黒系果実味のあとの軽い酸味 シャトー・ド・ショレ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ド・シャトー・ド・ショレ ショレ・レ・ボーヌ 2002
購入日    2006年12月
開栓日    2007年1月6日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   3800円

珍しくまだ店頭にあるワインを開栓した。
華々しい芳香はせず、どちらかというと地味な下草の香り。
一口目では、ジョブロのジブリを軽くして、酸を強くしたような印象がある。
ふと一瞬深みを感じるが、これを黒系果実の果実味とでも言うのかな。
しかし、飲み干すとけっこう軽い。

ジブリの1級畑はもっともっと南のコート・シャロネーズで、同じヴィンテージでも
もう少し濃く、どっしりしているが、こちらの方が透明感があって好感が持てる、
という意見もあると思う。

自分の好みからは、現在まだまだ若いとは思うが、これくらいの若さを好む人の方が
多いのではないだろうか。
ここにもう少し旨味が乗ってきたら申し分ないのだが、あと1~2年すればそれが
期待できるかも知れない。

値付けは憎いところを狙っているな~。
あと1000円、いや500円でも安かったら、「お勧めです」の一言を言いたくなるのだが・・・

ヴァキュヴァンした翌日もしっかりと酸が残っている。
やっぱりまだまだ若いのだと思う。
味わいは異なるが、オーレリアン・ヴェルデにも、この透明感は感じられた。
こういう透明感があるピーンと酸味が通ったワインが、いのまたせんむのお好みなのかいな。

追加購入して2年後に再会したいと思うのだが、う~ん、この価格でもう1本買うなら
新しい造り手のものを試してみたいと思うし、悩むところではある。
3380円だったら、追加購入するんだけどな~。