夜寝ようと思っても中々眠れない時ってありますよね?

 

先日、自分もそんな感じになってました。

 

「そろそろ寝ようかな。」と思って部屋の電気決して、ベッドに入って寝ようと思ってたら・・・・

 

全然寝れない。。(´д`lll)

 

おかげで何回も寝よう寝ようと思っても全然寝れない。

 

そんな眠りとの格闘してて、一度携帯で現在の時間を見たら、

もう午前4時半辺りにまでなってた。。(´д`lll)

 

結局そこまで闘ってたら、寝る気にもなれず、

一人でずっと朝まで音楽聴いてました。

もちろんイヤホンを耳にさして。

 

結局一睡もできず、

お昼に軽く睡魔に襲われて一時間ぐらい寝てた。

 

自分だけなのかなって思ってたら、

もう一人寝れなかった仲間がいた。

それは・・・

 

 

母もどうやらその日は眠れなかったらしい。

 

「なんで寝れなかったんだろうね~?」って母と雑談してました。

結局なんで寝れなかったのかは、わからずじまい。

 

皆さんもこんな経験ありますか?

あらすじ

 

俺達を散々振り回した『金田一二三誘拐事件』は、

身代金受け渡し役の「山南敬助の死」とフミの救出で終わった。

 

しかし事件の様々な状況、そしてフミの証言から、

真犯人『沖田総司』の意外な人物像が浮かび上がる。

 

金田一「犯人は、この事件の最中、

     アリバイを堂々と主張できる人間・・・

     身代金受け渡しに駆り出された人物の中に

     可能性は高い。

     小学生のフミを誘拐し、俺達や警察を振り回し、

     渋谷の街中で大胆にも

     山南敬助を殺害した真犯人『沖田総司』の正体は、

     俺が必ず暴いて見せる。

     ジッチャンの名にかけて!」

 

緻密にして巧妙、

恐るべき殺人計画を実行に移したのは誰だ!?

 

<隊士達5人の事情聴取>

 

1人目:近藤勇

 

金田一は、

彼が大門駅で降りると浜松町駅へ向かって急に走り出し、尾行の刑事を振り切った、

その後の彼の行動がわかっていないので、

どうやって吉祥寺駅まで辿り着いたのかを聞いた。

 

近藤は、

「もちろん、そのまま浜松町駅から電車に乗りましたよ。

メールの指示通りにね。

山手線で新宿まで行って、構内をあちこち歩かされた後、

今度は丸ノ内線に乗って大手町から東西線で吉祥寺に来たってわけです。」

とのこと。

 

金田一は、近藤「他に何か気付いたことありませんか?」

聞いた所、

 

近藤「そういえば、

    一番奥のトイレが『故障中』と張り紙がしてあって、

    扉が閉まってたんですが、あの時、

    確かに”人がいる気配”がしたんですよ!

    あれは一体なんだったのか・・・」

 

と、答えた。

 

2人目:土方歳三

 

近藤が言っていた『故障中』と張り紙がしてあった扉の中に

人がいる気配がした事を土方に話すと・・・

 

土方「え!?誰もいないはずのトイレで人の気配!?

   いやいやいや!俺は全然気づかなかった!

   確かに『故障中』の張り紙は見たけど!」

 

と、誰もいないはずのトイレに人の気配は感じなかったらしい。

本人はそれよりも毛糸帽子を被ったチャライ男が、ずっと彼を見てメールを打っていたのが凄く気になっていたらしい。

 

剣持警部

「あなたは近藤さん斉藤さんと共に

 大江戸線 六本木方面行き 15時12分発の電車に乗り、

 大門駅で降りて都営浅草駅に乗り換えた。

 そして東銀座で下車しましたが、

 その後はどこをどうやって吉祥寺へ?」

と聞くと、

 

土方「東銀座で降りた後、指示通り日比谷線に乗ったんだけど、

    そこでちょっとトラブってさー!

    社内で気分が悪くなった女性が出て、

    電車がちょっと停まっちまったんだよ!

    そのせいで指示通りの北千住駅16時32分発の

    千代田線に乗れず、一本後の電車になっちまったんだが、

    そのあと、御茶ノ水での乗り換えで必死に走ったら、

    なんとか指示通りの総武線 三鷹行きに乗れたんだ。」

と、答えた。

 

3人目:斉藤一

剣持警部は、

「東銀座で土方さんが降りた後、

 あなたも浅草で降りましたよね?

 しかも尾行を振り切るように、

 ドアが閉まる寸前に素早く降りた・・・」

と、斉藤一に言うと、

 

斉藤「そ、それはそうしろって指示があったから!!

