行政書士試験 平成25年度問49 戦後日本の物価の動きに関する問題 | 行政書士試験 独学チャレンジ!!

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こんにちは。

 

廃棄するのがもったいないと思った

 

父も母も農家の出身でしたので、小さい頃から米一粒大切にってことを言われて育ちました。

 

だから、私的には、これは当然の感覚のような、、、

 

余ったものであれば、処分にかかる費用も必要でしょうし、持ち帰ったと言われれば、たしかに横領とも言えます。

 

弁済もしているようですし、きちんとしたルールづくりが必要かも知れません。

 

これよりも「十分な資力があるにもかかわらず、給食費を支払わない保護者」を何とかすべきでははてなマーク

 

今日の過去問は、平成25年度問49の過去問○×式で解答してみましょう。

 

戦後日本の物価の動きに関する記述について、正誤判定をしてみましょう。

 

 

それでは、早速。

 

 

 

問題

日本では第二次世界大戦直後に年率100%を超えるハイパー・インフレーションが起こり、その後も、「復金インフレ」と呼ばれた激しいインフレーションが続いた。

 

 

 

正解は?

 

 

 

今日は、「戦後日本の物価の動き」に関する問題です。

 

1問目は、「インフレ」の問題なんですが、、、

 

第二次世界大戦直後の出来事。

 

問題では、第二次世界大戦直後、

 

年率100%を超えるハイパー・インフレーションが起こった

その後も、「復金インフレ」と呼ばれた激しいインフレーションが続いた

 

と言っています。

 

ハイパー・インフレーションhyperinflation)=短い期間に物価が急激に高騰する激しいインフレーションのこと。

 

これは、問題に書かれた通り、正しい記述です。

 

戦後でしたから、モノ不足日本政府の財政赤字が原因でした。

 

当然ながら対応策を打ち出す訳なんですが、、、これがなかなか上手くいかない。。。

 

対応策=復興需要に対応するため、復興金融金庫(復金)を設立

 

戦後の混乱期です、当然ながら民間からの資金が集まらなかった訳です。

 

政府は、復興するために、日銀引受けにより市場の通貨量を増やし、設備投資等への融資をしたため、ハイパーインフレは続きました

 

このインフレを「復金インフレ」と言います。

 

 

予備知識

インフレの種類

 

コスト・プッシュ・インフレーション=災害による生産力の低下、資源の高騰や人手不足による供給力の低下など

 

つまり、供給力の不足によって物価が上昇するケースのこと。

 

ディマンド・ブル・インフレーション=景気拡大に伴い総需要が増大して、全般的な価格上昇を引き起こすなど

 

つまり、需要が需要を呼ぶ形で物価の上昇が引き起こされるケースのことを言います。

 

消費増税前の駆け込み需要なんかが想像しやすいですね。

 

 

それとこの問題速度による分類。。。

 

クリーピングインフレ=好況・不況に関係なく、毎年1~2%と率は低いが持続的に物価が上昇する状態。忍び寄るインフレーション。

 

ギャロッピングインフレ年率数十%という高い物価上昇率が続く状態。ギャロップとは、馬の駆足のこと。

 

ハイパーインフレ=短い期間に物価が急激に高騰する激しいインフレのこと。

 

creeping(忍び足)→galloping(駆足)→hyper(超)

 

こんな感じ。。。

 

 

 

問題

日本の高度成長期には、消費者物価は年率で平均5~6%の上昇が続いた。これは、主に中小企業製品や農産物、サービスの価格が上昇したためである。

 

 

 

正解は?

 

 

 

2問目は、この問題。

 

日本の高度成長期

 

時期的には、1954年(昭和29年)12月頃から1973年(昭和48年)11月頃までの約19年間を言うそうです。

 

問題の高度成長とははてなマーク

 

飛躍的に経済規模が継続して拡大することで、好景気時の実質経済成長率が約10%以上を表す

 

なるほど。。。真顔

 

問題では、日本の高度成長期には、

 

消費者物価は年率で平均5~6%の上昇が続いた

主に中小企業製品や農産物、サービスの価格が上昇したため

 

このように言っています。

 

時期的にいろんな出来事があった時期ですね。

 

・池田内閣の「所得倍増計画(10年間に国民の所得を倍にする)」が発表(1960年)

東京オリンピック(1964年)

大阪万博(1970年)

 

当時は、景気も良く、給料も上がり中小企業製品や農産物、サービスの価格などが上昇し、継続的なインフレでした。

 

ですから、この肢は正しい記述です。

 

今と言えば、、、

 

物の値段が上がる値段が据え置かれても量が減らされる

 

けれども給料は上がりません。(

 

