レシュノーのモレ・サン・ドニ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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レシュノー モレ・サン・ドニ クロ・デ・ソルム 2004
購入日    2006年11月
開栓日    2013年5月1日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター 八田
購入価格   6480円

今日は平日だが夕方から法事のための時間を費やした。
大阪滞在わずか3時間ながら、東京から超忙しい弟がやって来たりして、
日常ではない半日であった。

学会も連休も終わって、これから夏休みまで長いマラソンのような日々だが、
先月から火曜の午後を休診にしてしまったので、かなり身体は楽である。
今のところ、プレゼンの予定も夏までにまだ3つくらいしか入っていない。


さて、前回のレシュノーのニュイ・サン・ジョルジュ 1級とほぼ同時期に、
同じところから購入した同じインポーターのワインである。
ヴィンテージは3年若い2004だが、2001と同じくか細いと言われている年である。

前のニュイ1級と比べてみれば、ニュイとモレの違い、1級と村名の違いは明らかである。
やはりレシュノーが、実力ある造り手なのは確かだ。
画素数の小ささ、目盛りの細かさでは、こちらは1級ものには1歩及ばない。

しかし、開栓時には、モレ・サン・ドニらしいくぐもった感じ、落ち着きある黒系果実などが
現れていて、造り手の力量と真面目さが感じられる。

一方、ヴィンテージの特徴もあるとは思うが、芯が細くて少し弱々しい。
このあたりがこのワインの限界なのだろうな、もうこれ以上置いても伸びないな、と思う。

もっとも、これをあと10年置けば、古酒として再デビューが可能かも知れない。
古酒になれそうなワインは自宅にはいっぱいあって、もし10年後にこのブログが
存続していたら、珍奇なワインのオンパレードになりそうである。

このままブルゴーニュ道を探求しようと思ったら、
大枚をはたいてバクチ覚悟でグラン・クルのバックヴィンテージを探し回るか、
今からリリースされるグラン・クルを買い込んで10数年待つか、
それを若開けしまくって未来予想家の道を行くか、
どれかしかないような気がする。

1つだけ確かなことは、湯水のごとく軍資金が必要である、という現実だ。
考えただけで頭が痛い。