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茨城大学人文社会科学部正保研究室

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県立笠間高校さんでグループワーク授業をしてきました。

笠間高校さんで授業をするのは初めてです。

今日のプログラムは手合わせ、風船ゲーム、一歩前へ!、スゴロクトーキングの4つです。

スゴロクトーキングは長年慣れ親しんだ角型スパイラルをやめて、新バージョンの曲線一周型で行いました。

従来のスゴロクトーキングでは、結婚や子ども(育児)に関する話題があったのですが、セクシュアル・マイノリティの方々には話しにくいという声がありましたのでこれを廃止しました。

また、最後が「ゴール」だと普通のスゴロクゲームのように先を急ぐ傾向があるようで、こちらも廃止して元に回帰する形にしました。

写真ではわかりにくいですが、近著で紹介する予定です(発刊が遅れています)。

 

 

写真が緑っぽいのはカーテンが緑色だからです。

2022年10月から土曜日に開催してきた臨床心理相談室グループセッション(全5回)が終了しました。

 

参加者は小・中学生4名(いずれも男児)で多くはASDの診断を受けています。

1回1時間半で中身は拙著『心を育てるグループワーク』所収のゲームを中心にみんなで遊ぶというものです。アシスタントの大学院生が2名ついています。

中心になったゲームは、他者と心の世界を重ねたり、他者の心を察しながら遊ぶというゲームで、いわば彼らが苦手とするものばかりで、なおかつ中高生を対象としたゲームがほとんどです。

でも毎回みんな楽しく取り組むことができました。

人気があったゲームは、トランプステイタス、ジェスチャーゲーム、秘密のセリフといったところ。

トランプステイタスや秘密のセリフは相手のリアクションを見ながら、自分のアクションを調整するといったもの。特に秘密のセリフは小学生にはかなり難しいし、実際なかなかできないんだけど、これが「面白い」とのこと。

 

今日、最終回に当たり終了後、保護者の方々と短い面談を実施したところ異口同音に言われたのは子どもたちが毎回のセッションを楽しみにしていたということ。「やらされている感が全くなくて、本当に楽しみにしていて」とのこと。

また、子どもたちは何をしたかを保護者の皆さんにはあまり言わないようで、簡単に概要をお話したところ、「家でも相手の気持ちを考えなさい」と言うんだけどあまり聞く耳がない。「子どもにとって必要なことに楽しく取り組めてよかったです」という感想もありました。

 

さまざまな特性を持った子どもたちに、敢えて彼らが苦手とすることをやらせわけですが、子どもたちはそれを楽しんでやっているという面白い現象です。

正に楽しむことは正義だと思いました。

子どもたちは「次はいつやるの?」と言いながら帰って行きました。

ただし、5回は十分な回数じゃなかったなと思いました。可能なら10回位必要か。さてどうしたものか。

 

※1月10日差し替えました。

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※日程は一部変更になっています。

 

先週の話になりますが2022年11月30日につくば国際会議場(エポカルつくば)で開催された「令和4年度子ども・若者育成支援に関する研修会」(茨城県福祉部子ども政策局青少年家庭課主催)で「心を育てるグループワーク 〜不登校を未然に防ぐために〜」と題して講演をしました。

会では不登校・多様な学びネットワーク茨城の石田佳織様、武田理良様による茨城県内の不登校に関する報告に続いて1時間半の時間をいただき、表題に基づいて講演を行い、さらに30分間の簡単なワークを行いました。

講演はグループワークに関してあちこちでお話してしているお馴染みのものですが、今回は「年間10時間をグループワークに使うことで不登校などの問題を未然に防止できる」ということを強調し、その後のグループワークでは「35(サーティファイブ)」というワーク(最高点が35ポイントになる)で、「学校で年間10時間を捻出するにはどうしたら良いか」ということについて参加者相互でブレーンストーミングを行いました。

 