    言われた通りにしないと人質が殺されると思ったから

    必死にやりましたよ。」

と、尾行振り切るようにドアが閉まる寸前に

素早く電車を降りたのは、犯人の指示だったからと慌てて説明。

 

「浅草で降りた後はどうしたんですか?」剣持警部斉藤に聞くと、

 

斉藤「それもメールで指示が来たから、言われた通りに

   ”銀座線山手線三田線半蔵門線井の頭線”と

   乗り継ぎましたよ!」

と、答えた。

 

「各駅停車吉祥寺行き17時1分・・・

 つまり永倉さんが乗っていた電車の次の各駅停車ですな。」

剣持警部が言うと、それを聞いた斉藤

「そうなんですか?」と言い、さらに

 

斉藤「ヒマなんでぼーっとしてたらみんな窓に張り付いて

   騒ぎ出したんですよね!

   何かと思ったら火事だったんですよ!

   下北沢のちょっと手前の駅近くだったかな?」

 

金田一も、その火事を目撃しており、

「・・・・なるほど・・・ね!」と言った。

 

4人目:新見錦

剣持警部新見さん

       あなたは山南さん永倉さんと一緒の電車で

       新宿駅から森下に向かいましたね?」

と聞くと

 

新見「ええ、沖田総司のメールの指示に従ってそうしました。」

と、答えた。

 

剣持警部「そして一人だけ森下駅で改札の外に出た。

      その後、どこで何をしていたんですか?」

新見に聞くと、

 

新見沖田総司の指示通り、大江戸線に乗って 

    春日駅で乗り換えて高島平駅に着きました。

    そこから山手線、中央線と乗って、

    『最後に吉祥寺の駅に行け』って言われて、

    その通りにしようとしたんですけど・・・」

 

金田一「けど?」

 

「何かあったんですか?」と、剣持警部新見に聞くと、

 

新見「・・・実はちょっと言いにくかったんですけど、

    でも、もう人質も助かったみたいですし、

    正直に言っちゃいます。

    あたし、巣鴨駅で電車間違えちゃったんです!」

と答えた。

 

新見「慌てて降りて何とか次の電車に乗って、

    それで少し遅れて新宿駅に着いて、

    そこから必死で走って乗り換えて、

    ギリギリで中央線に乗って何とかリカバリーしたんです。

    これで人質の子に何かあったら、

    あたしどうしようってずっと思ってて・・・」

 

話を聞いた剣持警部は、

「あなたが間違えた所も含めて、本来の指示通りのルートを

 こちらに書いてもらえますか?」

と、ノートのようなものに指示通りのルートを書いた。

 

5人目:永倉新八

剣持警部永倉さん

       あなたは森下で新見さんがいなくなった後、

       亡くなった山南さんと行動を共にしてましたね。

       都営新宿線で住吉に向かい、

       そこで向かい側のホームに乗り換えて、

       15時49分の京王線内、区間急行橋本行きに乗り、

       笹塚方面に引き返した・・・」

 

永倉「はい、沖田総司からのメールの指示通りです。」

 

剣持警部「そしてあなたたち二人は、

      笹塚で16時26分の各停 高雄山口行きに乗り換えて、

      明大前で京王井の頭線に乗り、渋谷に向かった。」

 

永倉はここまでの確認を聞いて

「その通りです。」と答え、

山南さんは渋谷で一人降りました。」とも答えた。

 

永倉「俺はそのまま犯人の指示通り、

    渋谷で折り返して各駅停車 吉祥寺行きになった電車に

    留まりました。」

 

金田一「それは俺も見てた。

     その後、

     山南が俺に犯人からのメールを見せてきたんだ。」

 

永倉は、それから折り返しの各駅停車が発車して、

ずっとたらたら終点の吉祥寺まで乗っていたとのこと。

吉祥寺で改札を出て広場で待てって指示があり、

そうしていると近藤さん新見さんなど、

他の隊士達もそれぞれ来て、

最後に金田一が顔を出したとのこと。

 

金田一は、永倉

「その間で何か気になったことはありませんでしたか?」と聞くと、

 

永倉「ああそうだ。

    火事がありましたね。

    煙が上がってて、あれはどこだろう?

