THEATRE GRENAT ~てあとる・ぐれな~ -46ページ目

タカハ劇団『モロトフカクテル』観劇っ♪


THEATRE GRENAT  ~てあとる・ぐれな~-1016-18


観てきました音譜


タカハ劇団『モロトフカクテル』@座・高円寺。


お目当ては、虚構の劇団の小沢道成くん・・・だったのですが、


実は私の尊敬する二人の某演劇人の方に、口を揃えてオススメされたので


作・演出の高羽彩という才能に出会えることもとても楽しみにしていたのですニコニコ



そうして出会えた舞台、『モロトフカクテル』。


正直、途中までは「前評判の割りにそうでもないなぁ」なんて思ってました。


役者さん達は小沢くんをはじめ、とても素敵な面々がそろっているものの


舞台の広さに比べて、音楽や照明なども含めての演出が結構地味で。


きっと、2年前は衝撃的であっただろう、学生時代の早稲田での初演を


踏襲しているのだろうなとは思うのですけどね。



物語自体も、学生運動を描くという意味では表面的なエピソードにしか触れていなくて


そこから浮き上がる思想やその思想が突き動かす人間の描き方、


時代が作り上げたそれぞれの世代の人間性と、双方の関わりが産み出す齟齬等、


すべてがいまひとつ突っ込んで描けてないような気がしたのです。



きっと、早稲田での初演は、学生が作って大学で演じたからこそだったのかな、


なんて想像したのですが、そのクォリティとは別に、舞台上には怖ろしいほど


観る人を引き込む要素がありました。



それは、お芝居全体からふつふつと湧き上がる、


高羽彩という作・演出家の、時代に対する「苛立ち」や「怒り」


物語の青さとは裏腹に、それさえも効果的に思えるほどの、激しい一人の人間の感情の体現。



ああ、怒っている。


この脚本家は、怒っている。



これは、時代を描くことを利用した痛々しいほどの強い自己表現。


それを観客に感じさせられただけで、「勝ち」なんじゃないかなぁ、と思いました。


演劇に於いて大切なのは、伝えたいことがちゃんと観客に伝わること。


しかも、ポジティヴで人を幸せに導くことならまだしも、


このように言いようのない「苛立ち」を表現できるのって凄いなと思うのです。


私が感じたそのエキセントリックさは、果たして錯覚だったのかな・・・。


そのことを確かめたいので、高羽彩さんの作品、また観てみたいなと思うのです。



そして!!


ここからは、ミーハー(笑)



小沢くんが、めっちゃ可愛かったですラブラブ


美形で、線が細くて。電子ピアノも弾きながらの歌声も美しくて。


ニットの帽子やロングカーディガン、チェックのパンツがとっても似合ってて。


そしてその演技は、もちろん神級


いや、それ以上に愛らしさも今回感じたので、天使級と表現しますラブラブ


あれ?微妙に格下げ?いやいや、そんなことはノンノンノン音譜


色白で可愛い小沢くんには、白い羽根と天使の輪っかをつけてあげたいですニコニコ


来年2月の、虚構の劇団も楽しみだなぁラブラブ!



ということで。


思うこともあったけれど、演劇に大切なものが何か、ということが


痛いほど伝わってきた素敵な舞台でした。


この日が、怒涛の3日間観劇のスタートです 笑


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エムキチFAマジ感想。

キテレツゥ『遠吠えが聞こえるか。』観劇っ!


THEATRE GRENAT  ~てあとる・ぐれな~-キテレツゥ


アロッタファジャイナから飛び出した藤澤組こと、キテレツゥ


『遠吠えが聞こえるか。』を東中野RAFTで観てきました音譜


藤澤組と言えば、昨年春のアロッタ番外公演でのみつ子の魂あくまで


あのシュールな舞台はちょっと私の笑いのツボからは外れてしまい、


今回も正直どうかなーと思ったのですが、


近頃すごく頑張っていてどんどん役者としての実力を伸ばしている峯尾晶くんと


笑顔の素敵な青木ナナさんが出演しているので、観ておかなきゃかな、とニコニコ




お話は太宰治の『人間失格』をモチーフにしていて、


作・演出の藤澤陽雨さんの、いわば読書感想文。


藤澤風のシュールさと不条理さであの小説を解釈するとこうなる、という舞台でした。


んー。『人間失格』を掘り下げるという意図が見えた分、


ベクトルの向きが分かって焦点が合いやすかったけど


あの世界観はやはり私の好みではないなぁ・・・


なので、ちょっと1時間半が長かったガーン


後は、せっかくブラックなシーンが多いのだから、演出もダークでよかったのに、と。


例えば。リスキー・ザ・ロックさん演じるロックミュージシャンが


自分のお婆さんを「ババァ」と罵りながらボコるシーンがあるのですが、


ここをシルエットで見せるのはいいとして、シルエット外で他の役者さんが


ビンタをするシーンやドツくシーンは、本気でやっちゃって良かったかなと思います。


そこをロックテイストで本気でやっちゃった方が、前述の老人をボコるシーンも


リアルで残酷に見えたんじゃないかなーと思います。


そうすれば、シュールな舞台にキレ感が出て、もっと印象的な舞台になったんじゃないかな?


とにかく、人を叩くシーンで手加減をしたお芝居は初めて観たのですが


そこで思い切り現実に引き戻されたし、効果的だったとは思えませんでした汗




なんて書いてるとあまり楽しくなかったと見えるかもしれませんが、いやいや。


峯尾くんの演技が素晴らしかったです。


あの演技だけでも、駅からの遠い道を歩いてきた甲斐があったと思います音譜


最初に歌って踊ってる姿を観て、あれ?これ峯尾くん?ってマジで驚きましたガーン


こんな引き出しも持っていたんですね音譜


峯尾くんと言えばアロッタの繊細な演技なのですが、最近の数々の客演で


その演出家さんの要求に忠実に応え、且つ魅力的に魅せるという


素晴らしい才能を見せてくれてます。



例えば木田友和さん演出でのナグラチーム


太田守信さん演出での黒薔薇少女地獄(あえてエムキチビーとは言わない。)、


そしてこの藤澤さん演出のキテレツゥ。


どの劇団でもその色を器用に変える、生粋の「役者」。


うーん。今までこんな才能を持った役者さんを見たのは初めてかも。


この才能は多分、演劇に対する真摯な姿勢から自然に引き出されてきたのかな。


これからも目が離せない役者さんの一人です、峯尾くんニコニコ



それと、役者さん5人の方のバランスがとても良くて、


みなそれぞれいい味を出してていい感じでした音譜


リスキーさんはあんなに熱量が高いのに世界観にちゃんと馴染んでいるし、


ナナさんの笑顔は相変わらずキュートだし。


役者としての藤澤さんは、実は結構好きだったりします。


アロッタ夏公演『農業少女』での、満島ひかりちゃんに翻弄される中年役が素晴らしかったんです音譜


大石奇味さんも、男の子役が様になってて可愛かったですニコニコ


こんなことを書くのは本当に生意気ですが、キテレツゥにはこの作風を維持しつつ、


いいところをどんどん伸ばしていってほしいなと思いました音譜



ということで、文学に触れたり、演劇に触れたり。


芸術の秋にふさわしい一日となりましたラブラブ!


9-statesでも、キテレツゥでも。


楽しい時間を下さったみなさま、ありがとうございましたドキドキ


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