極上のACブルゴーニュ・・パラン | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ドメーヌ・パラン ブルゴーニュ 2017

購入日    20021年9月
開栓日    2022年7月
購入先    かわばた酒店
インポーター 八田
購入価格   2838円(税抜)

 

昨年購入したお気軽普段飲みブルゴーニュだが、これが驚くほど高品質で、

ピノ・ノワールの美点を体現している超お買い得ワインであった。

今確認しても、この価格はウソではないかと思う。

こんなものが去年販売されていたのが信じられない。

 

思えばこのブログを始めた2005年頃には、この価格でこのレベルのブルゴーニュは

掃いて捨てるほどあった。

だから次々と購入して記事にしたわけだが、隔世の感がある。

 

濃くて深いドメーヌ・ペロ・ミノのACブルゴーニュは2000円でいつでも買えたのだが、

今ではどこに行ったのだろう?

アンリ・ペロ・ミノは引退したようだが、後継者のACブルゴーニュは6500円で売っている。

 

定番にしていたドメーヌ・グロフィエのACブルゴーニュは、

2000年頃のヴィンテージが2800円くらいで手に入ったが、今では7000円を超えている。

すでに10年前に購入を止めてしまったので、毎年の特徴を語ることもできなくなった。

 

さて今回のパランだが、ベリー系の黒い果実の香り、キリリとした余韻、

滑らかな酒質と贅肉のない締まったボディなど、ピノ・ノワールの美点を備えている。

 

もはやこんな値段でこんなピノ・ノワールは滅多に手に入らない。

今からブルゴーニュを学ぼうという若い人は大変だろう。

17年前の3倍の費用がかかる。

グラン・クルともなると、5倍以上に跳ね上がっている。

 

今ではお宝になった自宅のセラーに寝ているワインを語ってもイヤミでしかない。

ブログが書けなくなったのもやむを得ないと思うこの頃である。