皆様、普段の業務お疲れ様です。

 

現在、世間ではコロナウィルス感染予防対策に向けて、

 

訪問系事業所も可能ならば、訪問時間や機会を最小に留めるように努力義務の形で執り行っています。

 

 

ある意味で視点をかえると、今の間に今後の介護保険や福祉サービスの在り方を見直す時間なのかもしれません。

 

また一方では、日々の業務で蓄積している疲労を少し、脱力する機会なのかもしれません。

 

今後の対策で、これといって固まっていない現状ですが、

 

個人の考え方で体制を整える時間なのかもしれません。

ご無沙汰しております。ぐりっど洛西のKです。

 

2月、私用と介護支援専門員の研修、社会福祉のレポート、来年度の自身のスケジュール立て、役所関係、様々なご相談者の応対にて時間の隙間がございませんでした。

 

先日、ケアマネの研修に3日間従事していた内容と、私の初回面談に対するちょっとしたイメージを記載しておきます。

 

 

初回面談(今後の面談もそうですが)は、面談するまでの準備が8割程の重要性を持っていると考えています。

 

これは、福祉の仕事だけでなく、どの仕事の会議や、プライベートの遊びにも同じことが言えると思います。

 

卓につくまでに、どれだけの計画を立て、リスクを考えて、想定費用を出し、それらに対する自分の限界点。

 

これらをなるべく数字で出しておくことをお勧めします。

 

特に、介護現場の方は、私の経験上数値化されない表現をされることが多いので、伝達としては不十分な印象を持ちます。

 

 

「〇〇の入浴介助でとてもしんどいのです」

 

➝ 何時~何時の時間で、どんな業務内容を行い、どれだけの人員での対応で、どんな方の介助を何名されたのか。一人の介助に所要する平均時間、その中でしんどいと思うポイント。

これらを”見える化”で同業の方にも、そうでない方にも提示していく必要が今後、福祉業界にはあります。

 

でないと、某TVに出ている有名な方が、

「介護は誰でもできる仕事だから賃金が安い」という発言をしてしまう結果に繋がる。

そういう理解力に薄い方にも、理解できるように提示するのが我々の責務だと認識しておく必要性はあります。

 

またそれを、これも私見ですが、現場の人は”時間がない、忙しい”といった背景から、”見える化”に対しての重要性を感じていないように見受けます。

 

重要性を感じていれば、業務の隙間をつくってでもやりますので。

 

 

閑話休題となりましたが、

 

初回面談で、どこまで情報やどのような”入り方”でスムーズにお話合いができるかを、作戦立てていくことが大切です。

 

その面談の目的(何のために面談に行くのか)は何か、そのためにどのような目標が存在すると考えられるか。

 

 

これは、介護士や看護師、ケアマネ等すべての職種の方がトレーニングしていかねばならない課題であり、

 

この業界の弱点であると私は指摘します。

業務の中で、よく「今忙しい」と言われる方が多く、

 

介護・福祉業界ではほぼこれが口癖になっております。

 

 

余裕は、今あるとかないとかの考え方は少し違うと思います。

 

普段の中から、余裕がなくなる可能性のものを削っておくことが仕事だと考えているので、

 

余裕は「つくるもの」です。

 

 

バタバタすることや、忙しい感覚に浸っていることは自己満足であり、仕事ができない人の特徴です。

 

仕事の中で、特に何もない隙間時間をつくれる人が仕事のできる人であり、

 

この時間を突発的なアクシデントに迅速対応できるもしもの時間と、

 

新しい活動や先読みの事務処理、2ヶ月先に起こる業務を予測、複雑な業務を簡素化する作業、他部署のフォロー、アウトリーチに余裕をあてがうべきです。

 

 

最近の福祉業務では、「受け身」の姿勢が蔓延化しているので、なおさら余裕がつくれない負のスパイラル状態が見受けられます。

 

一日10分でも、余裕をどうやってつくるかを意識化させる努力が仕事の中で必要なのです。