利用者さんの通う学校でも
文化の日にふさわしく、週末文化祭がありました。
利用者のうさぎちゃんは、
小学校の低学年です。
脳に障害をもっていて、
特別支援学校に通っています。
特別支援学校とは、
簡単に言えば「障害をもつこどもが通う学校」です。
障害をもつこどもと一口に言っても、
その程度や希望などによって普通学校に通うこどももいます。
以前は「盲学校」「聾学校」「養護学校」と
障害の種類別に分かれていたものが、
障害の重症化・多様化などにより
”もっと1人1人のニーズに合った教育を!”と
2007年よりそれらの学校が「特別支援学校」とされることになったらしいのです。(文部科学省のHP より)
私が文化祭を見に行った日
うさぎちゃんは可愛い衣装でひよこの役になっていました。
声を出したり自分で手足を動かしたりすることが
ほとんどないうさぎちゃんですが
先生と一緒に上手に動くことができました
劇の最後には大きな幕がこどもたちの頭上を上下して風を送って刺激
展示物では、うさぎちゃんが
先生と一緒にペンキ(絵の具?)に手をつけて
表現した絵などがありました。
冷たいペンキにびっくりして
自分で手をひゅっとのけたらしく、
そこがいい味を出していて、私には芸術的に見えましたよ
劇も展示物も
触覚や嗅覚など、うさぎちゃんのもつ力が刺激されるものばかり!
高校生には、写真のような葉書きをつくるなど、
就職に向けての教育も行われています
こんなに刺激いっぱいの学校生活、
しかし、学校を卒業後は、全員に対して
力を生かしたり刺激したりしてくれるところがあるとは限りません
家に引きこもりがちにならざるを得ないこともあるのです。
地域の暮らしを支える一員である私たち、
日々の運動や刺激などとともに、
長い目で見て、その後の生活の準備を少しでも一緒にやっていけたら、と
考えさせられる時間でもありました