    渋谷から三つ目の駅を出たあたりだったと思う。」

と、答えた。

 

金田一「池ノ上駅ですね」と言うと、

「そうそう、気になったのはそれくらいです。」永倉はと答えた。

 

<隊士達5人の事情聴取を終えて・・・>

明智警視「5人の話を聞いていましたが・・・

       彼らが犯人に持たされていた携帯のGPS記録による

       移動ルートと証言は全く矛盾が無かった。」

 

金田一「誰もウソをついてないってことか・・・・」

 

明智警視「改札口周辺には、

       どの駅も監視カメラが作動しています。

       それらの分析データにも

       矛盾は見当たりませんでしたね。

       新撰組隊士の格好をした人間の出入りは、

       証言以外の駅では今のところ見つかっていません。」

 

金田一「・・・・なるほどね・・・」

 

明智警視「どうしますか?金田一君

       君の推理通り、

       隊士の中に犯人がいるのだとすれば、

       この全く矛盾のない行動履歴

       証言の謎を解き明かす必要がありますよ?」

 

金田一「・・・わかってる!

     絶対答えがあるはずなんだ・・・・

     全く問題がないと思われるアリバイに、

     悪魔のように巧妙なトリックが・・・・」

 

と、考え込む金田一

その時、

 

ぐぐぐるるるる・・きゅう~~~

 

と、お腹の音が。

 

美雪はじめちゃん、お腹空いてるでしょ?」

金田一「そーいや朝からなんも食ってねー!」

 

そんな状況を見た剣持警部は、

 

剣持警部「ハラ減っちゃ戦はできん!

       ここに来る前に買った焼き芋があるから、

       レンジであっためて食うか?」

 

と、皆で焼き芋を食べる事に。

 

<金田一が焼き芋を食べている時に見たものとは!?>

 

新聞紙にくるまれた焼き芋を食べる金田一は、

美味しそうに顔芸まで披露していた。

 

だが、ふと目に入った「あるもの」を見た時、

金田一は、ある重大な事に気付いた。

 

金田一「なんてこった・・・」

 

明智警視「何か気付いたんですか?金田一君?」

 

金田一明智サンオッサン・・・・俺・・・わかっちまったぜ。」

 

明智警視剣持警部「え?」

 

金田一「真犯人『沖田総司』の正体が・・・・!」

 

<感想>

久々の新撰組隊士達登場。

それぞれの証言を聞くと、近藤さんや土方さんは犯人である可能性が非常に低いと思う。

あと新見さんも犯人の可能性は低いかな?

ってなるともう斉藤さんか永倉さんのどちらかになるんだろうな?

あくまで自分の見解だけど。(;´▽`A``

 

あと焼き芋食べようって、そんな時でも明智さんはカッコつけるんだね。

確かに金田一君が言うように、そこカッコつける所ではないような・・・

 

今回の話の終盤で、犯人の正体はわかり、

あとは謎を解ければ、『謎はすべて解けた!』のセリフが飛び出すんだろうな。

 

次の話が楽しみだな~。

(あらすじ)

 

新撰組祭りの最中、

いとこのフミが何者かに拉致された。

 

犯人『沖田総司』は、

新撰組隊士と同性同名の6人のいずれかに身代金を持たせ、

メールの指示であちこちに引きずり回すが、

犯人はとうとう姿を現さず、

その代わり、6人の隊士の一人 「山南敬助」 が、

下車した渋谷駅近くで、死体となって発見された。

 

果たして犯人『沖田総司』の正体は?

そしてフミの命は・・・

 

フミの安否は!?>

 

フミが監禁されていると思われる廃屋の建物内から、

ドンドンドン”

ズキューン”

「きゃあああああ!!」

 

という物音と悲鳴が。

金田一剣持警部ら警察官が建物内に突入。

刑事達が拳銃を構え、そこで金田一が見たものは・・・

 

テレビゲームに夢中になり、

 

フミ「あ~~~~もう!まーた死んだよ~~!!

   くっそ~かってぇぞ、この敵!」

 

と言いながら、お菓子を食べているフミの姿。

(ちなみに先程のセリフは、ゲームの話。)

 

金田一「・・・・オイ・・・・・フミ・・・・・フミ!!」

 

金田一の大きな声で、ようやく金田一の存在に気づいたフミ

しかし本人は、

 

フミ「ああ!・・・はじめ・・・どうしたん?」

 

と、危機感全くなし。

 

金田一「ど、どうしたんじゃねぇよ!

