飲み頃は、いつだ? | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・アルロー ジュヴレ・シャンベルタン・ジャスティス 2002
購入日    2004年12月 /2005年1月
開栓日    2006年8月6日
購入先    かわばた
インポーター テロワール
購入価格   3680円/3280円

もう1年以上前に、かわばた酒店から購入した4本のうちの2本目である。
1本目は昨年10月に開栓したが、ずいぶん若かった記憶がある。

若い、細い、酸っぱい、しかし上品で出自は真っ当。
というのが前回の印象だったが、今回もまったく同じ。
何だったんだ、この10ヶ月は。

飲み頃になるにはまだ2年くらいかかるだろう、と前回書いたが、この分では
もっともっと時間が必要だと思われる。
まったり、とか、柔和、とか、ほんのりなど、日本茶に常用される形容詞からははるかに遠い、
酸味がしっかりしてキリリとしたワインである。

相変わらずピノ・ノワールとしては色は暗く、どっしりと重そうだ。
しかし味わいは、翌日になっても柔らかになるそぶりを見せず、しっかりと酸味は残る。
3日目になると酸味はましになるが、その分落ちていて飲めなくなっている。

う~ん、これはまだまだ待つしかないな~。
最近はやりの早飲みできる造り方とは、一線を画すポリシーで造られているのだろうか。
所詮は村名に毛の生えたレベルのワインのはずだが、正直のところ、
ちょっと格上の品位は感じさせる。

いかんせん、現時点ではまだまだ酸っぱすぎて楽しめるレベルにはない。
かといって、あと2~3年でまろやかさを身にまとえるかどうかもあやしい。
かくして、ボトルを前に途方に暮れるのであった・・・・