よせばいいのに、またしても新しいMacBook Airを購入してしまった。
この筐体になってからすでに1年が経過しているが、今年半ばにCPUなどを新しくして
マイナーチェンジを経ている。
ハードは別として、OSがこの夏からLionと名付けられた10.7 にバージョンアップされている。
前のSnow Leopard は洒落たネーミングだったが、歯磨き粉みたいな名前になってしまった。
新しいものを使うのはどちらかというと好きな方だが、このOSにはちょっと驚いた点が多い。
昨年からMacには保証書が付いていないが、
今回一番驚いたのは、リカバリ用のディスクも付いていないことである。
わたしはデータ用のパーティションを分けて使うので、まず最初に初期化することにしている。
今回のOSでは、初期化しなくてもパーティションを増やせることがあとで分かったが、
最初は知らないものだから、ディスクがないので、OSのインストールをどうするか戸惑った。
結局ネットワーク起動に絞ったようで、command+Rキーで再起動し、
現れたメニューからOSをダウンロードすることになった。
20分くらいでOSのインストールができるのは、相当早いと言えるだろう。
次に困ったことは、かつて使えていたソフトの多くが使用できなくなり、
ソフトのバージョンアップが必要になることである。
MS Office 2004はじめ、古いファイルメーカーPro、宛名職人、Photostudioなど、
けっこう使用頻度の高いソフトが、このOSになって使えなくなった。
これもメーカー側の戦略なのだろうか。
MS OfficeがなくてもMacでは何でも読めるので当面困らないし、
またもMicrosoftに金を払うのも腹立つので、Officeはしばらく無しで行くことにした。
しかし写真加工用のソフトなど、新たに物色する必要がある。
仕方がないので、宛名職人だけ買い直したが、ものすごく無駄な出費に思える。
実際には、普段飲んでいるブルゴーニュワイン1本分の価格しかしないのだけれど。
次に驚いたのが、ユーザーフォルダの中からライブラリが消えていることで、
メールデータなどがどこに格納されているのか分からない。
調べたら、これは隠しフォルダになっていると分かった。
optionキーを押しながら移動の項を表示すれば行くことができる。
ハード的には前の機種よりかなり性能アップしているようで、
重い写真のスライドショーを動かしても、これまでのようにファンが回ったりせずスムーズである。
しかし、この新しいノートは当面メイン機種として使えず、
しばらく前の機種と併用するしかなさそうだ。
ハードの性能がアップしているにもかかわらず、価格が安くなったことが
今のところ最大のメリットである。