     オメー、誘拐されてんじゃねぇのか!?」

 

と、金田一に言われるが、

 

フミ「・・・あ!そういや、そうだった。

   でも、ここ居心地よくってさ~・・・つい・・・・」

 

と、自分が誘拐されていた事さえ忘れていたフミに、

金田一「オメーは~~・・・・」と、呆れ気味。

 

しかし、フミが無事だった事を知って、涙を浮かべる金田一

フミ金田一のその姿を見て、

 

「ゴメン・・・はじめ。」

 

と、周りに心配をかけていたことに対し、謝まった。

美雪剣持警部ら刑事達も、彼女の無事を知り、安心した。

 

剣持警部「何はともあれ、無事でよかった。」

 

<覆された山南敬助共犯説&金田一が感じた違和感>

 

無事保護されたフミは、高級な寿司を食べていた。

さらに、

 

フミはじめ~、

   あんたいつもこんないいもん警察に奢ってもらってんの~」

と、いつもの嫌味。

 

金田一「うっさい!!黙って食え!・・・たまにだよ!」

 

と、金田一本人も呆れるばかり。

 

剣持警部は、そんな彼女を見て、

「ほんと!びっくりするほど似てんな~この子は!」

と、心の中で思いながらも、

「落ち着いたら、誘拐された時の話をしてもらえるかな?」と、

フミに聞いた。

 

フミが言うには、

 

・犯人の姿や顔は、見ていない。

 

・更衣室で着替えようとしていた所を

 いきなり後ろから何か布で口を塞がれてて、

 そしたら意識がなくなって、

 気が付くと、監禁されていた建物の中にいたらしい。

 

とのこと。

 

彼女が目を覚ました時、

そこには最新のゲーム機。お菓子、カップヌードル、漫画が大量にあったらしい。

 

そしてテーブルにもメモが置かれていた。

 

(メモの内容)

ゴメンね、乱暴して。

しばらくの間、ここで好きなことをして過ごしてね。

食べ物も遊ぶものもたくさんあるし、

飲み物も冷蔵庫にいっぱいあるから大丈夫。

 

沖田総司

と、書かれていた。

 

メモを見た彼女は、自分が『沖田総司』という人物に

誘拐されてしまったという事に気付き、

一旦は帰ろうとしたが、扉は開かず、窓も打ちつけられており、

自分一人ではどうすることも出来なかったらしい。

 

はじめ美雪姉ちゃん、心配してるだろうなぁ・・・」

とは思ってはいたらしいが、そのうちゲームを始めて、

お菓子を食べ始めてたら居心地がよくなり、

「2~3日ならここで過ごしてもいいかな!」

と、思うようになってしまったらしい。

 

剣持警部は、

「肝が据わってるというか・・・

 さすが金田一のイトコだけあるな!」

と、呆れ気味。

 

フミ「こっちには、はじめがいるしね!

   こいつなら絶対助けてくれるって確信あったし!」

 

というフミに対し、

金田一「よく言うぜ、このませガキが!!」

と、呆れ気味。

 

剣持警部「しかし、君!!

       危なかったのは本当なんだぞ?

       なにしろ身代金の受け渡しに指定された人物が、

       渋谷駅近くで殺されてるんだ。」

 

という事を知り、フミはビックリ。

さらに剣持警部は、

 

「状況から見て、殺された『山南敬助』は、

 誘拐犯のメンバーだったらしい。

 今、彼を殺して逃亡中の容疑者を一生捜査してる最中だ。

 先に我々警察が駆けつけることが出来たから、

 無事で済んだものの、

 一歩遅れていたら君の命も危なかったんだぞ?」

と、フミに忠告。

 

その話を聞いたフミは、

「そーだったんだ・・・でもあたしの感じじゃ、

なーんか違うっていうか・・・

だって、あの部屋、漫画やゲームはもちろんだけど、

寝る所もトイレも手をふくウェットティッシュまであって、

あたしめっちゃ気を遣われてる感じだったんだけどなぁ~・・・」

と言った。

 

今のフミの話を聞いた金田一は、

「妙だな・・・・」と、ある違和感を感じた。

 

「さっきフミが言ってた『メモ』といい、

 人質に対する気遣いといい、

 なんか仲間割れをして共犯者を残忍に殺害した人物と

 全く別人じゃないか?」

 

という違和感を感じており、

 

「確かに・・・私も違和感を覚えますね。」

と、明智警視も違和感を感じていた。

 

明智警視曰く

「私はロサンゼルスで研修留学中に、

 犯罪プロファイリングを学びましたが、

 その手紙の文面や今の証言、そして現場の写真などから、

 プロファイリングした犯人像は・・・

 『内輪揉めを起こし、

  共犯者を殺害するような人物では決してない。』

 そもそも殺害に使った凶器が、

 強力な毒物を込めた注射器と言うのは、

 衝動的な殺人ではあり得ません。

 あらかじめ殺害の準備をし、共犯者を殺すというなら、

 人目につかない場所だったとはいえ、

 渋谷の街の真ん中などではなく、

 もっと相応しい場所やタイミングがあったはずだ。

との見解。

 

金田一は、明智警視が言った事に賛同。

 

明智警視「君はどう思っていますか?金田一君。」

 

と、明智警視金田一に聞くと、

 

金田一「暴論かもしれないけど・・・・

     そもそもこの誘拐事件は、

     身代金を手に入れる為に

     仕組まれたものじゃなかったんじゃないか?

