観戦記1401 世界前哨戦! 荒川仁人vsアドニス・アゲロ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

今年も残り1ヶ月を切りました!今年だけでもボクシングの世界王者は、2月の福原辰也選手から、小国以蔵選手 『観戦記1259』久保隼選手 『観戦記1293』 拳四郎選手 『観戦記1329』 比嘉大吾選手 『観戦記1319』 京口紘人選手 『観戦記1344』 木村翔選手、山中竜也選手、岩佐亮佑 『観戦記1371』 村田諒太選手 『観戦記1386』 と10人の新たな世界王者が生まれ(久保選手、福原選手は陥落)来週にはアメリカで、IBFスーパーフェザー級4位の尾川堅一選手と5位のテビン・ファーマーとIBFスーパーフェザー級王座決定戦が行われるのでもう1人世界王者が増える可能性が高い。

そして、来年にはWBOライト級世界王座を狙う現在WBO4位、WBA15位の荒川仁人選手の前哨戦が12月2日にありました!

 

 

 

「ベイビーフェイス・スナイパー」の異名を持つ荒川選手は、高校時代には野球でピッチャーをしていたらしいがWOWOWのエキサイトマッチを観てボクシングを始める決意をし、高校卒業後に同級生の父親が会長を務める八王子中屋ボクシングジムに入会~アマでは全日本実業団のライトウェルター級で優勝し、2004年2月に山下真外選手を1RでKOしデビューを飾る~5月には中沢勇輝選手を2RでKO、10月に前田拓馬選手に判定勝ち~その後も4連勝3KOで、2005年11月には後の日本&東洋太平洋ライト級王者の加藤善孝選手に2-1の判定勝ちし東日本新人王を獲得~全日本新人王でも小出大貴選手に判定勝ちし、2005年全日本新人王を獲得~しかし、2006年9月には加 藤善孝選手に0-2の判定でリベンジされ初黒星~2007年4月に遠藤智也選手を8RにKOし再起し、3連勝後に東洋太平洋ライト級王者のランディ・スイコに挑戦するも0-1のドローで王座獲得ならず~3連勝後の2010年4月に、近藤明広選手を2-0で降し日本ライト級王座を獲得~9月に、大村光矢選手を5RにTKOで降し初防衛に成功~2011年1月、中森宏選手を8RにTKOで降し2度目の防衛に成功~6月には、生田真敬選手を4RにTKO勝ちで3度目の防衛に成功~10月には、東洋太平洋ライト級王座決定戦でジェイ・ソルミアノを2-1の判定で降し王座栄冠~2012年2月には、三垣龍次選手に判定勝ちし初防衛に成功~8月にも、嶋田雄大選手を8RにTKO勝ちし2度 目の防衛に成功 『観戦記251』 2012年11月に、メキシコで1位の荒川選手と2位のダニエル・エストラーダでWBCライト級挑戦者決定戦を争い大激闘も10Rに負傷判定負け(しかし、この試合の負傷判定になった原因の5Rの傷は荒川選手のヒッティングであり本来はTKO勝ちのハズ)WBCは再戦を指令するが、エストラーダは再戦を拒否し荒川選手がWBC1位に復帰する~2013年5月に、調整試合でパクプーム・オーベンジャマッドを2RにKOする~アントニオ・デマルコを、2012年11月に8RTKO勝ちでWBCライト級王者を奪い 『観戦記390』 2013年2月にギャビン・リースを5RにTKO勝ちし初防衛に成功している 『観戦記430』 エイドリアン・ブローナーがポール・マリナッジのWBAウェルター級王座に挑戦する為に設定された、WBCライト級暫定王座決定戦をWBCライト級2位のオマール・フィゲロアと対戦し場内大熱狂の激戦も判定負けで世界王座栄冠ならず 『観戦記560』

 

 

2014年3月には、MGMガーデンアリーナでホルヘ・リナレスとWBCライト級次期挑戦者決定戦で対戦も判定負け 『観戦記728』

 

 

