日本の終焉 | 白鹿庵(hakuroan)

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思いつくまま、気の向くままの千鳥足のブログです。

 残念ながら「日本沈没」の話ではありません・・・落合 信彦、知ってますか?

いわゆる国際政治ジャーナリストが肩書きです、彼の書いた本が出てきました

         1983年の恐怖   ごま書房    730円

昭和55年12月に初版本が出ています、内容は

         第一部   1983年の構図

                 世界が直面する未曾有の危機とは何か

         第二部   それでも日本は生き延びなければならない

                 日本生存のための条件とは何か

等ですが、第二部で書かれている日本が当時置かれていた状況。

 これが面白い、昨今の評論家諸氏の論調とよく似ている・・・いや、出てくる地域や各国指導者等を入れ替えればほとんとそのままでOK。

 曰く

         幻想の世界を作り上げる元凶はマスコミである

         諜報機関の優劣が国家の運命を左右する

         外交摩擦は、日本の発言力のなさに原因がある

         アメリカの日本切り捨て作戦はこう進む

         「平和」と叫んでいても、日本を救うことはできない

         お荷物日本にアメリカが手をさしのべるわけがない

どうです、まさに今の日本の問題点と重なっています。


 落合 信彦は言います

         1983年日本は終焉を迎える

大胆であります・・・でも一寸時間がずれてしまった、問題を抱えたまま迎えた2009年の今、日本はまだ元気、かな・・・昭和55年12月に初版が出たこの本と~昨今の政治経済評論家の主張がほとんど同じというこの現実・・・深刻です


 政治家の皆さんは何をしていたのでしょう、まさに10年一日のごとくを地でいっているわけで、我々としても10年一日のごとく政治家を選んできた責任が問われそう。

 

 この辺で政治家を選ぶ基準を変えないと、「2010年宇宙の旅」どころではない、

          2010年日本は終焉を迎える

かもしれません、政治家を選ぶ基準、落合 信彦氏の目から見ても評価の低いマスコミが持ち上げる政党や政治家はこの際排除して、現政権の獅子身中の虫も排除する、等々・・・

          で一句

                売国が マスコミ流の 使命感

                           白鹿庵

 私はこのような警世の書と言うか、未来予測の書と言うか・・・何となくSF的で面白いと思います、「未来のプロフィール」とは趣が違いますが・・・。