 

との発言に、美雪フミは驚きを隠せなかった。

さらに金田一は、

 

金田一「俺は最初、

     ”山南敬助が誰かと組んで金のために誘拐し、

     金を手に入れた後で共犯者を殺そうとして、

     逆に殺された。

     ・・・と考えた。でもその考えは、

     ”真犯人『沖田総司』が書いたシナリオ通りの結末

     だったんじゃないのかな?

     俺達は、『沖田総司』に手玉を取られ、まんまと

     ミスリードさせられていたんだ。」

と言った。

 

剣持警部は、

「じゃあ何の為に犯人は、フミちゃんを誘拐したんだ?

 わざわざ警察に三千万の身代金を用意させて・・・」

と疑問を持ったが、その疑問に金田一は、こう答えた。

 

「もしかしたら、『沖田総司』フミを誘拐し、

 皆を電車で、振り回したりしたのは、

 ”山南敬助殺す為だった・・・とか?」

と、答えた。

 

明智警視は、金田一「・・・なるほど。」と言ったが、

「もし君の言う通りだったとしたら、実に大胆不敵な犯行だ。

 しかしそうすることで、

 犯人に一体どんなメリットがあったのかな?

と、質問。

 

その質問に、金田一はこう答えた。

 

「メリットがあったとするなら・・・やはり”アリバイだろうな!」

 

金田一は、「なぜ犯人のメリットが”アリバイ”なのか?」

剣持警部達に答えた。

 

金田一「犯人は、

     リスクを冒しながらも、

     渋谷で山南を殺害する必要があった。

     そうすることで、自分のアリバイを確保できたからだ。

     ・・・ってことは、逆説的にこう考えることもできる。

    

    「犯人は、

    この事件の最中にアリバイを主張できる人間の中にいる

    ・・・ってね!」

 

ここで、美雪剣持警部ら刑事達に、

金田一が何を言いたいのかを理解した。

 

<浮かび上がった容疑者達>

 

金田一「この事件の犯人は、

     身代金の受け渡しに駆り出された6人中、

     殺された山南を除く、

     5人のうちの誰かって可能性が高いんだ!

 

この発言に、

美雪「そんな・・・皆フミちゃんのために頑張ってたのに・・・」

と、動揺を隠せない。

 

明智警視「・・・面白い・・・」と笑みを浮かべ、

 

明智警視「我々の捜査も、

       『幻の容疑者』から、

       『5人の新撰組隊士のアリバイ検証』

       切り替えましょう。」

 

と、5人の新撰組隊士のアリバイ検証をすることに。

 

さらに金田一は、

 

「連中はそれぞれバラバラのルートで吉祥寺に向かった。

 その間に、

 誰の目にも触れずに行動できるチャンスがあったはずなんだ。

 ただ、それを絞り込むのは容易じゃない。

 証言と、持ち歩いていたスマホに届いている

 沖田総司の指示を照らし合わせ、矛盾がないか、

 まずはそこを確認してほしい。」

 

と、指示。

さらに明智警視は、

「もう一つ、彼らの行動を追跡できる方法がある」と発言。

 

金田一は、その方法がスマホの位置情報だと、すぐに理解。

 

明智警視「彼らから、既にスマホは回収してありますが、

       携帯電話からGPSの履歴を割り出せば、

       彼らが本当は、いつどこで何をしていたのか、

       性格に追尾できるはずだ。」

 

その発言に金田一「決め手になるかもな。」と言うが、

明智警視「油断は禁物ですよ?金田一君。」と、忠告。

 

明智警視「事件の状況から見て、この真犯人『沖田総司』は、

       とてつもなく頭の切れる人物に違いない。

       そう簡単に尻尾を出すほど、

       甘くはなさそうですよ?」

 

金田一は、明智警視の発言に賛同。

しかし彼は、

 

「・・・だとしても、小学生のフミを誘拐し、

 俺達や警察を振り回し、渋谷の街中で大胆にも

 山南敬助を殺害した真犯人、

 沖田総司の正体は、俺が必ず暴いて見せる。」

 

そして、あのセリフが飛び出した。

 

 ジッチャンの名にかけて!