そこで得られたトップ5の結果は以下のとおりでした。

 

1位(27ポイント):「月1回の昼休み・学年集会・学活での実施」

2位(26ポイント):「清掃の時間をカットする」

3位(25ポイント):「短縮授業を10日実施する」

4位(24ポイント):「朝の会、帰りの会で少しの時間でも取り入れ、毎日続けていく。学校で大きな行事として楽しむ。」

4位(24ポイント):「各教科で1時間ずつ確保できるように授業を組み立てる。」

 

その他、8位(21ポイント)の「絶対に必要であれば、とりあえず10時間確保してしまう。あとは教頭先生が何とかしてくれます。」も説得力がありました。

どれもなるほどと思わせるアイディアでしたが、個人的にビッグポイントが入ったのは「校長の話をやめる」(16位、19ポイント)でした。元校長としても辛いところ(笑)。

2022年12月10日(土)13:30〜16:00に水戸で標記のフォーラムが開催されます。

 

講演:

・茨城県精神保健福祉センター長 佐々木恵美先生

 

パネルディスカッション:

・茨城県精神保健福祉センター 菊池智之先生

・茨城県立こころの医療センター 小松崎智恵先生

・国立病院機構久里浜医療センター 新田千枝先生

 

正保も事務局担当として参加します。

 

藤代小学校さん3学年でグループワーク授業をしてきました。

 

4時間目の1学年の後、お昼休み(給食)を挟んで3学年で授業をしてきました。

 

今回も、小学校だからと敢えて内容は変更せず、一般的な内容で実施しました。

でも2歳違うだけでこんなに違うかという位、落ち着いていました。

 

1.聖徳太子ゲーム

通常は3文字(音)の動物で実施しますが、年齢(学年)を考えて2文字(音)で実施。

その前にトランプを使って5人ずつ6グループに分けました。

5人だと発声側が2人で回答側が3人なので、3人のうち誰か一人分かれば次に進めるので子どもたちの負担が減ります。また、最終的にこの時間は「私は木です」で終わろうと考えていたので、5人でグループを作るとやりやすい、という点もありました。

はじめに大人が演示してから実施。問題なく取り組んでいました。

 

2.おもちゃジェスチャー

今度は一転して声を出さないジェスチャーゲーム。おもちゃをジェスチャーで伝えますが、年齢を考えて、内容は簡単なものをセレクト。こちらも問題なし。

 

ここで再度トランプを使ってグループをシャッフル。新しい5人1組になります。

 

3.家電ジェスチャー

いつもは仕事ジェスチャー1人バージョン→2人バージョンと続けるところですが、時間的に2つは難しいだろう(小学校なので45分授業)ということと、仕事は結構難しい、ということで家電ジェスチャーに。これも簡単なものをセレクトしましたが、こちらも問題なし。

 

4.私は木です

はじめに先生方に参加してもらって演示。先生方が「模範」をやってくれると子どもたちの関心が一気に高まります。

「じゃあ、みんなでやってみよう!」というあっという間に教室中に活動が広がりました。

なんとか数分、実施の時間をとって、終了。

 

最後に、「今日は何が楽しかった?」と問いかけると教室中から「ハイ!、ハイ!」の声が。全員の感想は聞けないので各グループから1人ずつ「代表」の意見を聞いて、さらに「各グループで1人一言言って」として終了。みんなの感想が溢れました。

 

 

 

1年生クラスと合わせて3年生クラスでも敢えて一般的な内容で実施したのはグループワークの「ユニバーサル・プラン」を考えているからです。

学年ごとに内容を変えるのはきめ細かい実施という点では理に適っていますが、一方実施する側、準備する側の負担は結構なものになります。

標準的な内容で各学年実施できれば負担は減ります。同じ、内容では子どもたちが飽きるのでは?という心配に対しては、「子どもたちは自分たちの発達段階に応じて活動に取り組む」と答えたいと考えています。