小学校での実践例です。
今回はサイコロトーキングで行いました。
小学校での実践例です。
今回はサイコロトーキングで行いました。
先週の話になりますが2022年11月30日につくば国際会議場(エポカルつくば)で開催された「令和4年度子ども・若者育成支援に関する研修会」(茨城県福祉部子ども政策局青少年家庭課主催)で「心を育てるグループワーク 〜不登校を未然に防ぐために〜」と題して講演をしました。
会では不登校・多様な学びネットワーク茨城の石田佳織様、武田理良様による茨城県内の不登校に関する報告に続いて1時間半の時間をいただき、表題に基づいて講演を行い、さらに30分間の簡単なワークを行いました。
講演はグループワークに関してあちこちでお話してしているお馴染みのものですが、今回は「年間10時間をグループワークに使うことで不登校などの問題を未然に防止できる」ということを強調し、その後のグループワークでは「35(サーティファイブ)」というワーク(最高点が35ポイントになる)で、「学校で年間10時間を捻出するにはどうしたら良いか」ということについて参加者相互でブレーンストーミングを行いました。
そこで得られたトップ5の結果は以下のとおりでした。
1位(27ポイント):「月1回の昼休み・学年集会・学活での実施」
2位(26ポイント):「清掃の時間をカットする」
3位(25ポイント):「短縮授業を10日実施する」
4位(24ポイント):「朝の会、帰りの会で少しの時間でも取り入れ、毎日続けていく。学校で大きな行事として楽しむ。」
4位(24ポイント):「各教科で1時間ずつ確保できるように授業を組み立てる。」
その他、8位(21ポイント)の「絶対に必要であれば、とりあえず10時間確保してしまう。あとは教頭先生が何とかしてくれます。」も説得力がありました。
どれもなるほどと思わせるアイディアでしたが、個人的にビッグポイントが入ったのは「校長の話をやめる」(16位、19ポイント)でした。元校長としても辛いところ(笑)。
拙著『心を育てるグループワーク』が金沢市の主権者教育ワークショップ補助教材で紹介されているのを偶然見つけました。
ありがとうございます。
藤代小学校さん3学年でグループワーク授業をしてきました。
4時間目の1学年の後、お昼休み(給食)を挟んで3学年で授業をしてきました。
今回も、小学校だからと敢えて内容は変更せず、一般的な内容で実施しました。
でも2歳違うだけでこんなに違うかという位、落ち着いていました。
1.聖徳太子ゲーム
通常は3文字(音)の動物で実施しますが、年齢(学年)を考えて2文字(音)で実施。
その前にトランプを使って5人ずつ6グループに分けました。
5人だと発声側が2人で回答側が3人なので、3人のうち誰か一人分かれば次に進めるので子どもたちの負担が減ります。また、最終的にこの時間は「私は木です」で終わろうと考えていたので、5人でグループを作るとやりやすい、という点もありました。
はじめに大人が演示してから実施。問題なく取り組んでいました。
2.おもちゃジェスチャー
今度は一転して声を出さないジェスチャーゲーム。おもちゃをジェスチャーで伝えますが、年齢を考えて、内容は簡単なものをセレクト。こちらも問題なし。
ここで再度トランプを使ってグループをシャッフル。新しい5人1組になります。
3.家電ジェスチャー
いつもは仕事ジェスチャー1人バージョン→2人バージョンと続けるところですが、時間的に2つは難しいだろう(小学校なので45分授業)ということと、仕事は結構難しい、ということで家電ジェスチャーに。これも簡単なものをセレクトしましたが、こちらも問題なし。
4.私は木です
はじめに先生方に参加してもらって演示。先生方が「模範」をやってくれると子どもたちの関心が一気に高まります。
「じゃあ、みんなでやってみよう!」というあっという間に教室中に活動が広がりました。
なんとか数分、実施の時間をとって、終了。
最後に、「今日は何が楽しかった?」と問いかけると教室中から「ハイ!、ハイ!」の声が。全員の感想は聞けないので各グループから1人ずつ「代表」の意見を聞いて、さらに「各グループで1人一言言って」として終了。みんなの感想が溢れました。
1年生クラスと合わせて3年生クラスでも敢えて一般的な内容で実施したのはグループワークの「ユニバーサル・プラン」を考えているからです。
学年ごとに内容を変えるのはきめ細かい実施という点では理に適っていますが、一方実施する側、準備する側の負担は結構なものになります。
標準的な内容で各学年実施できれば負担は減ります。同じ、内容では子どもたちが飽きるのでは?という心配に対しては、「子どもたちは自分たちの発達段階に応じて活動に取り組む」と答えたいと考えています。
藤代小学校さんでグループワーク授業をしました(その1)
11月11日(金)に藤代小学校さん1年生(23人)で授業をしました。
いろいろな学校・その他の場所でグループワーク授業をしてきましたが、小学校はあまり経験がありません。
ましてや1年生単独での授業は初めてです(1年生と6年生の異学年交流はかなり以前に行いました)。
さて、「何ができるだろう?」と考えつつ、基本的には『心を育てるグループワーク』から実施することとし、「手合わせ」、「風船ゲーム」、「一歩前へ!」、「さいころ・とーきんぐ」を実施しました。
1.手合わせ
グループワークの初めに実施することの多いワークです。
通常は1回、2回、3回、4回、5回と増やしていき、5回まで行くと、今度は4回、3回、2回、1回と減らしていきます。
一度に通しは無理だろうと考え、まずは1→5回だけを実施することにしました。が、これがなかなか難しい。
まずは2人1組のペアを作るところで時間が少々。
ペアができてもなかなか2人のタイミングが合いません。できるペアはできるのだが、難しいペアも結構ちらほら。よくあるパターンだけど手を合わせるタイミング・強さの調整が難しい。
まあ、中学生でも難しい子は結構いるので、そこは無理ないか。
5回→1回はかなり困難。
本当は4人1組、8人1組とやろうと思ったのですが断念。
2.風船ゲーム
手合わせで8人グループを作った後、風船ゲームを、という流れを考えていたのですが、手合わせを途中で断念したので、グループ作りから。
口頭で「3つのグループに分かれて」と言っても子どもたちはできない。
見かねた見学の先生が「1号車、2号車、3号車!」と言うと、なんとか3グループに。手伝っていただいて助かりました。
風船を見せただけで子どもたちは一気にハイテンションに。
「これは普通のやり方は難しいだろうな」と考え、急遽、ルールを2つ導入。
ルール1:座ってやること。
ルール2:続けて風船には触らない。
このルールを確認してから実施しましたが、それでも子どもたちは一気にハイテンションに。
いつの間に立ち上がる子、続けて風船に触る子、「一度も触れない」と泣き出す子…と混乱状態に。
でも見方を変えると盛り上がってはいるのでしばらく様子を見たところで、風船ゲームは終了に。
「おしまいだよ〜」と言うと、案外抵抗なく、終了。
3.一歩前へ!
