翌日にお勧め | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ 
購入日    2006年8月
開栓日    2006年9月2日
購入先    ウメムラ
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   1980円

夏だから、土曜の午後には泡ものを。いかにもきれいな淡いピンク色のロゼである。
色から想像するに(ウメムラさんのコメントにもあったように)、繊細で柔らかな口当たりと甘さを
期待したが、初日は大違い。

粒の大きい泡が口の中を満たし、過酸化水素水でうがいでもしている気になる。
ブリュットとはかなり嗜好が異なり、甘さにもかなり単純さがつきまとい、食前酒にはいいが
食中酒としてはちょっとべたつく、と初日には思った。

翌日には甘さが奥に引っ込み、酸味とのバランスが取れて、美味しい。
泡も小粒になって、上品さを獲得している。

泡ものはわたしも苦手な方だが、初日に数人で食事のスタート時に開けてしまうか、
または1日前に開栓しておいて、じゃじゃ馬さが影を潜めてから、ゆっくりと味わう方が
いいかも知れない。

2日目の印象からすると、この価格は安いかも、と思ったが、
こんなに大粒の泡がふんだんに立つ飲み物を、開栓当日に1人で食事とともに飲みきる、というのは、
とてもわたしにはできない芸当ではある。