安旨ワイン・・ヴィラマリア | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ヴィラマリア メルロー・カベルネ・ソーヴィニオン 2003
購入日    不詳
開栓日    2014年3月12日
購入先    不詳
インポーター 不詳 
購入価格   不詳

セラーにたまたまあったワインだが、おそらくどなたかから頂いたものだと思う。
何時どなたかから頂戴したのかは、申し訳ないがまったく思い出せない。
インポーターシールも無い、というワインである。

しかもヴィンテージが2003年で、10年ものというところがちょっと驚くが、
ウェブで検索してみても、同じ造り手のワインはそこそこ見つかるのだが、
さすがにこんな古いものは出てこない。

さらに、この造り手で多く見つかるのがピノ・ノワールで、
今回のメルロー・カベルネ・ソーヴィニオンというのがほとんど無く、
かなり珍しいワインのようである。

しかし内容は平々凡々たるボルドーワインみたいなワインで、
タンニンの角がとれて丸くなっているし、果実味がしっかりと残っていて
メルローらしい果実の甘さがあって、とても飲みやすい(これワイン飲みの禁句)。

門前の小僧おばさんの家内も、
これはいつも飲んでいるワイン(要するにブルゴーニュ)より美味しい、
などと無神経にもグサリと核心を突くような発言をする。

2012年ものが1000円ちょっとと2000円くらいで売られているのが見つかったが、
はっきり言ってシャトー・モンペラよりこちらの方がずっとまともに造られていて、
ずっと美味しい。

スクリューキャップの普及品のワインを10年も置いておくこと自体、
おかしな飲み手であると言えるのだけれど、今が飲み頃である。

若かりし頃なら箱買いしてデイリーに開けた?と考えるのは無意味だが、
本来日常に親しみやすいワインとはこういうものだと思う。
酸の伸び具合を検証だ、などと言っている方がきっとどうかしているのだ。