風船ゲームのグループのまま、少し大きめの輪になって実施。
はじめに大人数人で輪になって演示。やり方は示せたが、「何を言うか」を具体的に例示してないことに気づき、黒板にいくつか書き出したが、「好きなもの」が言いやすいかなと。はじめに大きな紙に書き出しておけばよかった。
2〜3周回ったところで終了。
4.さいころ・とーきんぐ
スゴロク・トーキングをバラしたサイコロ・トーキングをさらにひらがなにして、内容も一部易しくして実施。
みんな積極的に取り組んでいました。プリントを手に持って読み上げようとする子が結構いて、みんなに見えるようにね、という指示を何回か。
少し、時間は延長になりましたが、最後は楽しく、みんな笑顔で終えることができました。
もう少し「1年生」ということで準備しておけばよかったと反省。
8月22日・23日に茨城大学公開講座「心を育てるグループワーク」を開催しました。
同名の拙著および茨城大学授業に準じた内容のワークショップです。
今年は中学校〜高校での毎月1回年間計10回の授業を想定し、その内8回の授業を体験し、解説を加える形で行いました。
関東一円からご参加いただき、充実した時間を過ごすことができました。新学期を控え、さまざまな場面で活用されることを期待します。
今回行ったワーク(目的)は以下の通りです。
8月22日(月)
第1回(4月:学級開き・他者理解)
・風船ゲーム
・手合わせ
・一歩前へ!
・サイコロトーキング
第2回(5月:ソーシャルスキル・発声)
・聖徳太子ゲームA
・聖徳太子ゲームB
・ボリュームアップ
・声合わせ
第3回(6月:ソーシャルスキル・アイコンタクト)
・ボールゲーム
・私あなた
・目が合ったらジャンプ!
・トランプステイタス
第4回(7月:ソーシャルスキル・対人スキル総合)
・はじめてのお使い
・人間コピー機
8月23日(火)
第5回(9月:身体表現)
・おもちゃジェスチャー
・仕事ジェスチャー
・仕事ジェスチャー2人バージョン
・私は木です
(追加課題:Bang!、上下ドン!)
第6回(10月:言語表現)
・知ってるよ!
・それはちょうどいい!
・ワンワード
(追加課題:空いたイス取りゲーム)
第7回(12月:共感力・他者視点1)
・5つの扉
・お見立て
・私は有名人
第8回(1月:共感力・他者視点2)
・何やってるの?
・秘密のセリフ・I
・秘密のセリフ・Y
・秘密のセリフ・F
標記公開講座のお申し込み締め切りまであと1週間です。
講座の開催日は8月22日(月)、23日(火)ですが、間にお盆休みが入るため、学内手続き上締め切りが早めになっています。
尚、当初締め切りは7月29日(金)でしたが、8月3日(水)に延長してあります。
お申し込みはどうぞお早めに!
2022年8月22日(月)、23日(火)の2日間、茨城大学水戸キャンパスで「心を育てるグループワーク 楽しむことから始めよう!」の公開講座を開催します。
新型コロナ禍のため3年ぶりの開催となります。
「心を育てるグループワーク」は従来行われてきた各種のグループワークを「かかわる活動」「理解する活動」「表現する活動」の3つに集約・再編し、学校現場などにおいて実施しやすくアレンジした総合的グループワーク活動です。
講座では各種のワークを2日間で計約30件ほど体験していただきます。
その上で、活動の背景にある理論や、実際の運用に関するマインドの他、各種Tips、実践事例等について解説を行います。
各種のワークは正保著『心を育てるグループワーク』(金子書房)に準じて行われ、活動に必要なプリント類は同書に掲載されていますので、2学期開始後すぐに活用することができます。
どうぞ奮ってご参加ください。
申し込み最終締切りは8月3日(水)です。
〔参考〕2020〜2022年度の「心を育てるグループワーク」実践校
小学校:茎崎第三小学校
中学校:大宮市立第二中学校、水戸第五中学校、岩間中学校
高校:水戸二高、水戸三高、佐和高校、大洗高校、茎崎高校、筑波高校