ブショネだった・・ジュアン | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~
オリヴィエ・ジュアン オート・コート・ド・ニュイ 2005
購入日    2007年6月
開栓日    2010年11月24日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   4000円

今日は朝から診療所を閉めて、東京出張である。
2つの会議を済ませ、現在大阪に帰る新幹線の車中にいる。

学会事務局があるのは東大にほど近い,文京区の本郷で、そこに初めて行くことになった。
その前に、先日編集依頼を頂いた医学雑誌の出版元である、南山堂の本社に出向くことになったが、
幸いなことにそのビルも同じ本郷にあることが分かった。

かつて学会理事長は東大教授がされていた、という理由で学会事務局は東大の近くに
ある可能性が高いし、東大に近いところに出版社が多いのも何となく納得できる。
広い東京の中なのに、今日の会議の場所が徒歩3分しか離れていないのは大いにありがたい。

東京駅から地下鉄に乗って南山堂に行くと、先日診療所に来てくれた女性が出迎えてくれた。
会議室で1時間半ばかり雑誌の特集内容につきディスカッションしたが、
話の3分の1くらいはワインの話題だったような気もする。

特集のタイトルや内容などにつき、楽しく話していたらあっという間に時間が過ぎて、
彼女に道案内してもらって、学会事務局に行った。
その上、地元のお菓子のお土産まで頂いてしまった。ありがとうございました。

彼女との話の中で、
やっぱりこのテーマに見識の高い東大教授に何か書いて欲しいなあ、とか
岐阜大の教授とわたしで対談して記事を書いたら面白いなあ、なんて言っていたら、
そのわずか10分後の会議に、丁度東大教授と岐阜大教授がやって来られたのが面白かった。
タイムリーだったので、ちょっとだけ原稿の件をお願いしておいた。

快晴なのに、東大教授はものものしいコートを着て来られており、
旧知の千葉の先生も、来るのにいつもの倍くらい時間がかかった、なんて言っておられたが、
朝の通勤時間帯の東京の天気は大荒れだったそうである。

会議の責任者は京都府立医大の教授だったが、朝の講義を済ませて来られたそうだ。
そう言えば昨晩、金がないとか言って久しぶりに帰宅した愚息が、
朝一番の講義に間に合うように出て行ったが、それはこの教授の講義だったようである。


さてお題のワインだが、2005のオート・コート・ド・ニュイ繋がりで開栓してみたものである。
キャップシールを取るとコルクの最上部までワインがぐっしょり浸みており、
シール内に液漏れを起こしていた。

案の定と言うべきか、香りからはっきりブショネと分かるワインであった。
熱入りではないことも明らかで、やはりこれはコルク不良だったのだろう。

一時期争奪戦が激しかった造り手だが、これでは何とも評価しようもない。
ブショネ対策は、やっぱり必要ではないだろうか。