ル・ペガーズに飛び込み | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

1月5日夕刻、ある大きなパーティに招待され、家内と出かけた。
大阪出身の国会議員がズラリと揃う大パーティであり、医療とは関係ない集まりのため、
特に知り合いもいないので、優雅に美味しいものでも食べようと思っていた。

ところがところが、そのパーティの規模たるや半端ではなく、会場の巨大なホールを埋め尽くした
参加者に圧倒され、早々に会場を抜け出して、南森町の「ル・ペガーズ」に向かった。

この気さくなフレンチレストランは、開店後もう8~9年になるが、わたしも開店早々からの
ファンである。
ここを訪れて期待を裏切られることはない。

UTAさん始め、この店を紹介した知人は数百人に上る(ウソ)。
この日もわたしが紹介した知人がグループで来店していた。

ただ、この日は正確な料理名を控えるのを忘れてしまった。
写真だけ紹介しておく。



オードブル5品 自家製オイルサーディン 魚料理 ヒラメと新鮮な海の幸
プラチナ豚のゼリー寄せなど


肉料理 鴨の胸肉肉料理               鹿肉のステーキ ブルーベリーソース


ニコラ・ポテル ブルゴーニュ・ルージュ VV 2000

家内が下戸なので、ワインは気楽にグラスで飲むことにした。
昨年ソムリエの資格を取得した、唐沢くんが選んできたワイン。
なるほど、価格的には高くはないが、きちんとしたブルゴーニュで、開栓後1時間でまろやかになる。

前日に飲んだメオ・カミュゼのACブルゴーニュと似たワインで、適度な酸味が心地よい。
この価格(ネットでは2000円代前半)だから、ワインそのものの個性を楽しむという
ところまではいかないにしても、魚料理や鴨に合わせても十分満足できる。

ただし、ここが面白いのだが、最後の鹿肉には独特の香りというか野性味があり、
うまくブルーベリーソースで昇華させても、この獣肉特有の野生の香りは個性を主張する。
この肉料理に対抗するには、ブルゴーニュの上品なワインでは無理がある。
それこそローヌ系のワイン、例えばシャトー・ヌフ・デュ・パプみたいな荒削りなワインが
合っただろう、と思った。

UTAさんに、唐沢くんがソムリエを取った話をしたら、そりゃお祝いに押しかけにゃならん、
と仰っていた。
亀谷シェフ、唐沢くん、サバちゃん、覚悟しておくよーに。