観戦記2048 4階級制覇王者 エイドリアン・ブローナーvs2階級制覇王者 ジェシー・バルガス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

Youtubeの朝倉海チャンネルで配信された、RIZINの榊原代表の協力で撮影された「朝倉海に朝倉未来と対戦を東京ドーム1億円オファー」 が面白く、朝倉海選手のいい人さがなんとも良かった。しかし、榊原社長の「0円だった路上の喧嘩が億の金になる」 の口説き文句は何ともPRIDEの世界で痺れた!

路上の伝説と呼ばれる朝倉兄弟だが、朝倉海選手が言った「親が泣きますよ~」が、なんとも良かった。当然、今や1流の格闘家となった朝倉兄弟が路上で拳を振るうことはないだろうが・・・・昔から、元や現格闘家が引退後に暴力事件を起こすことは悲しいがある。

そして現役ながら、暴力事件や女性への暴行事件を起こしながらも22人しか達成していない4階級制覇王者の‘The Problem‘エイドリアン・ブローナー!

 

1989年7月にアメリカのオハイオ州で生まれたエイドリアン・ジェロム・ブローバーは、アマで300勝19敗と云われる戦績を残すなど素晴らしい才能。しかし、かなりの「悪」だったらしくデビュー前にも強盗傷害で度々逮捕されている~2008年5月、18歳でデビューしアランテ・デイビスを1RでKO~5連続KOするも、6戦目に無効試合~その後は10連勝し、2010年6月にカルロス・クラウディオと、WBCインターコンチネンタルスーパーフェザー級ユース王座決定戦を争い6RにTKOで初栄冠~2011年1月には、ジョン・レビッシュを1Rで降しUSNBC全米ライト級王座を獲得

 

3月には、後の2階級制覇王者のダニエル・ポンセ・デ・レオンとWBOインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦を争い判定勝ちで栄冠~6月には、WBC全米スーパーフェザー級王座決定戦でジェイソン・ リーツォーを圧倒的な1RにTKOで降し栄冠 『観戦記518』 11月には、WBOスーパーフェザー級王座決定戦でヴィセンテ・マーティン・ロドリゲスを3RでKOし初の世界王座獲得。しかし、デビュー~世界王者になる間にも、何度も暴行や脅迫、飲酒運転などで逮捕される。

2012年2月には、WBO1位のエローイ・ペレスを4Rにボディーで倒し初防衛成功~7月の2度目の防衛戦は、ビセンテ・エスコビドを5RにTKO勝ちするが計量時の体重超過で王座剥奪~しかし11月に、ホルヘ・リナレスから王座を奪った 『観戦記8』 WBCライト級王者のアントニオ・デマルコに挑戦し8RにTKO勝ちで2階級制覇 『観戦記390』 2013年2月には、ギャビン・リースを圧倒し5RにTKOで初防衛成功 『観戦記430』 そして、なんと!いきなり2階級上げて、WBAウェルター級王者のマジックマンポール・マリナッジに挑戦し、手数のマリナッジに苦戦するも2-1の判定勝ちで3階級制覇 『観戦記510』

本家のフロイド・メイウェザー戦などが浮上してくるが、12月に元WBAスーパーライト級王者のマルコス・マイダナの挑戦を受ける。しかし、マイダナの頭突きなどラフファイトにペースを惑わされ初黒星となる判定負け 『観戦記661』 フロイド・メイウェザー戦もマイダナに奪われ 『観戦記772』 同日のアンダーカードで、カルロス・モリナとWBAインターナショナル・スーパーライト級王座を争い 『観戦記775』 大差判定勝ち~次戦でもWBAインターナショナル・スーパーライト級王座決定戦をし、エマニュエル・テイラーに判定勝ち~2015年3月には、ジョン・モリナに判定勝ちも評価はあがらない。さらに6月には、次世代のスター候補対決として元IBFウェルター級王者のショーン・ポーターと対戦するが、頭から突っ込むポーターに対応できず判定負け 『観戦記937』

 

10月には、ティモシー・ブラッドリーのWBOウェルター級王座に挑戦する為に 『観戦記949 』 ジェシー・バルガスが剥奪されたWBAスーパーライト級王座を、前王者のカビブ・アラクベルディエフと決定戦で争い12RにTKOで4階級制覇 『観戦記1014』 なぜかWBAはブローナーをスーパー王者に格上げ・・・・10月の初防衛戦に、WBA8位のアシュリー・セオフェインを迎えるが・・・ブローナーが前日計量で180gオーバーし、再計量にも応じないで王座剥奪。ブローナーが5万$のペナルティーを払い、セオフェインが勝った時のみ新王者誕生。試合は9RにTKO勝ちして初防衛に成功 『観戦記1238』 勝利後に「メイウェザーとスパーリングでもいいから闘わせろ!」などと発言。

 

しかし、試合の1ヶ月前に賭けボウリングで負けて相手を銃で脅して暴行し金も奪い取り指名手配されたが王座戦後に出頭することで保釈~しかし、飲酒運転の執行猶予中であったために収監。さらに、ボウリング場での裁判に酔っぱらって遅刻し1ヶ月間の収監。その後も暴力事件や女性への暴行事件で逮捕される~2017年2月に10ヶ月振りの試合で、WBAスーパーライト級4位、WBCスーパーライト級7位のアドリアン・グラナドスとスーパーライト級契約で対戦予定もブローナーが体重をつくれずウェルター級での試合に変更して2-1の判定勝ち 『観戦記1620』そしてノンタイトル戦ながら、両者とも100万$のファイトマネーが保障されたビックマッチとなる3階級制覇王者のマイキー・ガルシアと対戦も判定負け 『観戦記1776』

 

そして、9ヶ月振りの再起戦になる相手は‘The Pride of LasVegas‘ジェシー・バルガス!

