観戦記1722 東洋太平洋&日本スーパーフェザー級王座戦 末吉大vs三代大訓 | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

いよいよ5時間後の19日早朝に(現地18日)井上尚弥選手が、WBSS準決勝に登場!なんとも堪らない1戦だが、現地のオッズは井上選手のオッズが1.1倍でロドリゲスが7倍。ラウンド毎だと、5R~7Rで井上選手の勝利が9倍で1番倍率が低く、井上選手の判定勝ちが4.6倍となっている。

こんな日本人が誕生したのか!?と、感慨深く朝4時30分からの生中継を楽しみにしたい。

そして翌週の5月26日には、アメリカの大手トップランク社と契約を結ぶWBOスーパーフェザー級王者の伊藤雅之選手がアメリカのフロリダ州で2度目の防衛戦に挑どむ!

日本では伊藤選手と井上選手だと、やはり圧倒的に井上選手の報道がされているが伊藤選手の本場アメリカでの活躍をもっと報道してほしい!

やはりアメリカでは中々バンタム級ではスターに成りづらいだろうが、スーパーフェザー級(58.967kg)ぐういまでならないと中々スターにはなりづらいのだろう。

伊藤選手は2012年度全日本新人王を獲得しているが、その時の階級はフェザー級。

そのフェザー級新人王戦予選で2-1の判定負けしているのが、現日本スーパーフェザー級王者の末吉大選手!

 

東京都江戸川区出身の末吉選手は、帝拳ジムのホームページでは「なんとなく」千葉経済大学付属高校でボクシングを始める~東洋大学へ進学し、関東学生トーナメントで優勝するなど21勝8敗で国体5位の戦績を残す。2011年6月に20歳で帝拳ジムからスーパーバンタム級でデビューし、尾崎直紀選手を1RでKOする~その後も2連勝2KOするが、2012年7月にフェザー級新人王予選で後のWBOスーパーフェザー級王者の伊藤雅之選手に2-1の判定負け。しかし、その後は3連勝2KOして2013年B級トーナメントで優勝も拳を怪我して1年のブランクをつくる。

2014年9月に復帰してからも9連勝5KOして、2017年10月に尾川堅一選手が返上した日本スーパーフェザー級王座を高畑里望選手と決定戦で判定勝ちして日本王座を獲得~2018年2月、日本1位の大里拳選手を8RにTKO勝ちし初防衛に成功~5月にも、日本1位の東上剛史選手に大差判定勝ちして2度目の防衛に成功

 

そして3度目の防衛戦で、東洋太平洋王座の三代大訓選手に挑戦するダブルタイトルマッチ!

 

島根県松江市出身の三代選手は、小学生から中学生は野球をしていたらしく高校生の時に友人に勧められてボクシングを始める~3年生の時に全国高等学校総合体育大会でライト級ベスト8~中央大学に進学し、ボクシング部で主将を務めるなどアマ戦績は41勝16敗。
2017年3月にワタナベジムからB級ライセンスでデビューし、タイのパランペッチ・シスパーサクに1RでTKO勝ち~6月にはフィリピンでパブリト・カナダに判定勝ち~7月にタイのソムサックチャイ・ソーソーナロンに3RでTKO勝ち~10月にA級トーナメントに出場し、仲里周磨選手に判定勝ち~2018年1月の決勝では、正木脩也選手に判定勝ちしA級トーナメント優勝~6月に東洋太平洋スーパーフェザー級王者のカルロ・マガレに2-1の判定勝ちして、デビューわずか6戦目で王座栄冠

 

世界ランクでは末吉選手がWBO7位にランクしているが、無敗の東洋太平洋王者で海外での試合、12Rの経験をしている三代選手が格上か!?勝利した方が世界へのステップを駆け上がるのか!

 

2018年10月6日 東洋太平洋&日本スーパーフェザー級王座戦 末吉大vs三代大訓

 

末吉大 18勝11KO1敗 日本スーパーフェザー級王座3度目の防衛戦

 

三代大訓 6勝2KO無敗 東洋太平洋スーパーフェザー級王座初防衛戦

 

1R、お互いに様子をみながら左を出す~末吉選手が力み気味も攻める!

 

末吉選手がジリジリ前に出る~三代選手の左に末吉選手が右クロス!

 

2R、末吉選手が、遠い距離から左を踏み込みながら当てる~三代選手は前に出て、間合いが詰まると末吉選手が連打からボディー!

 

3R、三代選手が出る!前に前に出てプレッシャーをかけていくが、末吉選手は廻りながら左を当てる

 

4R、末吉選手のジャブが効果的に入るが、三代選手が前に出る!左フック!末吉選手の左に、三代選手が右を合わせる!

 

公開採点 39-37 39-37 40-36 末吉選手リード

 

5R、末吉選手が距離を上手く取りながら左を当てる~飛び込んでのワン・ツー!

 

それでも三代選手が打ちながら前に出るが、末吉選手は右を被せる!

 

6R、三代選手がジリジリ前に出て詰める~末吉選手は左で距離を保ちながら右!打ち合いになる!

 

7R、さらにプレッシャーを強めて入ってくる三代選手に、末吉選手は窮屈なボクシングになる~それでもジャブを出しながら廻るが、三代選手を止められない

 

8R、やはり、三代選手が追い回す~末吉選手も左で止めようとする

 

それでも止まらない三代選手に、末吉選手は右カウンター!

 

しかし、三代選手は止まらない!右!コーナーに末吉選手を追い込む!

 

公開採点 76-76  77-75 78-74 末吉選手リード

 

9R、前に出る三代選手に、末吉選手は足を使いながら左ボディー!しかし、三代選手は追い回して右!さらに、三代選手が攻める!末吉選手は廻る

 

10R、やはり常に攻めているのは三代選手~ジャブでは止まらない三代選手に、末吉選手も右を打ちこむ!

 

11R、ボディーを打っていく三代選手だが、まだスピードが落ちない末吉選手が廻って右!

 

12R、最終ラウンドでも、三代選手は前に出ていく!末吉選手も引けない!打ち合う!

 

末吉選手のオーバーフック!効いたか!?しかし、三代選手も最後まで攻めて試合終了

 

判定は、115-113 113-115 114-114 まさに3者3様のドロー!

 

後半に追い上げた三代選手だったが上回るまではいかなかった。お互いに保持するベルトを防衛となったが、末吉選手は 『取れなかった悔しさが強い』 と話せば、三代選手も 『考えすぎた。もったいなかった』 と話す。スーパーフェザー級といえば両者のジムの先輩である内山高志さんと三浦隆司さんが保持していたタイトル。

末吉選手は今月の5月4日に大黒拳選手と日本王座の防衛戦、三代選手は今年の3月に渡邉卓也選手に判定勝ちして東洋太平洋王座を防衛している

 

★そして尾川選手は2月に再起戦を判定勝ちしている 格闘技blogランキングをクリック⇒

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