期待に添うしっかりさ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ シャソルネイ ブルゴーニュ・ピノノワール ルージュ 「Bedeau ブド」
購入日    2006年4月
開栓日    2006年11月10日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター エルヴェ
購入価格   3600円

7月の1本目に続いての2本目である。
前回はもう飲めるとはいえ、もっと置いておけばいいな、という印象だったが、はや2本目を
開けてしまった。

ACブルゴーニュながらしっかりしたボディがあり、前回より輪郭のはっきりしたタンニンを感じる。
微かなビオ香、少し控えめな酸。あれ?前書いた印象とちょっと違うか。
翌日にもちっとも落ちておらず、やっぱり1年くらい待った方が良かったかな、と思う。

3600円という価格は、グロフィエやカミュゼのACブルゴーニュとほぼ同じで、
ACブルとしてはかなり高めである。
グロフィエのACブルは、香りがよく柔和だが線が細い。メオ・カミュゼも線が細くて酸味が強い。
それら両者と比較すると、こちらの方が中身が濃く、味わいも深いが、官能性や洗練性には
乏しいようだ。

ブルゴーニュの銀座をかなり離れた田舎者らしいと言えなくもないが、骨太でたくましい。
パカレで感じる2年後の不安、というのはなく、もっと伸びそうに思われた。
ふと考えると、このワインの価格は、百貨店で売っているヌーボーと似たようなところにある。
わいわいと大勢で飲むにはヌーボーがいいが、個人的には、1人で飲むには圧倒的にこちらだ。

このワイン、あとは2004しかないが、やっぱりしばらく開栓を我慢することにしよう。
それより、同じ自然派のパカレの2003、そろそろ開けないと飲み頃が過ぎるかも・・・


例によって、こっちが表。