晩秋の京都 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

トヨタ GRヤリス RZ

 

わたしはJR全線を完乗(北海道新幹線新青森ー函館北斗間を除く)している乗り鉄で、

クルマで出かけるのは基本的に好まない。

昨年まで乗っていたメルセデス・ベンツCクラスの走行距離は、5年間でわずか1万キロであった。

 

しかし20年前までは6速マニュアルのアルファ・ロメオ156に5年乗っていたし、

その後もトヨタの6速マニュアル車であるオープン2シーターのMRSも10年間所有してはいた。

そのMRSは車体がチャチで、機械としての性能が低く、10年で1万キロ程度しか乗っていなかった。

 

もう年だからあと何台のクルマを所有できるか分からない。

鉄ちゃんだが、もう1回で良いから退屈なオートマではなくマニュアル車に乗りたい。

そう思っていたところ、2020年にトヨタが20年ぶりに自社単独開発のスポーツカーとなる

GRヤリスを発売した。

 

通常のヤリスとは全く違う新開発のエンジンを専用ボディに載せた特別なクルマで、

ラリー車のホモロゲーション・モデルとして24,000台生産されるらしい。

今年1月初めに6速マニュアルの最上級モデルを注文したところ、納車されたのは8月末であった。

 

この小さなモンスターのようなクルマは、わたしに運転の楽しさを20年ぶりに思い出させる

ことになった。

乗ったら降りたくなくなるクルマは、20年前に手放したアルファ・ロメオ以来である。

余談だが、今ではわが国ではアルファ・ロメオにマニュアル車の設定はない。

 

京都市北の山中に位置する 常照皇寺の山門

 

折しも、今は晩秋で紅葉の季節である。

ガーデニングに凝る家内を乗せて、久しぶりに大阪の北摂から休日ごとに北に向けてGRヤリスを

走らすようになった。

 

11月27日(日)、亀岡から北に向かい、35年ぶりに京北の常照皇寺に行った。

京都市内より紅葉は早く、すでに枯れた落ち葉が絨毯のようになっていた。

1ヶ月は遅かったようだ。

 

 

そこから周山街道を南に降りて高尾に至り、嵐山高尾パークウェイに入り、

嵐山高尾パークウェイの保津峡展望台から保津峡を臨む。

左にトロッコ列車(旧山陰本線)が走る鉄橋が見える。

 

久々にクルマで紅葉を見に出かけた休日であった。

 

清水寺の本堂の舞台

 

京都市内の紅葉は今が盛りである。

翌々日の11月29日(火)、夕方から「つか本」の予約が入っていたので、

雨天だったが1時間早く大阪を出て、清水寺まで登ってきた。

舞台に着いたら雨が本降りになってきた。

 

清水寺の門前の人だかり

 

 

暗くなる中、観光客で賑わう三年坂、二年坂というお定まりの石畳の道を下り、

18時につか本に着いたらびしょ濡れになっていた。

 

今年の初めはここも閑散としていたが、着実に人は戻ってきているようだ。