買ってはいけないワインだった?・・ルジェのACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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エマヌエル・ルジェ ブルゴーニュ ルージュ 2007
購入日    2012年8月
開栓日    2012年12月27日
購入先    フィッチ
インポーター 空
購入価格   5500円

もう年が変わって10日になるが、まだ昨年開けたワインのことを書いている。
どうも最近あまり舞い上がる幸せワインを開けていない気がするのだが、気のせいだろうか。

当たるも八卦のブルゴーニュの世界だと分かっているのだが、ただのACブルゴーニュで
5500円も平気で払う自分の経済観念はおかしい。
普通の感覚で言えば、2000円も出せば美味しいワインが飲めてあたりまえだと思うのだが。

2006年ものとほぼ同時に購入した2007年ものである。
同じインポーターのワインで、同じところから購入した。
いずれもおそらく海外のどこかで寝ていたものだろうと思うが、何の根拠もない。
1年違いのヴィンテージなのだが、ボトル差以上の差が分からない。

この1本は、2006の1本目と同様に枯れかけの土俵際のワインであった。
2日目に確認してまともなピノ・ノワール由来であることが確認できなければ、
ただのバカ高い凡ワインである。

あと2年早く開けていたら印象も変わったかも知れないが、
現時点ではフェイクワインだったとしても分かりはしない。

まだ1本しか知らないので大きなことは言えないのだが、
このワインにあるものは、ルジェという造り手のブランド性だけではなかったか。

このワインを引っ張ってきたバイヤーも、きっとそれをよく承知の上でのことだったのだろう。
安物買いの銭失い、というにはちと高すぎる。

ブルゴーニュの暴騰を象徴する、お金を捨てても惜しくない趣味人向けのアイテムである、
と書いておこう。