7月に近藤明広選手との再戦を制すも、12月に日本ライト級王者の加藤善孝選手との3度目の対戦で判定負け~所属ジムをワタナベジムに移籍するも、2015年6月には元日本スーパーフェザー級王者の内藤律樹選手に判定負けし連敗 『観戦記902』

 

11月に杉崎由夜選手に判定勝ちで再起し、2016年4月に徳永幸大選手の日本ライト級王座を再栄冠~9月に塚田祐介選手を6RにKOし初防衛に成功~2017年1月には、WBOアジア太平洋ライト級王座決定戦でアンソニー・サバルデを判定で降し栄冠~7月にマルボン・ボディオンガンを6RにTKOで降し、WBOアジア太平洋ライト級王座の初防衛に成功。

 

 

そして、来年の世界戦を見据えて対戦するのはフィリピン・ライト級3位のアドニス・アゲロ!18歳でデビューし、ホルヘ・リナレスを破り 『観戦記170』 三浦隆司さんと激闘をする 『観戦記556』 メキシコのセルヒオ・トンプソン、コロンビアのミゲール・マリアガなど世界各地の強豪と闘い、2013年8月には日本で京口竜人選手と対戦しドロー。地域タイトルを5度挑戦するなど16敗しているが、13度は判定まで持ち込んでいる決して諦めないファイター。

 

試合は62.5kg契約で行われ、今月の23日には36歳となる荒川選手としてはKO負けが少ないアゲロをキッチリ倒しWBO4位の実力を世界戦へアピールしたいところ!

 

 

2017年12月2日 世界前哨戦! 荒川仁人vsアドニス・アゲロ

 

 

荒川仁人 30勝18KO6敗1分 WBO4位

 

 

アドニス・アゲロ 28勝19KO6敗2分

 

 

1R、アゲロが前に出る~荒川選手は廻りながら上下にパンチを散らす!アゲロもボディーを返す!

 

 

2R、アゲロは、体を振りながら入っていきボディー!荒川選手はステップでかわしてカウンター!ロープに詰めて左を廻す

 

 

荒川選手が連打!それでもアゲロは、前に出て強打を打ち込む!

 

 

 

3R、アゲロが出るが、荒川選手の左アッパー!アゲロの右をかわして左ストレート!

 

 

 

さらに荒川選手は左を当てるが、アゲロは怯まない

 

 

4R、アゲロが、頭を低く振りながら突っ込んでいきボディー!左右のフック!荒川選手もボディー!距離が近くなる

 

 

5R、アゲロが低くボディー!荒川選手も打ち合う!距離を取ると荒川選手だが、アゲロは詰めて右を上下に当てる!

 

 

6R、荒川選手が右を当てて綺麗に攻めるが、アゲロが振り回して乱戦に持ち込もうとする

 

 

7R、荒川選手はクリーンヒットはされないものの、どうしてもアゲロの勢いをさばききれない

 

 

8R、アゲロが突っ込むが、荒川選手は右でアゲロを止めておいて左!それでもアゲロは止まらない

 

 

9R、動きが落ちてきたアゲロを、荒川選手はボディーワークでかわし狙い打ちしていく!しかし、アゲロはしぶとくボディーを連打で返す

 

 

10R、豪快に振り回すアゲロに対し、常に当てていれのは荒川選手だがダウンは奪えず終了のゴング

 

 

 

判定は、97-93 97-93 98-93 3-0で荒川選手の勝利だが、やはりアゲロはしぶとかった!荒川選手は 『応援有り難うございました。今回の試合、納得いく試合はできなかったですが、最低限の結果を出す事が出来ました。もう次に向けてのスタートは切られているので、課題を見つけて取り組んで行きたいと思います。2017年も応援有り難うございました』 と話す。低く頭から入ってくるからバッティングも怖いし、いいパンチを荒川選手が入れるも追撃を許さないタフさがアゲロにはあった。 そして、来年の2月3日にアメリカのテキサス州コーパスクリスティーでWBOライト級1位のメキシコのレイムンド・ベルトランと2位のパウルス・モーゼスがWBOライト級王座決定戦が開催されるのが有力らしく、荒川選手も観戦し勝者に挑する計画が進んでいるらしい。

 

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