ただの日記 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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自分で書くのも何だが、日常診療以外にもよく働いていると思う。

この16日間で、大きな学会の一般演題発表が2題、東部総会のシンポジウムの座長が1回。

これが町医者の仕事かと思うが、これは趣味である。

しかし16日間で3日も休診にすると、あとが大変なのである。

 

発表結果は、バカ受け・もう一つ・いま一つということで、1勝2引き分けであった。

個人としてはやや不本意な結果である。

まあこれは仕方がない。

正直のところ、学会における自分のアピール力のピークはもう過ぎたと実感している。

 

うちには医師になって2年目の娘がいるが、学会前でもわたしが毎晩酒を飲んで

ノートパソコンでYou Tubeを見ているだけなので、一体いつ学会発表の準備をしているのか

不思議であっただろう。

プレゼン準備の80%は、酔いながらアタマの中でこしらえているのだ。

 

日曜日の学会の教育講演で、前東大教授(現780床の大病院院長)の話を聴いた。

元理事長で有名な先生の講演だったにもかかわらず、あまりポピュラーではない

疾患に関する講演だったためか、会場に聴衆は少なかった。

しかし内容は素晴らしかった。

 

前の方に座っていたので、講演終了後一言挨拶をした。

「素晴らしい講演でした」「勉強になりました」

などという社交辞令は言わない。

 

「先生の話を聴いたらホッとしますわ」

とだけ言い放って、会場をあとにした。

 

台場駅でゆりかもめを待っていたら、またこの大先生と一緒になった。

向こうは東大教授、こっちは大阪の町医者だが、同世代のせいか波長が合う。

電車に揺られながら、

「学会も若い人が増えて、そのうちあいつは誰だと言われるようになるだろうなあ」

などと言い合って、新橋で別れた。

 

この先生は、東大系病院では最大級の780床の病院のトップだから、

気苦労は大変だろうなあ、と思う。

大阪の大病院の院長にも同世代の友人が片手以上いる。

今の病院経営はものすごく大変だ。

 

こっちは個人の診療所の医師だから、気を配る範囲も限られていて、

まだまだ気楽なのかなあ、と思いながら大阪に帰ってきた。

ずっと上り坂で続けるのはもう無理だなあ、と感じつつある日々である。

 

 

 

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