観戦記1721 UFC on FOX.30 ジョゼ・アルドvsジェレミー・スティーブンス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

「あの1敗から人生が変わった」 格闘技であれば1敗が大きいのは勿論だが、無敵の王者が王座から陥落後に人が変わったように戦績が落ちることはよくある。

「MMAフェザー級絶対王者」 と呼ばれた、元UFCフェザー級王者のジョゼ・アルドも2005年11月に初黒星してからは18連勝を記録。しかも勝利した試合が、元修斗世界フェザー級王者のアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ、元WECフェザー級王者のユライア・フェイバーなど。そして、UFCで初代フェザー級王者に認定されて7度防衛するが、2015年12月にコナー・マクレガーにKOされ王座を陥落してから 『観戦記1023』 アルドの歯車が狂いだす・・・・

 

初代フェザー級王者で、4年10ヶ月王座を保持し絶対王者と呼ばれた絶対王者だったランキング1位のジョゼ・アルドは、2004年8月のデビューから7連勝し、2005年11月にルシアノ・アゼベドに1本負けのみが敗戦。2007年7月には、日本でパンクラスにも登場し昇侍選手に判定勝ち。2008年からはWECに参戦し、日本でも猛威を振るったアレッシャンド・フランカ・ノゲイラ 『観戦記136』にパウンドでTKO勝ち。2009年にマイク・トーマス・ブラウンをTKOで破りWECフェザー級王座を獲得。1試合の平均が約2分という、とんでもない秒殺試合を連発~初防衛戦では元WECフェザー級王者のユライア・フェイバーの挑戦を受け判定勝ち。2度目の防衛戦もマニー・ガンブリャンを2RにKO!

 

2010年10月に、WECがUFCに吸収されてUFCの初代フェザー級王者に認定される~2011年4月、UFC129での初防衛戦はマーク・ホーミニックに判定勝ち。2011年10月のUFC136でケニー・フロリアンに判定勝ちして2度目の防衛に成功~3度目の防衛戦は2012年1月のUFC142母国ブラジルで無敗のチャド・メンデスの挑戦を受け、バックを取られるが振り向きざまにヒザを一閃~パウンドでKO 『観戦記82』

 

2013年2月のUFC156で元UFCライト級王者のフランク・エドガーとの4度目の防衛戦は、大激闘も3-0で判定勝ち 『観戦記393』 5度目の防衛戦は、アンソニーペディスだったが負傷欠場により5位のジョン・チャンソンと戦い、4RにパウンドでTKO 『観戦記547』 2014年2月、UFC169での6度目の防衛戦はリカルド・ラマスを圧倒し判定勝ち 『観戦記701』

 

7度目の防衛戦は、10月のUFC179で再びランキング1位のチャド・メンデスの挑戦を受け判定勝ち

 

そして、2015年12月に8度目の防衛戦でマクレガーに10年振りの敗戦で王座陥落。2016年7月のUFC200で再起し、フランク・エドガーに3-0の判定勝ちでフェザー級暫定王座を獲得 『観戦記1162』 そして、マクレガーとの対決を要望も・・・マクレガーがフェザー級王座を返上~正規王者に昇格。そして2017年6月のUFC212でホロウェイとの統一戦に敗北し王座陥落 『観戦記1483』 

 

王者のホロウェイが12月のUFC218でフェザー級2位のフランク・エドガーと防衛戦予定も、エドガーが怪我で欠場しランキング1位のアルドとダイレクトでのリ・マッチとなる~しかし、3Rに完璧にTKO負け 『観戦記1483』

 

あの無敵振りが嘘のように、格闘技人生初の連敗をしたアルドの復帰戦!アルドがUFCでナンバー大会に出場するのも初で、FOX.30大会で対戦するのがフェザー級4位のジェレミー・スティーブンス!

 

母子家庭で育ったらしく、車で母親と寝て月に向かい「こんな暮らしはもう嫌だ」と泣きながら呟いた幼少期を過ごし小学校を14回転校~辛さをバネに野球やレスリングに励み、16歳で祖父の勧めでMMAを始める~Downtown Destruction、CP Xtream、Kage Kombat、Midwest Cage Championshipで6勝1敗~その後も、MCCとUGCの155ポンド級王者(70.3kg、UFCだとライト級)11勝1敗の戦績で、2007年にUFCと契約~5月のUFC71でディン・トーマスと対戦も、2Rに腕十字で1本負け~7月にMCCでニック・ウォーカーに1RでTKO勝ち~9月のUFC76でディエゴ・サライバに判定勝ち、2008年1月のUFC Fight Night.12でコール・ミラーに2RにTKO勝ち~しかし、12月にUFC194では後のフェザー級王者になるマックス・ホロウェイに判定負け~2016年5月のUFC Fight Night.88では、元王者のヘナン・バラオンに判定勝ち

 

9月のUFC215では、フェザー級に落としてきたギルバート・メレンデスに判定勝ち

 

2018年1月のUFC Fight Night.124のメインで、フェザー級13位のチェ・ドゥホに2RにTKO勝ち

 

2月のUFC on FOX.28のメインでは、フェザー級4位ジョシュ・エメットを2RにKOする 『観戦記1648』

 

フェザー級2位と4位の次期王座挑戦者を狙うサバイバルマッチ!打撃が秀でる両者だけに、KO決着間違いなしの同じ年対決!

 

2018年7月28日 UFC on FOX.30 ジョゼ・アルドvsジェレミー・スティーブンス

 

ジョゼ・アルド 26勝4敗 フェザー級2位

 

ジェレミー・スティーブンス 28勝14敗 フェザー級4位

 

1R、お互いにタックルに入る気はなく、打撃でいく~スティーブンスのロー!

 

ローキックならアルドの代名詞!蹴り返す!

 

パンチで打ち合う~スティーブンスが組みつきヒザ!

 

スティーブンスがロー~左ミドル!パンチが交差する!

 

アルドがローから組みに行くが、パンチを打ち離れる

 

スティーブンスもパンチでアルドを追い込む!アルドは沈み込み、スマッシュのような左!

 

アルドのロー!スティーブンス右も、アルドはギリギリかわす

 

それでもスティーブンスが金網に追い込み連打!

 

さらに攻めるスティーブンスに、アルドも左を合わせる!スティーブンスは右目上から出血か!?

 

スティーブンスの左は見切り、アルドが右ボディー!

 

さらにアルドが左ボディーを突き刺す!効いた!

 

下がったスティーブンスに、アルドの左はカスっただけだがスティーブンスは倒れる!

 

アルドがパウンド!なんとか動こうとするスティーブンスだが、アルドは逃がさない!

 

ついに亀になり動かなくなったスティーブンスを見て、レフリーが止めに飛び込む!

 

アルドは喜びを爆発させて涙ぐむ!

 

見事に1RでアルドがTKOでスティーブンスを降して、2年振りの勝利で連敗から脱出!パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトにも選ばれてファイトマネー+5万$!これはMMAでは珍しい実質左ボディーでのKO勝ちだが、なんとアルドのTKO勝ちは2013年8月のジョン・チャンソンに4RでTKO勝ちして以来の約5年振り。その後にマクレガー、ホロウェイにTKO負けしていただけに喜びで涙するのも分かる。

 

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