緩和ケア病棟の畳の部屋
 左の写真は7月初めに研修に行った

 緩和ケア病棟にある畳の部屋です。

 ご家族の休憩場所としてや、

 家に帰れなくても

 「畳の上で最期を迎えたい」

 というご本人・ご家族の希望がある時などに

 使用されるらしいのです家

 

先週末は、「在宅医療推進フォーラム」という

文字通り在宅医療を推進させようという会に参加しました。


テーマは「がんの在宅医療」で、病院から在宅へ切れ目のない医療体制を構築しよう、というもの。在宅医療に関わる10の団体が参加し、病院の医師、がん対策情報センター、在宅の医師、訪問看護師がシンポジストとして発表しました。


色々な意見や質問が出ましたが、

私は以前から思っていたことを質問し損ねてしまい、

ちょっと残念でした。


それは「グループで関わる」という発想メガネ

今は、退院時に 医師の訪問診療宝石ブルー

           看護師の訪問看護宝石緑

           ケアマネージャー宝石紫

           ヘルパーの訪問介護宝石赤

           福祉用具宝石白

などが別々に動いていて、

病院や患者さんはそれぞれ全てを探して申し込み、

全てに契約をしないといけません。


がんの終末期など特に変化が早い場合、

手続きが多かったり

色々な職種の人同士の話がスムーズにいっていなかったり

私は患者さんやご家族にかなりご迷惑をかけているのではないかと

常々思っています。


病院に全てが備わっている様に

その地区の「在宅終末期サポートグループ(?)」に依頼したら、

医師・看護師といった医療だけでなく、

ヘルパーさんや福祉用具など生活の面も

安心して任せられる

そんなふうにした方が、

効率的だし断然連携もうまくいくと思うのですドキドキ


別々の事業所だと

どうしても意見を言う時に遠慮が出たり

タイムリーなやりとりができなかったりすることもある。

個人的には、そこに苛立ちを覚えることもあります。

病院時代とはまた違ったジレンマです砂時計


「訪問看護にヘルパーステーションを併設してるよ」

「診療所と訪問看護が一緒だよ」

というところはたくさんあると思いますが、

別々で併設、別々のものが集まるというのではなく、

あくまで一つに家


病院勤務やアメリカの終末期ケアの印象が強いから

思うことかもしれません。


なんだか今日は一気に書き上げてしまいました。

日々できることを確実にしつつ、

改めて大きな視点で考えさせられる一日でした星空