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茨城大学人文社会科学部正保研究室

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今日は校長を務める附属特別支援学校中学部(1〜3年)で授業をしました。生徒数は18名。

本校では去年の高等部授業から約1年振りの授業です。

 

1.フルーツバスケット

  (1)赤、青、黄の3色ビブスで。

  (2)予め用意されたカード(約 30枚)で(「カレーが好きな人」などと書いてある)。

2.聖徳太子ゲーム

 いつもは3文字バージョンを使うのですが、今日は2文字で。

 カードに書かれた2文字の動物(鳥、魚、昆虫含む)の名前を2人が同時に発声。それを聞いて当てる。

3.おもちゃ・ゲームジェスチャー

 カードに書かれたおもちゃやゲームをジェスチャーで演じ、それを見て当てる。

4.空いたイス取りゲーム

 1コ余ったイスに座ろうとするオニをみんなで協力して邪魔する。

 

フルーツバスケットはウォーミングアップ的に。ビブスは見てわかりやすいから。カードは30枚ほど用意しましたが、やっているうちにカードを取りたくてわざと立ち残る生徒も(^_^)

発話の難しい生徒もいるのでフルーツバスケットや聖徳太子ゲームは困難がある生徒もいましたが、先生や友達の協力でなんとかこなしました。失敗だったのはカードの文字をカタカナで書いたこと。配慮不足でした。

その点、おもちゃ・ゲームジェスチャーは言語能力フリーなので、より多くの生徒が楽しめたようでした。

最後の空いたイス取りゲームでは積極的に動く生徒は1/3位なのですが、それ以外の生徒たちも他の子の動きを見て大笑いしていて、みんな楽しく授業できたようでした。

学校のサイトに簡単な紹介があります(10月16日)。

http://www.yougo.ibaraki.ac.jp/

 

握手当て、ノイズ、トラストウォーク、トラストフォール

 

今日のテーマは「信頼」。

だが、結構問題も生じた。

 

握手当て。二人で向かい合って立ち、握手をする。一方の側が他方の側の手の感触を憶え、その後、眼を閉じた状態で元の相手を探す。

大体の生徒はできるのだが、一部の生徒(クラス)ではそもそも眼を閉じることができない。また握手をすることもできない。

眼を閉じることができないのはなぜなのか? 基本的信頼感かと推測したが、どうだろうか?

眼を閉じている間は無力な存在になる。無力な自分をさらすには環境(他者)に対する基本的信頼感が必要だが、皆がそれを有しているとは限らない。

もう一点、「普段しないこと」に対する抵抗もあるかもしれない。普段しないことをするということは「変化」を受け入れるということになる。変化を受け入れることに抵抗を感じる者もいる。

このような理由で抵抗を示した生徒がいたのではないだろうかという推測である。

困難なクラスはプランを変更して授業をした。生徒たちに「何がしたいか?」聞いてみたらフルーツバスケットとのことでフルーツバスケットをすることに。楽しくできたが、それでも一人途中退室があった。難しい。

 

他のクラスは問題なくできた。

ノイズ。二人でペアになり、合い言葉を決めて、一方が眼を閉じ、パートナーが声を相手を誘導する。

トラストウォーク。上記の二人の一方が眼を閉じ、他方が掌で他方を誘導する。

途中で、掌を別のメンバーと交換し、どんどんパートナーを代えていく。眼を開けると全然別の相手とペアになっていることになる。

ペアを作らせるとほとんど必ず男女別になるが、この方法だと男女の壁をたやすく越えられる。

 

トラストフォール。倒れる一人を3人が後ろで受け止める。安全に十分配慮するよう、ふざけないよう口を酸っぱくして言って実施。みんな結構きちんとやっていた。

 

時間に余裕があったクラスでは輪になってやるトラストサークルも実施。

しかし、どうしてもこれはふざけてしまう。強く押したり、突き飛ばしたりして笑い声が出る。

落ち着いて、信頼感を醸成してやるのは大人でも難しいのだ。

 

(この記事2017年12月29日に書きました)

今日のテーマは「アイコンタクト」

 夏休みが明けて最初の授業。人間関係に困難を抱える生徒たちも、そろそろ学校生活に慣れてきている頃だ。この日は、アイコンタクトをテーマとして授業を構成した。

ボールゲーム

 全員で輪になって実施した。ボールを「エア」で投げ、受け取る。投げる前にアイコンタクトをすることがポイント。でないと誰に向かって投げているのかわからない。生徒たちにとっては若干苦手な課題だが、まあまあうまくやれていた。ボールは青、赤、黄色の3色。問題なくできた。積極性の高いクラスでは途中からボールに加えて、「子ネコ」「ウナギ」「槍」などを入れて行った。みんな笑ったり驚いたりしながら受け渡していた。

