《本日のTV鑑賞》
6階級制覇のオスカー・デラ・ホーヤとマニー・パッキャオを入れても、7人しか達成していないボクシングの5階級制覇。そのうちの1人のノニト・ドネアが、スーパーフライ級は暫定王座だったので正規王座を奪い正式な5階級制覇を目指したい!と、なんとも男前の発言をしていた。
WBSSバンタム級トーナメントで1年間7年ぶりにバンタム級で闘い、井上尚弥選手との大感動の決勝戦を魅せてくれた 『観戦記1832』 ドネアだが・・・バンタム級でも1廻り大きかっただけにスーパーぐらい級は厳しいだろう。
2000年代は複数階級制覇がスーパースターの主流となったが、やはり80年代の階級を上げ複数階級制覇をしてきたロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズを倒し、微妙な負けとなったシュガー・レイ・レナード戦を不服に引退してしまった‘マーベラス‘マー人・ハグラーも痺れる強さだった。
なにせラストファイトのシュガー・レイ・レナードに敗北するまで、11年間37戦負けなしの怪物振り。11年前に負けたのが、2015年にWBAミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン、2017年にWBOミドル級王者ビリー・ジョーサンダースに挑戦したウィリー・モンローJrの実父のウィリー・モンローだったというからそれだけでお酒が飲める歴史あるミドル級。
そのウィリー・モンローに判定負けした3戦後に、ハグラーが闘っているのがユージーン・ハート。そして、その息子のジェシー・ハートもスーパーミドル級の世界ランカー!
1989年6月にアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィア生まれたジェシー・ハートは 「ハードワーク」異名を持ち、幼い頃からボクシングを始めてアマチュアで85勝11敗の戦績で2008年に北京五輪にも出場。2011年年度全米スーパーミドル級王者&ゴールデングローブスーパーミドル級優勝。
2012年6月にデビューして、マヌエル・イーストマンに1RでTKO勝ち~~その後も11連勝9KOで、2014年4月にサミュエル・クラークソンを判定で降しNABF北米スーパーミドル級ジュニア王座を獲得~3連勝3KOして、2015年5月にマイク・ヒメナスを6RにTKOで降しNABF北米王座初防衛とUSBA全米ミドル級王座&NABO北米王座も獲得~9月には元WBA&IBFスーパーライト級王者のアーロン・プライアーの息子、アーロン・プライアーJrとの2世対決を9RにTKOで降しUSBA全米&NABO北米王座の初防衛に成功~12月にもノンタイトル戦を1RにTKO勝ちし、2016年3月にはダショーン・ジョンソンに判定勝ちしてUSBA全米&NABO北米王座の2度目の防衛に成功~11月にも、アンドリュー・ヘルナンデスを3RにTKOで降しUSBA全米&NABO北米王座の3度目の防衛に成功~2017年4月には、アラン・カンパを5RにTKOで降しUSBA北米&NABO北米王座の4度目の防衛に成功~そして9月にWBOランキングを1位まで上げ、指名挑戦者としてWBOスーパーミドル級王者のヒルベルト・ラミレスに挑戦も僅差判定負け 『観戦記1834』
2018年2月に再起し、トーマス・ウィンボートを1RにTKOで降しNABF北米スーパーミドル級王座決定戦に出陣!
対戦するのは、KO率80%を誇るデモンド・ニコルソン!
1993年2月にアメリカのメリーランド州で生まれたニコルソンは、2013年7月に20歳でデビューして、エリ・スミスを2RにTKOで降す~その後も9連勝9KOするが、2014年11月にリーキン・バイフィールドに6RにTKO負け~直ぐに再起して8連勝7KOするも、2016年7月にエマニュエル・アリームとドロー~2017年6月には、スティーブ・ロールズに判定負け~8月に再起して、ホセ・オバンドーを2Rに棄権に追い込む。
身長で8cmリーチでも12cm上回るハードに、ニコルソンはどう噛みつくのか!?オリンピアから無敗で世界挑戦まで駆け上がったハートは、再び世界線戦で闘う為には苦戦できないNABF王座決定戦!
2018年4月28日 NABF北米スーパーミドル級王座決定戦 ジェシー・ハートvsデモンド・ニコルソン
ジェシー・ハート 23勝19KO1敗 WBO1位
デモンド・ニコルソン 18勝17KO2敗1分
1R、ハートから近づき左を伸ばしていく~ニコルソンも、長い左でハートの顔を上げる!
ハートは廻りながら左~右を打ち降ろす!さらにハートが振る~右!
ニコルソンも、ラウンド終了際に右!ハートはロープまで吹っ飛ぶ!
2R、まだダメージがありそうなハートだが、ニコルソンは一気にはいけずハートが左を突いて廻る
ニコルソン入れない~回復してきてハートが打ちこんでくる!
3R、お互いに揉み合う~ハートが右で突き放そうとするも、ニコルソンはバックステップでかわす!しかし、足がもつれて倒れるとダウンを取られる!
直ぐに立ち上がったニコルソンだが、ハートが接近戦から左右のアッパー!
ハートが躍動感ある動きからワン・ツー!ニコルソン効いた!!
さらにハートは右を叩きつけというか・・・乗っかるようにダウンを奪う!
立ち上がったニコルソンは反撃するが、ハートが右!右!
4R、さらにガンガン打っていくハート~ニコルソンは必死にガードを固めるも、ガードごともっていかれるハートの右!
5R、左は当てるニコルソンだが、その後が続かない~ハートがワン・ツーで追いかける!
6R、ニコルソンの左ではハートを止められず、ガードしながらハートは突っ込み左フック連打!
くっついて体力で潰しにいくハート!ニコルソン手が出ない!
ハート押し込む~ニコルソンも頭で押しながら左フック!しかし、ハートは右を叩きつける!
7R、ニコルソンが一気に出て連打!ハートがクリンチも、ニコルソンが出る!
ハートが右!ニコルソン効いた!手をついたニコルソンを、レフリー分けるがダウン取らない
ハードがラッシュ!コーナーに詰まりながらも必死にガードするニコルソン!
廻ったニコルソンだが、直ぐにハートが詰める!左フックでガードごとなぎ倒す!
ダメージはあるがニコルソン立ち上がる~セコンドを見て、ファイティングポーズを取らないニコルソンにレフリーは終了を宣告!
ジェシー・ハートが7RにTKO勝ちで、NABF北米スーパーミドル級王座を獲得!なんだか明らかなダウンをスリップで、明らかなスリップがダウンの試合だったがハートが圧勝は間違いないパワーを発揮。しかし、世界ランカーで無いニコルソンだったからいいが、デオンテイ・ワイルダー並みのラフさでワイルダーはあのパンチ力だからいいがハートのパンチ力では空回りさせられてしまうだろう。
ジェシー・ハートは8月にも、マイク・ギャブロフスキ3RにTKOで降しをNABF北米スーパーミドル級王座の初防衛に成功~そして、12月にWBOスーパーミドル級王者のヒラベルト・ラミレスに再挑戦する!
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