 

1989年5月にアメリカのカルフォルニア州ロスアンジェルスで生まれたバルガスは、8歳の時から、フロイド・メイウェザーの叔父である元2階級制覇王者のロジャー・メイウェザーに指導を受ける~その後は元WBCスーパーフェザー級王者のコーネリアス・ボサ・エドワーズの指導を受けて、アマではメキシコ王者と全米ジュニア王者になり戦績は120勝20敗だったらしい。

2008年9月に、ジョエル・ゴンサレスを1Rわずか59秒でKOデビュー~21連勝して、2013年3月にウェール・オモトショとWBC米大陸ウェルター級王座決定戦で争い判定勝ちで栄冠~2014年2月に、カビブ・アラクベルディエフのWBAスーパーライト級王座に挑戦し判定で無敗の王者を破り王座栄冠 『観戦記759』 8月にアントン・ノビコフに判定勝ちで初防衛成功~11月には、元WBCライト級王者のアントニオ・デ・マルコにも判定勝ちし2度目の王座防衛成功~階級を上げて、パッキャオに勝ったメイウェザー 『観戦記865』 が返上をハッキリしなく、WBOが暫定王座をティモシー・ブラッドリーとジェシー・バルガスで戦うよう指令。2015年6月に暫定王座決定戦を行い、最終回にバルガスがブラッドリーをKO寸前まで追い込むもブラッドリーの判定勝ち 『観戦記949』 そして王座は、ブラッドリーから引退試合でパッキャオが奪還⇒引退で返上⇒2016年3月に、WBO1位のサダム・アリと5位のバルガスで争い下馬評を覆し9RにTKO勝ちして王座栄冠 『観戦記1196』

 

9月にIBFウェルター級王者のケル・ブルックと統一戦の話があるも、流れてブルックはゲンナディ・ゴロフキン戦へ 『観戦記1197』 念願のビックマッチの権利を掴んでパッキャオ戦を掴むも判定負けで王座陥落 『観戦記1240』

 

オマール・フィゲロアがエイドリアン・ブローナーとの対戦予定だったが、フィゲロアが肩を怪我してバルガスに対戦オファーが来る!ウェルター級の王座も獲得したブローナーだが、やはりウェルター級(147ポンド)では重く144ポンド契約の対決となる!

 

2018年4月21日 4階級制覇王者 エイドリアン・ブローナーvs2階級制覇王者 ジェシー・バルガス

 

エイドリアン・ブローナー 33勝21KO3敗1無効試合 元4階級制覇王者

 

ジェシー・バルガス 28勝10KO2敗 元2階級制覇王者

 

1R、いつも通りのL字ガードから、やはりブローナーの左が速い!

 

バルガスは様子を見ながらも、上下に左を伸ばす

 

2R、バルガスが出始める~ブローナーが下がったところに右!ブローナーかわす!

 

バルガスの手数が増える~ブローナーのカウンターを貰いにくいボディーを多く打つ!

 

3R、やはり、バルガスの手数が多い~ブローナーの打ち終わりにも当てていく!

 

ブローナーがガードを固めて近づき、プッシングもしながらバルガスをロープまで下げる!アッパー!

 

4R、バルガスが手は出すが、ブローナーは凄まじい速さのリターンを返していく!

 

タイミングを掴んだブローナーが、リターンを当てまくる~しかしバルガスは止まらない!

 

5R、再びバルガスが手数多くしつこく打っていく!

 

ブローナーは、バルガスの打ち終わりを狙い打っていく!

 

6R、バルガスが、明らかに低いボディーを打ちながら出て左フック!

 

ブローナーは、バルガスに頭から突っ込まれても回転速い連打!

 

7R、前傾姿勢で突っ込むバルガスの頭を嫌がったブローナーは、バックステップして左!

 

ブローナーが、ヒジで押すのをレフリーが注意~バルガスが右オーバー!

 

8R、ブローナーが力を込めて打つ!バルガスは下がる~ブローナー右!

 

バルガスは廻る~ブローナーが力を込め、スピードが落ちたところにバルガスの左フック!

 

9R、前に出るが攻めきれないブローナー~下がりながらもバルガスの左フック!

 

手数でバルガスが押す~ブローナーは打ち終わりを狙う!連打!

 

10R、バルガスは、疲れとダメージで動きが止まる~ブローナー右!

 

ブローナーの回転が上がるが、バルガスも右!ブローナーもカウンター!

 

11R、手数のバルガスに、クリーンヒットのブローナー~バルガスはダメージが濃いが、とにかく手数は減らない!

 

しかし、ブローナーが打ちまくる!バルガスは流石に苦しいが必死に返す!

 

12R、ポイントはどうなのか!?手数ではバルガスが盛り返す!

 

ダメージブローはブローナーだが、最後までバルガスの手数も落ちない!

 

判定は115-113 114-114 114-114 ブローナーに1者入るが1-0のドロー!

うぅ~ん・・・確かに微妙なラウンドが続いたが、有効打のブローナーと積極的な手数のバルガスだったがブローナーは待ちすぎだな。エイドリアン・ブローナーは100万ドル(約1億770万円)を稼ぎ、ジェシー・バルガスは50万ドル(約5380万円)の闘いだっただけに必死になるブローナーが観てみたい。

バルガスは6ヶ月後の10月に、スーパーライト級から上がってきたトーマス・デュロルとWBCウェルー級シルバー王座決定戦でドロー。そしてブローナーは、2019年1月にマニー・パッキャオとラストマッチ!

 

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