と冷静な目で話すところに、まだまだこの階級の伸びしろを感じる!

 

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