こんにちは。
今日は基礎法学です。
今日の問題に関して言えば、私が解説すべきものではありませんね。
独学ですから、ここまでの深い知識はありません。
それでも試験は受かりますし、書かれている内容もすべて知っていた内容です。
不思議ですね。
クイズ番組とか見てたからですかね
ですので、今日は選択肢を用意してあります。
今日の過去問は、平成19年度問2の問題をやりたいと思います。
法格言に関する組合せ問題ですね。
それでは、早速。
問題
ア 法実証主義の考え方によれば、「[ A ]もまた法である。」が、自然法思想によれば、「[ A ]は法ではない。」ことになる。
イ 時効の制度は、「[ B ]の上に眠る者は、保護されない。」という法格言から説明することもできる。
ウ 「[ C ]は証拠の女王である。」という法格言があるが、刑事訴訟において、[ C ]が被告人に不利益な唯一の証拠である場合には、有罪とすることはできない。
エ 「事実の不知は許されるが、[ D ]の不知は許されない。」という法格言があるが、責任主義の観点から、この法格言がそのまま通用する訳ではない。
オ 「[ E ]は遵守されなければならない。」という法格言は、[ E ]の拘束力の根拠とされることがある。
1. A道徳 B法 C物証 D倫理 E法
2. A悪法 B権利 C自白 D常識 E慣習
3. A道徳 B権利 C物証 D倫理 E契約
4. A悪法 B権利 C自白 D法 E契約
5. A倫理 B法 C証言 D法 E慣習
正解は?
4
いかがですか
歴史とか知らなくても解けている人はいると思います。
特に、[ イ ]の時効の制度は有名です。
[ イ ]は、「権利」ですよね。
これを軸にしていくと解答は2~4の三つに絞られますね。
とすると[ ア ]は、「悪法」か「道徳」、[ ウ ]は、「自白」か「物証」です。
[ ア ]に関して言えば、「[ A ]もまた法である。」と言ってますので○法、つまり「悪法」が入ることになりますよね。
道徳=人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。
懐かしいですが、道徳は小学校でやりましたよね。
生命を大切にする心や善悪の判断などを学ぶものです。
規範の総体であり、法ではありません。
[ ア ]が解ると[ ウ ]は必然的に「自白」で決定します。
ここで正解が2か4に絞られます。
あとは[ エ ]と[ オ ]を検討して終了です。(笑)
[ エ ]は、「常識」か「法」、[ オ ]は、「慣習」か「契約」です。
これはどっちも解るんですが、ハッキリしているのは[ オ ]ですね。
遵守されなければならないのは「契約」です。
慣習=ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。
慣習=しきたりと考えれば「まもるべきもの」ではあるんですが、法格言には「遵守」と言う言葉が入っています。
遵守=規則や法律などにしたがい、それをまもること。
法律などの後ろ盾があって「契約」が誠実に履行されます。
[ オ ]が解りましたので、[ エ ]は、「法」になります。
今日の問題は、私的には基礎法学と言うより、一般知識の位置付けの問題でした。
問題は作成者の考え方で何とでもなります。
この問題をTV的に言えば「雑学」になるでしょうし。。。
独学で試験に合格することを考えるならば、深く学習するところではないと思います。(あくまで私的な意見です。)
ここを掘り下げる時間は無いと思いますしね。。。
これ、法学部ならやったんでしょうね、残念ながら私は経済学部でしたから。
試験に受かるためには割り切りも大切です。
今日も最後まで有難うございました。
今日のところはここまでです。
んでまずまた。
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