「ヤサイフレンチノール」にて | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

西梅田のヒルトンプラザウエスト

 

最近フレンチに行く機会が減ったが、久々に関東から同期生の友人が学会のため来阪したので

同期生3人で食事をすることになった。

家内も行ったことがある。ヒルトンプラザウエストの地下にある

「ヤサイフレンチノール」を初訪問した。

 

店の看板料理のたくさんの野菜の皿

かつて数回行った超高級フレンチ、hejimeをちょっと思い出す。

 

お洒落な内装と雰囲気、料理の見た目も洗練されており、若い女性客やカップルばかりである。

六本木の店あたりにいそうな、モデルのような美女も見かけた。

まあそれはどうでも良いが、この店のワインリストは充実していて値段もリーゾナブルである。

 

(右)ドメーヌ・カンタン・ジャノ(フィリップ・ジャノ) サントネ・プルミエ・クリュ パスタン

2019
開栓日    2022年6月16日
インポーター フィラディス
店での価格   11000円(税別)

 

最近外食でワインはほとんど飲まなくなった。

自宅にストックが山ほどあり、買値を知っているから暴騰したブルゴーニュを

高いお金を払って飲む気にならない。

 

しかしこの赤ワインはアタリであった。

繊細で品の良いピノ・ノワールの香りが立ち上がり、線の細い酸と小さな赤い果実がある。

失礼ながら、サントネでニュイのように洗練されたワインができるのだ、と感心した。

ブラインドだったら、オート・コート・ド・ニュイと言ってしまいそうだ。

 

これを勧めてくれた若いソムリエの店長・樋口裕太さんは非常に優秀で、

第一印象だけではない奥ゆかしいワインを愛しておられることがよく分かった。

 

早速家に帰って、フィラディスワインクラブのネットショップを探し、

2本残っていた在庫を購入した。4,137円であった。

店での値付けも良心的と言って良いだろう。

 

ヤサイフレンチノールは、美女とは縁のないおっさんにもお勧めの店である。