冷たい方程式 | 白鹿庵(hakuroan)

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思いつくまま、気の向くままの千鳥足のブログです。

 今日は古い短編を一つ、

            「冷たい方程式」 トム・ゴドウィン作

と言うのですが、内容は・・・珍しく朧気ながら憶えています、それほど強烈な印象を与える作品です。

 

 大型の宇宙旅客船から、航路付近の惑星で発生した疫病のために、ワクチンを届ける小型の連絡艇が発進する・・ところが、この旅客船の乗客の中に、疫病の惑星に滞在する男の妹がおり、この娘が兄に会いに行こうと小型連絡艇に密航する・・・

 この小型艇、燃料も、積み荷のワクチンも、ぎりぎりの量を搭載して発進・・・

 途中で重量オーバーに気づいたパイロット・・艇内で少女を発見・・・

 軽い気持ちで密航した少女・・パイロットから自分の犯した事の重大さを知らされる、そして・・・少女は船外へ、宇宙の大海原へ放出される・・・


 ざっとこんな内容だったと思います、SFマガジンで読んだと思います、この作品は多くの作家に影響を与えたらしく、その後○○の方程式などの題名で幾編かの短編が発表されています。

 

 私も何編か読んだ記憶がありますが、今、題名など記憶にあるのは、筒井康隆の「狸の方程式」位です・・・これも又別の意味で強烈な印象の作品です、なにしろ筒井康隆の作品ですから・・・・


 話は変わりますが、これに比べ日本丸の法定式はなんと甘いことか・・・日本丸に密航した犯罪者、そしてその娘・・に対する処置・・・いやはや・・・もう次の犯罪者が同じように裁判に訴えているとか・・・これからもぞくぞくと・・・法務大臣、是非この作品を読んでみては・・・


 そして日本丸が無事航海を続けられますように。

    では一句

                  法務省 司法八方に 媚びを売り

                              白鹿庵

 法務省、法務大臣今に手に負えなくなりますよ・・・何しろ日本丸には

             「完全市民団体」

がたくさん乗り込んでいるようですのでね・・・。