映画ハヤブサを見てきました。
2本目です。
今回のハヤブサ、挑戦する男達のドラマに渡辺謙がピッタリはまって、良
かったと思います。
でも、前回のものもそうですが、もう少し開発に携わった人々の苦労や、
宇宙開発の必要性を理解しない政治家や官僚との軋轢をドラマチックに取り
入れてほしかった。
政治家の、研究や開発と言ったものに対する無知と無理解、トンチンカン
な言動等と戦う姿を描けば、ドラマを引き立てると共に、問題提起にもなっ
たのではないかと思います。
白鹿庵の様な、政治家以上に無知な庶民に、宇宙開発の現状や夢、必要性
を知らせる為の絶好のツールとしてのハヤブサを情緒的に取り上げるだけで
はもったいない。
映画が終わってエンドロールと共に糸川英夫博士のセピア色の写真がスク
リーンに映し出されました。
席を立ちかけた白鹿庵、思わず座り直しました。
ペンシルロケット
カッパーロケット
ラムダロケット
と、共に開発の風景が次々と映し出され、場内が明るくなるまで見入って
しまいました。
白鹿庵だけでなく、最後まで席を立つ人はありませんでした。
なんか嬉しくなりました。