観戦記１４１８　ＵＦＣ２１５　ヘンリー・セフードｖｓウィルソン・ヘイス

《本日のＴＶ鑑賞》

昨年の村田選手のＷＢＡミドル級王座栄冠を観ても、やはり五輪金メダリストというのはアスリートとしての‘モノ‘が違うなと感じました。プロレスも好きな私は、１９９６年アトランタ五輪レスリング金メダリストのカート・アングルの凄まじいスピードの動きはリアルな強さがあり大好きです。

２００４年のＰＲＩＤＥ男祭りでも、２０００年のシドニー五輪であの‘霊長類最強‘アレキサンドル・カレリンを破って金メダルを獲得したルーラン・ガードナーがＭＭＡデビュー戦ながら吉田秀彦さんを圧倒し判定勝ちするなどレスリングのメダリストの身体能力は凄まじく、ＭＭＡにおいてのタックル～キープ力は打撃を凌げばそのままＭＭＡに通用するほど。

そして、２００８年北京五輪レスリングのフリースタイル金メダルのヘンリー・セフード！セフードはメキシコからの不法移民の両親の第６子らしく幼い頃はかなり貧しく苦労したらしい。サンノゼ、ロサンゼルス、ラスクルーセス、フェニックスと移り住みながら兄の影響でレスリングを始める～高校時代はコロラド州とアリゾナ州で数々のタイトルを栄冠しジュニアの世界大会でもｊ２位になる。同時にアマチュアボクシングのし州大会で優勝するほどの実力だったらしい。

まさにＭＭＡをする為の学生時代だが、２００８年の北京五輪でアメリカ・レスリング市場最年少の２１歳で金メダルを獲得～２０１２年のロンドン五輪の予選で敗退しＭＭＡに転向。２０１３年３月にＷＦＦでマイケル・ポーを１Ｒで降す～３週間後の同じ月にＧｌａｄｉａｔｏｒでショーン・ヘンリー・バーネットをまたも１Ｒで降す～４月のＷＦＦでもアンソニー・セッションを１ＲでＴＫＯ～さらにＧｌａｄｉａｔｏｒ、Ｌｅｇａｃｙでも勝利を続け２０１４年１２月のＵＦＣｏｎＦＯＸ.１３でダスティン・キムラに判定勝ちしＵＦＣデビューを飾る～２０１５年３月のＵＦＣ１８５で、クリス・カリアソにも判定勝ち～６月のＵＦＣ１８８でも、チコ・カムスに判定勝ち～１１月のＵＦＣＦｉｇｈｔＮｉｇｈｔ７８でジェシー・フォルミーガにも判定勝ちしデビュー１０連勝。そして、２０１６年４月のＵＦＣ１９７でデメトリアス・ジョンソンのフライ級王座に挑戦するも１ＲにボディーへのヒザでＴＫＯ負けし初黒星で王座栄冠ならず～さらに１２月のＴｈｅＵｌｔｉｍａｔｅＦｉｇｈｔｅｒ（ＴＵＦ）２４のコーチ対決でジョセフ・べナビデスに２－１の判定負けし連敗もランキングはフライ級２位をキープ

対する相手はフライ級５位のウィルソン・ヘイス！ヘイスはブラジルでホベルト・ゴドイにブラジリアン柔術を習い、ゴドイがブラジリアントップチーム（ＢＴＴ）に入ったのでヘイスもＢＴＴ入りする～２００３年に世界柔術選手権の３位、２００４年にブラジルのリオで開催された世界柔術選手権の茶帯プルーマ級で優勝。アメリカでのグラップラーズ・クエストでは何度も王者になり、ブラジリアン柔術で黒帯～２００７年７月にＥｘｔｒｅｍｅＣｈａｌｌｅｎｇｅで馬場成保選手に判定勝ちでデビューを飾る～ＣＩＴＣ、ＳｈｏＸＣ、ＥｌｉｔｅＸＣなどで連勝を続け、２００８年９月にはエイブル・カラムを判定で降しＥｌｉｔｅＸＣバンタム級王座に輝く。２００９年４月からは、Ｂｅｌｌａｔｏｒに参戦しフェザー級トーナメントでヘンリー・マルチネスに判定勝ち～しかし５月の準決勝でジョー・ソトに判定負けで初黒星。その後もＢｅｌｌａｔｏｒのしフェザー級トーナメント、バンタム級トーナメントに参戦も優勝ならず。２０１１年１１月には、ＷＦＥバンタム級王座決定戦でブルーノ・メネセスと対戦し１Ｒで１本勝ち～２０１２年もマイナー団体で活躍し、２０１３年９月のＵＦＣ１６５で念願のＵＦＣにバンタム級で初参戦しアイヴァン・メンジバーに判定勝ち～しかし、２０１４年２月のＵＦＣＦｉｇｈｔＮｉｇｈｔ.３６でユーリ・アルカンタラに１－２の判定負け～フライ級に転級し、８月のＵＦＣＦｉｇｈｔＮｉｇｈｔ.４９でジョビー・サンチェス判定勝ち～１０月のＵＦＣ１７９でスコット・ヨルゲンセンに１Ｒで１本勝ちと連勝する～２０１５年５月のＵＦＣＦｉｇｈｔＮｉｇｈｔ.６７でジェシー・フォルミーガに判定負け～２０１６年１月には、ＵＦＣｏｎＦＯＸ１８でダスティン・オーティス判定勝ち～７月のＵＦＣ２０１では、ヘクター・サンドバル１Ｒにチョークで１本勝ち。ヘイスはＵＦＣ２０１でデメトリアス・ジョンソンのフライ級王座に挑戦が決まっていたがジョンソンの怪我で流れて、フライ級王座戦をアピールしている佐々木憂流迦選手に２０１７年２月のＵＦＣ２０８で対戦しタックルで倒しまくり判定勝ち『観戦記１３１０』