 

<感想>

7話で、やっとフミちゃんの安否が確認されましたね。

良かったね~フミちゃん。

 

自分が誘拐されたのに、誘拐されたことすら忘れてるフミちゃんがある意味凄いわ。( ̄_ ̄ i)

 

でも起きたら最新のゲーム機があって、漫画もあって、お菓子やカップヌードルもあったら、そりゃ天国だろうね。

 

そして、ついに容疑者が山南を除く5人の同姓同名の新撰組隊士に絞り込まれましたね。

 

そしてついに出た決め台詞「ジッチャンの名にかけて!」。

これが出たら、もう事件解決がスタートしていくんだなぁって思う。

 

次回から解決編が始まるのか・・・どういう展開になっていくのか、楽しみだなぁ~。

 

(あらすじ)

「新撰組祭」の最中、いとこのフミ

沖田総司』と名乗る何者かに誘拐された。

 

犯人は、身代金受け渡し役として、

新撰組と同姓同名の6人を指名。

 

そのうち一人に現金を持たせ、

メールの指示で、京王線 都営交通を

ひたすらあちこち振り回させる。

 

そして吉祥寺駅で皆が再び集まった時、

ただ一人、現金を持っていたはずの「山南敬助」が、

姿を消していた。

 

はたしてフミを誘拐した犯人は、「山南敬助」だったのか・・・

 

金田一オッサン大変だ!

     山南敬助が現金を持って消えた!」

剣持「落ち着け金田一。山南ならここにいる。」

金田一「え?」

剣持「『変わり果てた姿』になっちまったがな・・・」

 

山南敬助は、

渋谷のそぼ降る雨の中、死体となって発見された・・・


<浮かび上がった、山南敬助・共犯説>

 

金田一が遺体を確認して、山南敬助で間違いないと確信。

剣持警部は、山南敬助が持ってた黒カバンの中を見ると、

カバンの中には何も入っておらず、空っぽだった

 

剣持「警察が、安全を守るはずの『協力者』は殺され、

    現金は奪われた上に人質も見つかっていない!

    これは警察の大失態だぞ!」

 

と落胆する剣持警部に、

「待ってくれオッサン。

 まだ、そう決めつけるのは早いぜ。」金田一が言った。

 

彼は、今現在の状況の中で、気になっている点を挙げた。

犯人が山南敬助を襲って殺し、

 金を持ち去るんだったら、中身だけでなく

 カバンごと持ち去るのが自然だろ?

 

「大体ここは、いくら人通りが少ないって言っても

 夕方の人出が多い渋谷駅近くだ。

 いつ、ふらりと誰か通ってもおかしくない。

 そんなとこで、三千万もの大金を

 わざわざバッグに移し替える余裕なんてあるかな?

と、二つの気になる点を挙げた。

 

そして、これまでの状況を踏まえて、金田一

山南敬助が襲われた時点で、

 この黒いカバンは、既に空っぽだった。」

と考え、美雪剣持警部の2人に言った。

 

剣持警部は、

「え?ど・・どういうことだ金田一?一体なにが言いたいんだ?」

と、金田一が言いたいことを理解できていなかった。

 

そこへ、明智警視がやってきて、

剣持警部に、金田一が言いたいことをわかりやすく説明した。

明智「一見、善意を協力者に思えた山南敬助こそ、

    誘拐犯一味の一人ではないか・・・とね!」

 

さらに、金田一

「(明智警視が言ったように考えると)全て説明がつくんだ。

 彼は電車を降りてから、ここに来るまでのどこかで、

 金を一時的に隠したんだ。

 その上でからバッグを持って、

 おそらく人目につきにくい、この場所でもう一人の共犯者と

 待ち合わせた。

 しかし共犯者が裏切り、山南を殺した。(恐らく仲間割れ)

 バッグの中の現金を回収しようとしたが、中に現金はなく、

 そこへ人が来たので、その場を去るしかなかった。」

と、説明。

 

剣持「なんてこった!仲間割れで殺されたってのか。

    だとしたら、現金はどこに・・・」

 

金田一「駅からここまでの間に、

     三千万の大金を安全に隠せる場所は限られている。」

 

三千万の大金を安全に隠せる場所を明智警視金田一の2人が

考えた結果・・・

 

明智コインロッカー・・・」

 

金田一「・・・だろうね!」

 

明智警視は、鑑識の人に

「被害者の所有物にロッカーキーの類はあるか?」と尋ね、

「ありましたよ、明智警視と言い、

さらに鑑識の人は、

被害者が、携帯電話を二台持っていたのを見つけた。

 

金田一「いよいよ彼が犯人で共犯者がいたっていうセンが

     濃厚になってくるな。」

 

