休肝日 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


生麩団子 作者不詳

生麩でできたつるりとした団子にくるまれたこし餡。
笹の香りも楽しめる。

1つ1つの大きさが丁度で、餡の量が控えめなのも良い。そしてふつう1つ以上は食べない。
味わいも大事だが、何よりもカロリーは敵なのだ。


ワインを開けない日は、和菓子で文字通りお茶を濁すことが多いようだ。
本音で言えば毎日なにがしかのワインを開けて、コメントを書きたいところだがそうもいかない。

開けたが気に入らないワインを、いくらも飲まずにほってしまう、ということもよくある。
ワインもカロリーの1部であるし、アルコールが過ぎるのも望ましくない。

3年ほど前、大阪のあるフレンチ・レストランで開かれた、
簡単な料理を食べながら50種のワインを試飲する、という会に参加したことがある。
5社のインポーターが10本ずつ持ち寄って、気に入ったワインに投票する、という企画だった。
参加費は5000円だった。

各社がチョイスしたのは2000円程度のワインばかりだったが、当然ながら有名どころの
ワインはなく、ほとんどがガックリくる代物だった。
いっしょに参加した友人たちと、これがましやなあ、と意見一致したワインは1本だけ。
銘柄は忘れたがブルゴーニュの何かだった。

やっぱり掘り出し物など、ほとんどないのだ。
だから、贅沢なようだが2000円のワインを5本開けるより、5000円のワインを2本開ける方が、
健康にも良いし、はるかに楽しめると考えるようになった。

2000円以下のワインを開けるのはかえってもったいないとも言える。
気に入るワインの方が少ないから、捨てるものが増えてしまう。

いつまで健康でアルコールを飲めるか分からない。
もうそんな年になってしまったのだな、と思う。