きっと将来はもっと素晴らしい | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


メオ・カミュゼ ブルゴーニュ・ルージュ 2002
購入日    2005年前半
開栓日    2006年1月4日
購入先    キタザワorかわばた
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   2880円or3500円

同じACブルゴーニュの99を1年ほど前に開栓したが、まだまだ若かった。
若いとフレッシュだが酸っぱくて、チーズなどを片手に口をすぼめながら飲むことになる。
酸味を取り巻く旨味が出てこないとブルゴーニュは楽しめないと思うのだが、
そこいらのワインバーでは、このくらいの年代のワインが開けられていることが多い。

この02も若いだろうと思って開栓したが、すでに楽しめる状態ではある。
ただし、それは開栓後2~3時間から翌日くらいまでで、40時間後にはまたしても
酸っぱく赤い液体になってしまっていた。

いつも同じようなことばかり書いているが、このワインもまた本当の飲み頃は2年くらいは
先だろう。
価格は3000円前後だが、明らかにグロ・フレール・エ・スールのオート・コート・ド・ニュイより
1ランク上のワインであり、最も熟成した時に開栓すれば、間違いなくのけぞるほどの
インパクトがあるに違いない。

開栓後数時間は、細身だが姿勢の良い立ち姿を披露していた。
ほのかにヴォーヌ・ロマネの香りを感じる気がしたが、違うだろうか。

このメオのワインや昨日のヴォギュエなら、まともな環境に置いておいたら
いくらでも先があるごとく、しっかりと生き続けるように思われる。
ところがドルーアン・ラローズなどには、今が素晴らしくても、
早く飲まないといつコケるか分からないような脆弱さを感じる

自分でも不思議だが、それが何となく分かるようになってきた。
世の多くのワインテイスターは、そこまで分かってコメントしているのかな。
そうであると信じたい。