明智警視「ええ。ですが、まずはコインロッカーです。」

 

明智警視は再び鑑識に人に

「渋谷駅の西口改札付近にコインロッカーは?」と聞くと、

鑑識の人に「ございます。警視殿!」と答えた。

金田一達は、渋谷駅の西口にあるコインロッカーに向かった。

 

目的地に辿り着いた金田一達は、

コインロッカーの鍵を開けて中を確認してみると、

中に三千万の大金が袋に入ってるのが見つかった。

 

明智警視は、鑑識の人に

 

身代金とコインロッカー周辺、それとカギから指紋を取る。

その上で、山南敬助と照合。

改札と防犯カメラの映像チェックし、

  山南敬助の行動をピックアップ。

と、指示。

 

明智警視「どうやら君の推理通りらしいですね、金田一君。」

金田一「でもその共犯者とやらを掴まえないと

      フミの居場所がわからないってことか・・・」

 

と、焦りとイライラが募る金田一

明智警視は、

「それはどうでしょうか?」と言い、

 

明智警視山南敬助の持ち物の中から、

    携帯電話が二台見つかっている。

    これはどういう意味だと思いますか?金田一君。」

と、金田一に考えさせた。

 

考えた金田一は、

 

・一つは、

 警察が最終的に回収することを見越して全員に持たせた

 指令受信用携帯

 

・もう一つは、犯人同士の連絡用の携帯

 

という考えに辿り着いた。

 

明智警視「そう・・・!

       犯人同士の連絡用に使っている携帯ならば、

       人質を監禁した場所を訪れているかもしれないし、

       共犯者の持っている携帯も特定できる可能性が

       あるでしょう?」

 

金田一「そうだよ!

     明智さん、早くやってくれ!

     フミの命がかかってる。」

 

明智警視「もちろんです。」

 

明智警視は、剣持警部"大至急、二台の携帯の解析"を指示。

 

金田一

「頼む・・・!フミ・・・!無事でいてくれ・・・・!」

と願った。

 

<見つかったフミの監禁場所!果たしてフミは!?>

 

金田一は、警察署で美雪と一緒に座って話していた。

 

美雪「大丈夫だよね、フミちゃん。」と、金田一に聞くが、

金田一「そう信じたい。

     ・・・でも・・・俺は・・・犯人に尾行に気付かれてしまった。

     あの時のメールの感じじゃ、

     殺されるってわけじゃなかったけど、

     その後、奴は仲間割れした挙げ句、

     身代金受け取りにも失敗してる!

     気の立った犯人が何をしでかすかわからないんだ!

     もし・・・もし・・フミに何かあったら俺は・・・」

と思いつめる金田一に、美雪金田一の肩にそっと触れた。

 

そこへ、剣持警部が大急ぎで金田一達の元にやってきた。

剣持警部金田一!わかったぞ、おおよその場所が!」

金田一「ホントか、オッサン!?」

剣持警部「誘拐現場から、ほど近い

       京王線の南平駅と平山城址公園駅の間だ!

       見つかった携帯は、GPSを備えてたその履歴から

       場所が特定できた。

       現場には近くの交番から警官が向かってる。

       我々もすぐに行こう!」

 

金田一美雪剣持警部の3人は、

誘拐現場と思われる場所に向かった。

 

剣持警部は、部下である正野刑事に現在の状況を聞くと、

「GPSの履歴からすると、

 他にそれらしい建物がありませんでしたので、

 恐らく、あの廃屋が監禁現場かと思います。」とのこと。

 

「近づいた人間はいたのか?」剣持警部正野刑事に聞くと、

「いえ。ただ、中の様子を確認するため、

 女性警官を一般人に変更させて近づかせました。

 前を通った時に、

 中から人の叫び声のようなものが聞こえたそうです。」

とのこと。

 

今度は金田一正野刑事

「子供の叫び声でしたか?」と聞くと、

「いや、そこまでは・・・

 ただ、女性の声だったのは間違いなさそうです。」とのこと。

 

ただならぬ緊迫した状況・・・

 

剣持警部「うかつに近づけないな。うーむ・・・どうするか?」

と迷う剣持警部

ここで金田一が、

オッサン、俺が行くよ。」と、自ら名乗り出た。

 

金田一「俺ならこんな背格好だし、

     近所の悪ガキぐらいに見えるだろ?

     自転車で近づいて回りの様子を見てから、

     すばやくドアに駆け寄って中の様子を伺う。」

と言うが、

剣持警部「おいおい、それはお前が危険だぞ!

