THEATRE GRENAT ~てあとる・ぐれな~ -14ページ目

劇団銀石「Nazca -ナスカ-」観劇!(2011.8.20)

劇団銀石「Nazca -ナスカ-」観てきました@吉祥寺シアター。

私にとっては初・銀石。空間を存分に使った宇宙までも届くような奥行きの深い舞台美術と、ピアノの生演奏がとても素敵で、幻想的な美しさでいっぱい。銀石の世界観に溶け込む準備はこれで十二分に整っているはずなのだけれど。

お話が、難解だった。いや、ナスカの地上絵や、戦争で裂かれる恋人、妹と弟それぞれの空想、天動説と地動説等々、個々のファクターは分かりやすいのにそれぞれが繋がらなくて、結果、難解。

難解なのはさておいて、何を伝えたかったのか、何が言いたかったのかが分からないのは厳しいと思う。セリフが聞き取れなくても、お話が分からなくても。伝えようとすればちゃんと伝わるのになって・・・。その辺がちょっと残念でした。

で。すごく素敵だったのは、吉田能さん。キャットウォークに設置されたピアノで生演奏をしていたのだけれど、黒シャツでピアノを弾く姿が美しい美しい。演奏をしていないときは舞台を見下ろしていたのだけれど、そのストイックな顔が素敵すぎる。団扇を片手に見下ろしているその姿は、観客と同視線で。宇宙の高いところから人間や星座の女神達を見つめている、そんな雰囲気でした。

安藤理樹さんと加藤諒さんはさすがの演技力。お二人のどちらかが舞台にいるときは安心して観ていられました。ファンタジックな雰囲気に、お二人ともよく似合っていて。諒さんのアドリブは相変わらず面白かったです(笑)


(観た日:2011.8.20)

PEACE「GHOST IN THE BOX!」観劇♪(2011.8.20)

PEACE「GHOST IN THE BOX!」観てきました@上野ストアハウス。

前回の公演は旗揚げということで多少甘い目で見ていて。今回は商業レベルに乗せてこないとだめだよー、と内心思っていたのですが。

お見それしました。素晴らしかったです。

脚本は、昨年度の明大活劇工房卒業公演を手掛けた荒木駿くん。前半はシチュエーションホラーでサスペンス要素満載と思いきや、後半で壮大な種明かし。それがあまりに面白すぎて、ずっと笑いっぱなし。和田亮一くんの演出はテンポがとても早いのだけど、若い役者さん達がものの見事に演じきっていてとても軽快で楽しめました。

ちなみに、前半のホラー部分では。次々と仲間が殺されていって、犯人は誰か、目的は何かって推理させられながら、時に笑い、時に戦慄されられたのだけど。

「あれ?もしかしたら最初の男の子は死んでない?」と思わせられてから「PEACEだからHAPPY ENDのはず」との前提で考えを巡らせて。結局大笑いの大団円。やっぱPEACEだな、と。

最後は必ず笑顔。みんな幸せ。それがコンセプトの素敵な劇団。だから私はPEACEが好き。

ちなみに、ある役者さん曰く、リョーチくんは「仲間と頑張るワンピース世代」なのだとか。仲間と楽しみながら頑張れて、客席まで巻き込めるって凄く素敵なことだと思うのです。進む過程で「曲がる」人も多いかと思う中、どうかPEACEが元気なまま、まっすぐに進めますようにと願ってやみません。


(2011.8.20)

やまねこ一座『授業』観劇。(2011.8.6)

やまねこ一座『授業』観てきました@茅場町ギャラリーMAREBITO

うーん。良く言えば小規模演劇にしか出来ない実験的な演劇で、悪く言えば観る相手を選ぶ分かりづらい演劇かなぁ、と。

哲学的だったり観念的だったりして、作り手の意図は理解できても、それを観客が受け入れるかどうかは別問題。よくこんなにセリフを覚えて弾丸のように繰り出せるなぁとか、よく分からないけどこの動きにもいろいろな意味があるんだろうなぁとか思いながら、周囲にぐるっと設置された客席の、観客の顔色ばかりをいつの間にか観察してしまっていました。

笑ってる人。
楽しそうに観ている人。
着いていけなくて飽きてる人。
顔を顰めている人。

そう思って観てしまう辺り、ああ私、入り込めてないな、と。正直、あらすじもよく理解できませんでした、すみません。

出演した太田守信さんはそんなにセリフ量も多くない割りに、最後の美味しい場面を全部持っていった印象(笑)ホルストの「惑星」の流れる中、全てを統べる大王の如く一人芝居。それ観られただけでまあいいや、と。

ちなみに空間はアンティークの扇風機や椅子が並んでいて、なかなかいい雰囲気でした。去年の今頃観たスミカ×時間堂のカフェ演劇を思い出しました。暑かったし、冷やしあめ飲みたかったなー。

それにしても、冷房無し5階まで階段で上り下り、は夏は地獄(笑)


(観た日:2011.8.6)