私より上の世代は、上がったベースで給料をずっと貰ってましたけど。。。ムキー

 

我々は据え置き世代。。。

 

生涯年俸の違いは、どんだけぇ~。。。()ごとではない。ムカムカ

 

この期間の好景気ははてなマーク

 

神武景気1954年(昭和29年)~1957年(昭和32年)

岩戸景気1958年(昭和33年)~1961年(昭和36年)

オリンピック景気1962年(昭和37年)~1964年(昭和39年)

いざなぎ景気1965年(昭和40年)~1970年(昭和45年)

列島改造景気1971年(昭和46年)~1973年(昭和48年)

 

まさしく、「経済規模が継続して拡大する」ですね。

 

連なっています。。。

 

 

 

問題

第一次石油危機による原油価格の上昇は、列島改造ブームによる地価高騰と相俟って、「狂乱物価」と呼ばれる急激な物価上昇を招いた。

 

 

 

正解は?

 

 

 

3問目はこの問題なんですが、、、

 

こ、これははてなマーク

 

昨日、ちょこっとやりましたね。(

 

第一次オイルショック狂乱物価、、、たしかに見た単語です。

 

1973年、第一次オイルショックは、第四次中東戦争が勃発したことで、原油価格が高騰し、発生したものでした。

 

問題には、「列島改造ブームによる地価高騰相俟って、」と書かれています。

 

これは、1972年、総裁選前の田中角栄さんが発表した政策「日本列島改造論」のことです。

 

工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとモノの流れを巨大都市から地方に逆流させる “地方分散” を推進すること

 

これにより、その候補地域の土地の買占めなどが起こり地価が高騰

 

そして、最初に見た、第一次オイルショックもあり、インフレが加速。


この一連の流れで起きたのが「狂乱物価」と呼ばれる激しいインフレです。

 

この肢は、正しい記述です。

 

その後、1979年には、第二次オイルショックがありました。
 

 

 

問題

1980年代後半から、低金利によって余った資金が土地や株式などに投資され、地価や株価などの資産価格を高騰させて、いわゆる「リフレ経済」を招いた。

 

 

 

正解は?

×

 

 

 

4問目は、この問題。

 

この問題のポイントになるワードは、

 

1980年代後半

リフレ経済

 

この2つ。

 

1980年代後半で、

 

低金利によって余った資金が土地や株式などに投資される

地価や株価などの資産価格を高騰させて、いわゆる「○○○経済」を招いた

 

と、くれば、、、.。o○.。o○

 

バブル経済」ですね。

 

問題に書かれた、「リフレ」とははてなマーク

 

デフレーションから抜け出た状態で、インフレーションにはなっていない状態のこと

 

この肢は、間違いです。

 

リフレではなく、「バブル経済」です。

 

 

 

問題

円高によるアジアNIESからの安価な製品の流入、大型小売店やディスカウントストアの出現などにより、1990年代以降は、「価格破壊」が起こることもあった。

 

 

 

正解は?

 

 

 

今日の最後の問題です。

 

う~ん、問題を見ているとサラッと「はてなマーク」ってのが書かれてることがある。

 

まだ、知識不足ってことなんですね。ショボーン

 

アジアNIESとははてなマーク

 

まず、NIESとは、新興工業経済地域のこと。

 

で、アジアが付くってことは、アジアの新興工業経済地域ってことですね。

 

んじゃどこはてなマーク ってことになるんですが、

 

具体的には「韓国、台湾、シンガポール、ホンコン」のことを指します。

 

1990年代以降、円高により、海外のものを安く買うことができるようになりました。

 

韓国、台湾、香港、シンガポール等(アジアNIESからの安価な製品が流入してきたり、大型小売店やディスカウントストアが出現することにより、「価格破壊」が起こることがありました

 

身近な価格破壊と言えば、今は「100円ショップ」がありますね。

 

国内の第一号は、1985年愛知県春日井市にオープンした「100円ショップ」のようです。

 

まぁ、これは余談。(

 

この肢は、正しい記述です。

 

 

 

余った給食の問題

 

いろんな見方、考え方があると思います。

 

教諭が持ち帰ったと言うところに問題があるんだと思いますが、

 

生徒に持ち帰らせていた場合はどうなのかはてなマーク

 

欠席したとか何らかの理由で残ったものでしょうが、それに対する給食費を払っている人がいる訳で、、、

 

そう考えれば、生徒に持ち帰らせるのも問題ですし、、、

 

これは難しい問題です。

 

 

十分な資力があるにもかかわらず、給食費を支払わない保護者

 

平等に平等に考えて欲しいですね。

 

 

今日のところはここまでです。

 

 

お疲れ様でした。

 

 

んでねい。バイバイ

 

 

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