観戦記1492 世界前哨戦! ジャレット・ハードvsイオナット・ダン・イオン | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

Bellator KickBoxing10でのベラトールキック初代ライト級王座決定戦!ジョルジオ・ペトロシアンvsチンギス・アラゾフの K-1 70kg王者対決が楽しみすぎて連日、アラゾフとペトロシアンの試合を観ています。

あらためて「70kg」というスピード&パワーがいる階級での日本人の活躍は難しいよなぁ~と、思ってしまう。

70kgだとボクシングでいうとスーパーウェルター級(69.853kg)日本人では輪島功一さんが3度世界王者、工藤政志さん、三原正さん、石田順裕さんと4人の世界王者が出ている。ミドル級は(72.575kg)竹原慎二さんと村田諒太選手、ウェルター級(66.678kg)は日本人では世界王者が出ていないのになぜかスーパーウェルター級では4人も出ているのは不思議だ。

そんなスーパーウェルター級はやはり多くの人種が存在する階級となり、現代ボクシングで人気を誇ったフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、サウル・アルバレスも世界王者として君臨していた。

そして、アメリカの期待の新鋭ジャレット・ハードもスーパーウェルター級で世界前哨戦!

 

1990年8月生まれでアメリカ・メリーランド州アコキーク出身のジャレット・ハードは、アマで30戦程はしているが、2008年ナショナル・ゴールデングローブスにミドル級で出場し2回戦で敗退ぐらいしか目立った戦績はなく2012年9月にマイク・アーノルド相手にミドル級でデビューして1RにKO勝ち~連勝は続けるが強豪との対戦はなく、2014年末までは14連勝8KOも6回戦での戦績~8回戦、10回戦にクラスを上げても3連勝3KOの登り調子で、2016年6月に初の名前のある選手ロンドン五輪メキシコ代表のオスカー・モリナと対戦し10RにTKO勝ち!

 

対戦相手は、ルーマニアのイオナット・ダン・イオン!1981年生まれでこの時点で35歳
 

 

2004年4月のデビューから26連勝14KO~しかし、2010年6月に4階級制覇のロバート・ゲレロとも世界王座を争った 『観戦記265』 セルチュク・アイディンに初黒星~再起3連勝するも、2011年11月に再びセルチュク・アイディンと対戦するも判定負け~しかし5連勝後の2015年4月に、ケル・ブルックのIBFウェルター級王座に挑戦するも4R終了時にTKO負け 『観戦記863』

 

9月の再起戦に勝利し、全勝のジャレット・ハードと対戦!噂のハードがラフなパンチで世界前哨戦と言われている試合をクリアーできるか!?元世界1位の意地をイオナット・ダン・イオンが魅せるか!?

 

2016年11月12日 世界前哨戦! ジャレット・ハードvsイオナット・ダン・イオン

 

ジャレット・ハード 18勝12KO無敗

 

イオナット・ダン・イオン 35勝18KO3敗

 

1R、ダン・イオンが前に出て打っていく~ハードは廻りながら様子をみながら右のタイミングを計る

 

2R、ダン・イオンが細かいパンチでハードを下げさせる

 

しかしハードもカウンターの右から左フック!連打!

 

3R、距離が詰まってボディーの打ち合い!ダン・イオンが右オーバーフック!

 

体力で勝るハードはボディーで押しながら、L字ガードから左フック!

 

4R、ダン・イオンが押し込む!攻めるがハードの左フック!

 

それでもダン・イオンは体ごと押し込む!しかし、ハードに体を入れ替えられ連打を喰らう

 

5R、前に出て手数はダン・イオンだが、ヒット数は明らかにハードか!?

 

6R、ダン・イオン出る!しかし、ハードは柔らかく上体を動かしかわす

 

ハードが左を突きながら廻り、アウトを取り右を打ち下ろす!

 

効いた!ハードが一気に連打!レフリー止めるか!?

 

ダン・イオンは必死にクリンチも、ハードに引き離され再び連打を喰らう!

 

あわててセコンドがストップを要請!

 

見事にハードが6RにTKO勝ちで世界ランカーを撃破!風貌と強烈なパンチでワイルドに感じるが、脇を締めて意外にモーションの少ないパンチをしっかり当てている。

そして、この試合の3ヶ月後の2017年2月にジャーマル・チャーロがミドル級に階級アップの為に返上したIBFスーパーウェルター級王座決定戦でトニー・ハリソンと対決!

 

★その後はララ、トラウトなどのベテランとの対決! 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村