紺野陽吉と尾崎宗吉 | 緑の錨

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歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

1月26日の明治学院公開講座「二人の戦没作曲家」で演奏される紺野陽吉と尾崎宗吉の生没年を調べました。

紺野陽吉 1913年~1945年
尾崎宗吉 1915年~1945年

世代的に、紺野陽吉と尾崎宗吉が本来戦後の長い時期活躍する可能性のあった音楽家だとわかります。二人が10代後半から20代すべてを戦争と政治の混乱の中で過ごしてきたことも。

比較のため、他の音楽家の生年も調べてみました。

作曲家では髙田三郎が1913年生。

演奏家ではピアニストの甲斐美和(1913年生)、原智恵子(1914年生)、井上園子(1915年生)と同世代。

海外に目を向けると、イギリスのベンジャミン・ブリテン(1913年生)と同世代です。

今年は紺野陽吉と尾崎宗吉の生誕百年にちょうどはさまれた年。二人を記念するのにふさわしいと思います。