電動チャリで行く!訪問看護の日々-日本在宅医学会誌
 お久しぶりです。

 ずいぶん前のことになりますが、

 前回のブログで

 ウィスコンシンでの学びを文章にした

 と書いたところ、

 数名の方からお問い合わせをいただきました。

 

 日本在宅医学会雑誌という学会誌 vol.10 No.2に掲載されています。

日本在宅医学会 のHPから雑誌は申し込めるようです。

在宅での看取りが特集になっています。


私のところだけ(7ページ分)でよろしければ、

編集の方がたくさん予備を送ってくださってもてあましているので、

このブログのプロフィールの下、”メッセージを送る”

のところから、御連絡先をお教えください。


主旨は、私がみたアメリカのホスピスケアから日本が学べることはなにか。

具体的な医薬品などではなく、

どういった考え方で取り組んでいくか、という内容になっています。


もしも既にお読みになった方

あるいはこれからお読みになってくださる方がいらっしゃったら、

ご意見いただければ嬉しく思いますドキドキ


電動チャリで行く!訪問看護の日々-近所の神社
 今年初の日記です。


 写真は1月2日、オンコール当番で

 利用者さんの初訪問帰りに撮ったものです。

 東京は、良い天気でした。


今年は、全体的に利用者さんの状態が落ち着いたスタートでした。

昨年はバタバタと年を終えてしまったので、

少し昨年を振り返り、今年について考えたいと思います。


昨年は、緩和ケア病棟の実習に行かせていただいたり、

通年でエンゼルメイクの研修に行ったり、

外での多くの新しい出会いがありました。

また、学生の実習係として、学生さんと触れ合う機会も多く、

研修にいらっしゃる看護師さんなど、

事務所を訪れる人々との触れ合いも多かったと思います。

今頃ではありますが、

アメリカ・ウィスコンシン州に滞在中に学んだことや感じたことを

文章にする機会も与えていただきました。


一方、個人的には色々学ばせていただきながらも、

職場や地域に発信できていないことをもどかしく思う年でもありました砂時計


昨年の1月には「もっと外にも目を向ける」と書きましたが、

2007年に計画を行ったはずの

地域のお祭りへの参加の賛同も得られなかったのが現状です。


地域への発信も大切だけど、

それはステーション全体に余裕がないとできないこと、

そのためにも個人個人に任せるだけではなく、ステーション全体で学び、

質の均一化や継続性が必要であると改めて思ったところです宝石白


一歩一歩確実にと思い、

今日は早速アロマオイルの整理と

簡単メディカルアロマのレシピ作りをしてみましたくつ


皆さんはどんな1年を目指しているのでしょうか?


今年も分野を問わず良い刺激を受けることができたら、と思っています。

今年もよろしくお願いします!


緩和ケア病棟の畳の部屋
 左の写真は7月初めに研修に行った

 緩和ケア病棟にある畳の部屋です。

 ご家族の休憩場所としてや、

 家に帰れなくても

 「畳の上で最期を迎えたい」

 というご本人・ご家族の希望がある時などに

 使用されるらしいのです家

 

先週末は、「在宅医療推進フォーラム」という

文字通り在宅医療を推進させようという会に参加しました。


テーマは「がんの在宅医療」で、病院から在宅へ切れ目のない医療体制を構築しよう、というもの。在宅医療に関わる10の団体が参加し、病院の医師、がん対策情報センター、在宅の医師、訪問看護師がシンポジストとして発表しました。


色々な意見や質問が出ましたが、

私は以前から思っていたことを質問し損ねてしまい、

ちょっと残念でした。


それは「グループで関わる」という発想メガネ

今は、退院時に 医師の訪問診療宝石ブルー

           看護師の訪問看護宝石緑

           ケアマネージャー宝石紫

           ヘルパーの訪問介護宝石赤

           福祉用具宝石白

などが別々に動いていて、

病院や患者さんはそれぞれ全てを探して申し込み、

全てに契約をしないといけません。


がんの終末期など特に変化が早い場合、

手続きが多かったり

色々な職種の人同士の話がスムーズにいっていなかったり

私は患者さんやご家族にかなりご迷惑をかけているのではないかと

常々思っています。


病院に全てが備わっている様に

その地区の「在宅終末期サポートグループ(?)」に依頼したら、

医師・看護師といった医療だけでなく、

ヘルパーさんや福祉用具など生活の面も

安心して任せられる

そんなふうにした方が、

効率的だし断然連携もうまくいくと思うのですドキドキ


別々の事業所だと

どうしても意見を言う時に遠慮が出たり

タイムリーなやりとりができなかったりすることもある。

個人的には、そこに苛立ちを覚えることもあります。

病院時代とはまた違ったジレンマです砂時計


「訪問看護にヘルパーステーションを併設してるよ」

「診療所と訪問看護が一緒だよ」

というところはたくさんあると思いますが、

別々で併設、別々のものが集まるというのではなく、

あくまで一つに家


病院勤務やアメリカの終末期ケアの印象が強いから

思うことかもしれません。


なんだか今日は一気に書き上げてしまいました。

日々できることを確実にしつつ、

改めて大きな視点で考えさせられる一日でした星空