《本日のＴＶ鑑賞》
昨年、見事にＷＢＡミドル級王者になった 『観戦記１３８６』 村田諒太選手の初防衛戦が４月１５日に欧州王者歴があるＷＢＡ１０位のエマヌエーレ・ブランダムラと決まりました！
しかも、会場が日本人初のミドル級王者になった竹原慎二さんが初防衛戦で９ＲにＴＫＯ負けし王座陥落した横浜アリーナというのも感慨深いものがある。
そんな村田選手は日本人と対戦することはこの先ないだろうが、日本スーパーウェルター級王座を２０１７年４月に奪取した井上岳志選手の所属するワールドスポーツジムの斉田竜也会長が 『誰とでもやるのがジムの方針。チャンスがあれば東洋太平洋、ＷＢＯアジアパシフィックを狙って世界ランクに入りたい。最後は村田諒太とやるとか、チャンスをもらえれば』 と語っていた。
その井上選手の日本スーパーウェルター級王座の初防衛戦！
埼玉県出身の井上岳志選手は、駿台学園高校で国体で優勝～法政大ではボクシング部のキャプテンとして活躍し、全日本選手権ウェルター級で準優勝～大学卒業後、一度は就職したもの２０１３年に米澤重隆さんの引退スパーリングの相手を務めた後にプロ入り宣言。普段の井上選手は、度の強いメガネをかけて、裸眼ではそれこそ「目と鼻の先」しか見えないらしい 『高校選抜も、検査で引っかかって出られませんでした。親からも何十万ものお金をかけてもらって、視力を上げるトレーニングをしているんですけどね。なかなか効果が出なくて…』 井上選手は今も、ボクシングをするための、ギリギリの視力しかないらしい。
当然、頭を付けてのインファイトを身上とする井上選手は２０１４年８月にデビューも永田大士選手とドロー～その後は８連勝４ＫＯ（ＴＫＯ）で、２０１７年１月に元日本＆東洋太平洋ウェルター級王者のベテラン渡部あきのり選手と対戦し激しい打ち合いを制して判定勝ち 『観戦記１２７３』 そして４月に斉藤幸心丸選手を７ＲにＴＫＯで降し日本スーパーウェルター級王座を獲得。
そして、初防衛戦の相手は！沖縄出身で白井・具志堅ジム所属の長濱陸選手。アマで１１勝７敗の戦績を積み、２０１５年６月に２３歳でデビュー～２０１５年度のミドル級新人王。３連続ＫＯ中でプロ３年目で日本王座挑戦のチャンスを掴む。
ロベルト・デュランが好きな井上選手とゲンナディ・ゴロフキン好きの長濱選手のＫＯ必至の王座戦！
２０１７年８月１０日 日本スーパーウェルター級王座戦 井上岳志ｖｓ長濱陸
井上岳志 １０勝５ＫＯ無敗１分 初防衛戦
長濱陸 ７勝３ＫＯ無敗１分 日本スーパーウェルター級１位
長濱がゆっくり距離を計りながら前に出る～井上は廻りながら一気に頭から突っ込む
長濱選手が左を突きながら、距離を作り左フック！
井上選手は、距離を取りながら飛び込んで左右のフックを上下に
.長濱選手が左を突き前に出るも、井上選手は頭から突っ込み左ボディー！
低く体ごと突っ込む井上選手に、長濱選手はアッパーを合わせる！
揉み合いになってくると井上選手が有利か！？しかし長濱選手が右ボディー！
それでもこの距離は井上選手か！？パワフルなフックを振る！
長濱園主が前に出てボディー！井上選手は廻りながら飛び込む！
公開採点 ４９－４６ ４９－４６ ５０－４５ ３－０で井上選手がリード
６Ｒ、井上選手が低く頭から入っていきパンチをねじ込む！右！長濱選手が下がりながらボディー！体力は井上選手か！？
長濱選手が左で前に出るも、右まで繋げられずに井上選手に潜られアッパーから連打をもらう
長濱選手が左で前に出るも、右まで繋げられずに井上選手に潜られアッパーから連打をもらう
井上選手がラウンド開始直後から一気に詰める！長濱選手をロープまで追い込む！極めにきてる
長濱選手も必死に廻るが、井上選手はグイグイ追い詰め右！効いた！
井上選手が連打！長濱選手も打ち返すが井上選手は冷静にかわす
井上選手の強烈な右！右！
ロープに詰めて連打！レフリーが走る！
動きが止まった長濱選手にレフリーが割って入る！
見事に８ＲにＴＫＯで井上選手の防衛成功！実にパワフルなボクシングで井上選手の完勝！して井上選手は次戦の２０１７年１１月に東洋太平洋スーパーウェルター級王座＆ＷＢＯアジア太平洋スーパーウェルター級王座決定戦でラーチャシー・シットサイトーンに８ＲにＴＫＯ勝ちして王座を獲得している。
２０１８年１月には、井上選手は日本王座を返上。そして、来月に（２０１８年２月）野中悠樹選手とＩＢＦスーパーウェルター級２位決定戦として対戦する。ＩＢＦスーパーウェルター級は１位は空位なはずなので、勝者がジャレット・ハードへの挑戦権を得る可能性が高い！
