観戦記2001 UFC Fight Night.141 アリスター・オーフレイムvsセルゲイ・パ | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

コロナウィルスの影響でそれどころでは無くなってしまったが、今年もUFCは日本公演の予定は無かった。しかし、UFC Fight Passの日本語対応などまだまだ日本市場には魅力を感じているみたいでホッとした。

それにしてもUFCにとって中国市場は大事とみているみたいで、2019年6月にはラスベガスにあるUFCパフォーマンスセンターの3倍の広さがある「上海グランドアリーナ」を建設し、アジア圏内でのMMA選手の発掘と育成をする。そして、大会もこの上海グランドアリーナで開催され、2019年9月にはUFC女子ストロー級王者のジェシカ・アンドラージに中国のジャン・ウェイリィーが挑戦し42秒でKO勝ちしてアジア人初のUFC王者が誕生した!マカオを含めて中国圏内での大会が増えた2018年には、11月で北京大会UFC Fight Night.141が開催された。プレミナリーファイトから多くの中国人が出場したが、メインにはこれぞUFCというヘビー級のランキング戦2試合が組まれる。セミに出場すつのは、かつてK-1ソウル大会でも中国で試合をしている‘The Demolition Man‘アリスター・オーフレイム

 

1980年5月に、実はイングランドのハウンズローでジャマイカ人の父とオランダ人の母との間で生まれる~両親の離婚で6歳の時に兄のヴァレンタイン・オーフレイムと母の母国のオランダに移住。15歳の時に兄の影響で、クリス・ドーリマンの道場でMMAを習う~1999年には、RINGSで開催されたKOKトーナメントに19歳で初来日~2002年12月にはPRIDEに参戦するも、2003年のミドル級グランプリではチャック・リデルに1RでKO負け~PRIDE29では、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに判定負け。2005年のPRIDEミドル級グランプリではビクトー・ベウフォート、イゴール・ボブチャンチンに勝利もマウリシオ・ショーグンに1RにKOされる。その後も、PRIDEでは4連敗するなど印象に残るような活躍はできなかった。

しかし、PRIDEは消滅しHEROSで2007年9月に、セル ゲイ・ハリトーノフに1RでKOされる~11月にStrike Forth王座決定戦ボール・ブエンテロ DREAMになってからは、ミルコ・クロコップ戦でのローブローによるノーコンテス ト以外は総て1Rで1本またはKO勝ちをする。その間には、K-1でトーナメント制覇、Strike Forthで初代のヘビー級王座も獲得。

2011年11月に、いよいよUFCに登場。元ヘビー級王者のブロック・レスナーを、左ミドルキック~パウンドで1RにTKO勝ち 『観戦記70』 そのまま2012年5月のUFC146で、ヘビー級王者のジュニオール・ドス・サントスに挑戦予定もドーピング検査で引っかかり・・・9ヶ月の出場停止。

勝てば、再度ヘビー級王座の挑戦権を与えると、2013年2月のUFC156でアントニオ・シウバと戦うもガス切れもあり3Rに逆転TKO負け 『観戦記391』 再起戦は、2013年8月のUFC Fight Night 26でトラヴィス・ブラウン と戦うも、またも スタミナが切れたところを逆転のTKO負け 『観戦記559』 2014年2月のUFC169で、ヘビー級10位で元王者のフランク・ミアに判定勝ち 『観戦記700』 5月の、UFC Fight Night 50でベン・ロズウェルに1Rに右フック~パウンドでTKO負け。しかし、ジャクソンズMMAに移籍した効果が出てきたのか、ステファン・ストルーフを1RでKO~ロイ・ネルソンに判定勝ち~そして、元ヘビー級王者でランキング2位のジュニオール・ドス・サントスを2RでTKO勝ち 『観戦記1032』 ランキングも3位にあがり王座戦も目の前まで来て、2016年5月のUFC Fight Night 87で元王者のアンドレイ・アルロフスキーを2RにパウンドでTKO勝ち 『観戦記1129』 そして、9月のUFC203でUFCヘビー級王者のスティーペ・ミオシッチに挑戦しアリスターはPRIDEのテーマ曲で入場し念願のUFC王者を目指したが1RにKO負け 『観戦記1218』

2017年3月のUFC209では、DREAMでも勝利しているマーク・ハントと再戦しヒザ蹴りでKOする 『観戦記1322』 7月のUFC213では、元王者でランキング1位のファブリシオ・ヴェウドゥムに微妙な判定も勝利 『観戦記1387』

 

12月のUFC218では、ヘビー級4位のフランシス・ガヌーに1RでKOされてしまう 『観戦記1485』

 

さらに2018年6月のUFC225でも、カーティス・ブレイズに3RでTKO負けしてしまう。

ランカーに2連敗してヘビー級6位に落ちたアリスターが中国・北京で対戦するのは、なんとUFCデビュー戦となる無敗のセルゲイ・パブロビッチ!

 

1992年5月生まれロシア生まれ26歳のパブロビッチは、2014年12月にFight Nights Battle of Moscowでデビューしてアレクサンダー・デレビヤンコに1RでKO勝ち~その後もFull Fight、EFNなどで11連勝をする。しかも11連勝のうち8勝がTKO勝ちでUFCとの契約を掴む!

 

まさにワールドワイドなUFCらしく、オランダ人のアリスターとロシア人のパブロビッチが中国で対決!無敗のパブロビッチに、MMAだけでも62戦目のアリスターが8年振りに中国で勝ち星をあげるか!?

 

2018年11月24日 UFC Fight Night.141 アリスター・オーフレイムvsセルゲイ・パブロビッチ

 

アリスター・オーフレイム 43勝17敗1無効試合 ヘビー級6位

 

セルゲイ・パブロビッチ 12勝無敗

 

1R、お互いに慎重に廻る~パブロビッチがインロー!

 

さらにパブロビッチが蹴っていく~アリスターは手が出ない

 

パンチの打ち合いになり、1発当たったら終わりそうな展開になる!

 

しかし、アリスターから組に行き金網に押し込む

 

パブロビッチが体を入れ替え、逆に押し込んでテイクダウンを狙う~お互いにパンチ~ヒザを入れながら体が入れ替わる

 

組合いながら、アリスター首相撲から足をかけて倒し上を取り殴る!

 

1度立ち上がったアリスターだが、パブロビッチの足をパスして再びパウンド!

 

パブロビッチは必死にクローズドガードで避けようとするが、アリスターの拳が落とされ横を向く!

 

レフリーが覗き込む!止めるか!?

 

動けないパブロビッチにレフリーが止めに入る!

 

見事に1RにTKO勝ちでアリスターが格の違いを魅せる!アリスターは連敗もあり、ジムをジャクソンウィンクMMAからメインに出場のカーティス・ブレイズやニール・マグニーが所属するコロラルド州デンバーにあるエレベーションファイトクラブに移したらしく 『練習環境も代えたし、コーチ達と一緒に練習をして多くの時間を過ごして本当にいい化学反応が起きた。』 と話し 『年齢とともにこれまでのやり方では不足していた事があったと思う。なので、まだ変化をして学び直し、より良くなる事ができたのはッラッキーだ』 と、20年以上に渡るキャリアの差を魅せつけた。

なんと、この試合でのオッズはアリスターがアンダードッグだったらしく、負けていればズルズル・・・となっていたかもしれないアリスターの次戦は5ヶ月後の2019年4月にロシアのモスクワでヘビー級9位のアレクセイ・オレイニクと対戦!

 

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