久々の大ヒット『ゴールデンカムイ』 | ぷぷぷ日記

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久々の大ヒット! (個人的に。世間でも大ヒット中)

「モノを増やさないため、漫画は電子で買うこと」

という買物ルールを破り、既刊23冊を紙でセット買いしてしまった!

 

電子書籍は場所をとらなくていいんだけど以下のような不満がある。

・気軽にペラペラできない

・読み返すのにダウンロードのひと手間がいる

・購入サイトが一生読める状態を保証してくれるわけではない

 

ゴールデンカムイは時々読み返したい、また長く大事にしたいほど

デレデレに惚れたので、この始末となりました。

セットは中古で買いましたが、続刊は紙版を予約しています。

 

予約しているのは24巻だけど、杉元の表紙をリンクに採用↓

 

 

 

なんでこんなにツボにはまったのか考えてみた。

  • 日露戦争が好き。日露ものは希少。明治の軍服かわいい。
  • 馬や武器、産業革命途上な感じの道具立てが萌える。
  • 歴史・文化・民俗・動植物などをしっかり調べて描いているのが素晴らしい
  • 鹿児島から北海道、満州、オホーツク、ロシアまで広範に物語が展開
  • 基本、キャラがかわいい。その他の変態たちも魅力的。
  • シリアスなメインストーリーとてんこ盛りのギャグでお腹いっぱい

キャラが概して礼儀正しく優しく、全員屈折しているけど作者の表現のおかげか

読んでいて嫌な気持ちになることはありません。(私の場合は、ですけども)

 

今後の展開は

脇キャラの過去が明かされるエピソードが度々挿入されて

「回数を稼ぐ目的の挿入話かな」と思ったら、これが今後の展開に生かされてくるらしい。

話の構成がうまい! と思って今後に期待が高まりました。

 

しかし、23巻終了時点で、アシリパが自分に託された使命を自覚してしまった。

これにより、狩猟にしか興味のなかったアシリパの行動がシリアスなものになっていくでしょう。

 

今後は、今までと違った読み心地になりそう。

アシリパがアイヌと他の北方少数民族を幸せにする というのはパラレルワールドな歴史ものに

シフトしない限り無理なわけで、うーん、どうなるんでしょう。

期待半分、怖さ半分といったところです。

 

アイヌ民族について、うしろめたく思うこと

少数民族、民俗学、文化人類学といったあたりは

大学時代の専門分野の範疇でもあり、私には馴染みがあります。

 

しかし、北海道に何度か旅したあげく札幌に4年ばかり住んでいたのに

アイヌに特別な興味を払うことはありませんでした。

 

というか、あまり見たくなかった。

 

20年以上前のことですが、

「アイヌ文化に触れる」とは、一般には観光用のコタンで見世物としての踊りを見たり、

土産店でムックリや木彫り像を買うといったものでした。

 

最後のアイヌ語話者の音声テープがあるということも聞き、

アイヌ文化は実際の生活には存在しないのだと思いました。

「見世物」だけなら、見ても仕方がないな、わびしくて見たくないな と思ったのでした。

 

明治から昭和にかけて、日本は単一民族で少数民族は存在しないという見解を

政府が推進していたためでしょう。当時は一般に「アイヌは絶滅した民族」という

ことになっていました。

 

時代とともに世界的に少数民族の権利を認める流れとなり、

現在は立派なアイヌ文化の博物館・資料館が新設され、研究・保存も盛んになっているようです。

アイヌ民族の団体もあり、標本になっていたアイヌの人骨が返還されたなどのニュースもありましたね。

 

文化というのは、それに寄り添って生きる人がいれば続いていくものだと思います。

形を変え、昔とは違った流儀になったとしても、独特の考え方・感じ方が生きていれば

「存続している」と言えるのではないでしょうか。

 

「アイヌ文化はなくなった」と断じてしまった過去を反省しつつ、

そのうちアイヌ文化を真面目に訪ねてみたいと思います。