トランプ・ステイタス

 一部の生徒には少し難しかったようだが、それでも大体楽しくできていた。途中で「会話タイム」を入れて、「昨日の夕食」を話し合う時間を入れた。これによって、さらに数字に対する情報量が増えたと同時に、相互のかかわりも活性化された。ごく一部にトランプを手にもったまま、動こうとしない女性生徒が2名いた。声をかけても体をよけるだけで反応はなし。授業後に書かれたふりかえりシートを見るとそれぞれ「今日はすごく楽しかった」「楽しかった。本日はありがとうございました」と書いてあった。このような一見「矛盾」したことはときどき生じる。何が、生徒たちにとっての「心の現実」なのか、ということは案外見えにくい。

ウィンク・キラー

 みんなドキドキ顔で歩いていた。ごく一部にウィンクやアイコンタクトに対してというよりも「キラー」という言葉を怖がる生徒がいたり、顔を伏せたまま歩き続ける生徒もいたが、みんなワーク自体を楽しんでいた。もともと対人関係や他者の視線に苦手意識がある生徒たちが多いのだが、そんなことはほとんど感じさせない様子だった。

 

 感想はほとんどが「楽しかった」というものだった。紋切り型の感想が続く中で最後に感想を発表したある生徒は、「こうやってみんなとかかわって思ったことだけど・・・」と具体的な言葉で感想を述べ、皆から拍手を受けていた。

茨城大学公開講座「教育と臨床に活かすインプロヴィゼーション」開催しました。今年で11回目(!)の開講です。
今年は共同講師の絹川友梨さんが今年出版された「インプロワークショップの進め方」(晩成書房)に準じた形でインプロワークショップのファシリテーションに焦点を当てて2日間のワークショップを構成し、私も1日目にミニレクチャーを行いました。
今年は茨城県内外から23名の方のご参加がありました。終了後の皆さんの感想から続けて開催していくことの意義をしみじみ実感しました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

心を育てるグループワーク 正保春彦 2016(平成28年) 茨城大学教育実践研究 第35号,475頁-488頁.

 

各種のグループワーク活動をかかわる活動、理解する活動、表現する活動の3つの枠組みの元に理解することを提案しました。

 

ここでの提案を軸に、各種グループワーク例やグループワークの進め方、実践例などをまとめて『心を育てるグループワーク』(金子書房)を出版しました。

 

茨城大学リポジトリ

 

『心を育てるグループワーク』(金子書房)

2017年8月19日(土)20日(日)の両日、筑波大学大塚キャンパスにおいて平成29年度ARPS(

活動的ロールプレイング研究会)夏季研修会を開催しました。

以前は、研究部会を開催したこともあった筑波大学大塚キャンパスでしたが、久しぶりに行ってみてそのリニューアルぶりにびっくり!。別の大学か!?という位にきれいになっていました。

参加者は少々少なめでしたが、今年は新しい試みとしてパペットを使ったセッションを取り入れてみたりして、新しい学びがありました。本ブログを見て大阪から来られた参加者もあり、懐かしい久しぶりの参加者もあり、また我らが師である台利夫先生のお元気な姿も拝見できて、実りある研修会でした。

 

皆様。

事務窓口の対応が遅れております。まだ申込書が届かない、という方。いらっしゃいましたら申し訳ありませんが、茨城大学社会連携センター(029-228-8413)にご確認をお願いします。

受付名簿は私の方で確認しております。

申込書が届いた方から、期日までに受講料を銀行振り込みしないと受講が無効になる、旨の記載があるとのご連絡をいただいておりますが、そのようなことはありませんのでご案内申し上げます。当日までのお振り込みが間に合わない場合、後日の振り込みでも結構です(但し、必ずお振り込みお願いします(^_^;)。また、当日、受付での現金払いは受け付けかねます)。

いろいろご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。

茨城大学公開講座「教育と臨床に生かすインプロヴィゼーション」受付締切今週末(18日)です。申込みお忘れの方、予定の変わった方などどうぞ!


9月2日(土)・3日(日) 10時〜17時
講師:絹川友梨・正保春彦

会場:茨城大学水戸キャンパス茨苑会館

申込先:茨城大学社会連携センター

http://www.scc.ibaraki.ac.jp/department/syogai/extension/liberal_arts

FAX:029-228-8495

Mail:shougai@ml.ibaraki.ac.jp

受講料:6,168円
申し込み期間:7月10日(月)〜8月18日(金)

 

今年の講座内容は、共同講師の絹川友梨さんが今年1月に出版された『インプロワークショップの進め方』(晩成書房)に準拠して、そのものずばり「インプロワークショップの進め方について考える」です。インプロ・ゲームを楽しみながら、随時ワークショップ・ファシリテーティングのあり方について振り返っていきます。さまざまな現場での実践を考えておられる方は是非ご参加ください。

 

ジェスチャー系ゲームを2件アップしました。

 

おもちゃジェスチャー

 おもちゃやゲームをジェスチャーで表現します。「体の記憶」を思い出すことがカギになります。

 

仕事ジェスチャー

 SingleとDoubleの二つがあります。

 Singleは一人で演じ、演技力がカギになるのに対し、Doubleは二人(あるいはそれ以上)で演じ、連携がカギになります。

 

整理の都合上、2014年9月の記事としてアップしてあります。「エクササイズ集:表現するワーク」をクリックしてください。