呉を訪れたあと、広島を通り越して岩国城へ行ってきた。
岩国の見所はなんといっても木製アーチの連なる錦帯橋だ。
ジョーンズが鵜飼に励む後ろに映っているのがそれです。
橋脚は頑丈な石積み、橋の下から見上げる木製架構の美しさは見飽きることがありません。現在の橋は2003年に架け替えたものですが、最初に作られたのは1673年。素晴らしい技術です。
ちなみに岩国城は・・・この橋をひきたたせるために再建されたようなものです。なにしろ、橋と同時に写真がとれるように、本来の天守台より手前に再建されているのですから。本来の天守台が現状のすぐとなりに保存されているのはちょっと妙なものです。
関が原が終わってからできた城(1608年)としてはめずらしく、おもいっきり山のてっぺんにある山城です。ロープウェーでないと上がれません。転封されてきた吉川広家、いつかここにこもって一戦・・・という気概があったのでしょうか。挑戦的ですね。おかげさまで、南蛮風をとりいえたチャーミングな天守は、一国一城令によりたった7年でとりこわされたそうな。
というわけで天守はコンクリの外観復元を楽しむばかりですが、
城下は錦雲閣など古い建物が点在し情緒ある街でした。
手頃な宿がすべて満室で一泊できなかったのが残念・・・広島へ戻って一泊とは味気ない。
河原の大駐車場で野宿でもすればゆっくりできたかもしれません。