       犯人が拳銃を持っていないとも限らないし・・・」

剣持警部に止められるが、

金田一「頼む、やらせてくれ、オッサン!」

という金田一に、剣持警部は了承。

剣持警部は、正野刑事"集音マイク"について聞くと

「強力な集音マイクが届きましたんで、

 この距離からなら、中の物音をキャッチできます。」

と言った。

剣持警部は、拳銃をセット。

刑事達に

「金田一が向かったら集音開始だ。

 何かあったら突入する。」と指示。

そして、金田一が行動開始。

美雪「はじめちゃん、お願い」と心の中で願うしかなかった。

 

金田一が建物に近づくと、建物の窓は全部、板で打ちつけられていることがわかった。

ドアには外側から鎖が巻かれ、南京錠がつけられていた。

金田一が南京錠を開けると、

”ドンドンドン”

”ズキューン”

「きゃあああああ!!」

という物音と悲鳴が。

金田一はすぐに扉を開け、

剣持警部ら刑事達金田一が突入すると、

そこには驚愕の光景が・・・・

 

果たして、監禁されていたフミの状況は・・・・!?

 

<感想>

第6話、色々と進展しましたね。

やっぱり山南さんは共犯でしたか。

 

なんか「速水怜香誘拐殺人事件」の安岡易之的ポジションだったね~山南さんは。

 

そして今回は、同姓同名の新撰組の隊士5人は全く出てこず。

 

そしてフミちゃんの安否が心配ですね。

多分、大丈夫であってほしい・・・・

 

次回がすごく気になってしょうがないです。

(あらすじ)

「新撰組まつり」のコスプレイベントの最中、

いとこのフミが、何者かに拉致されてしまう。

 

『沖田総司』を名乗る犯人は身代金三千万を要求し、

『新選組隊士・同姓同名コンテスト』の参加者6人を

身代金手渡し役として指定してきた。

 

6つの黒鞄の一つに、

身代金を入れた鞄を持たされた6人の隊士達は、

『沖田総司』の指示で、電車に乗ってあちこちに振り回され、

尾行の刑事達は殆ど振り切られてしまう。

 

そして最後まで尾行し続けてきた俺(金田一)も、

渋谷駅でとうとう気づかれ、

絶体絶命のピンチに・・・・

 

はたして『沖田総司』の正体は?

そしてフミの命は・・・・!?

 

<足止めを食らった金田一が、再び動き出す>

『沖田総司』に尾行がバレてしまい、

足止めを食らっていた金田一

彼は

『沖田総司』"各駅停車が出るまでに動くな"と指示。

 

・16時53分発の吉祥寺行きの電車に永倉新八が乗っている。

ことから、

三千万の身代金は、永倉が持っているのではないかと推測。

 

永倉が乗っている電車が発車し、

金田一は、17時発の急行に乗り込んだ。

金田一が乗った急行は、

永福町で前を行く

各駅停車 吉祥寺行きと待ち合わせする事になり、

そこで各駅停車に乗り換え、永倉を見つける作戦

 

急行に乗った金田一は、

剣持警部犯人に尾行がバレてしまったことを報告。

さらに

「犯人の指示で、

 山南は渋谷で降り、

 永倉はそのまま折り返し各停16時53分の吉祥寺行きで

 渋谷を出た。

 俺は犯人の指示に従って各停が発車するまで

 動けなかったよ・・・

 だが犯人が永倉の追跡をジャマしたってことは

 身代金は彼が持ってる可能性が高い。

 俺は次の17時発の急行に乗って永倉を追う。」

と言った。

 

剣持警部

「そうか・・・ここからは先は運を天に任せるしかないな・・・」

と言い、さらに

剣持「至急、井の頭線各駅に警察を配置しよう。」

金田一「頼む・・・オッサン

     俺は永福町で前を行く各駅停車に乗り換えて

     永倉新八を探す。」

と、言った。

 

急行の移動中、金田一

「あんなに注意してたのに・・・なんで尾行に気付かれたんだ!?

 "俺の顔を見られた"って言ったってほんの一瞬だったはずだ。

 帽子を被って眼鏡をかけてるのに、

 それなのに、なんで・・・」

と、金田一が疑問に思っている中、

電車の窓から突然黒い大きな煙が上がったのが見えた。

金田一は、

「火事か・・・あれが何か関係あるってことはないよな・・・」

と思っていた。

 

永福町駅に着き、

各駅停車 吉祥寺行きの電車に乗り換えた金田一

彼が電車に乗り込むと、

永福町で電車を降りる前に、

誰かが捨てたと思われる電車の時刻表が、

座席の棚の上に上がっていたのを見た。

電車の一両目に乗っていない事を確認し、

二両目に移動すると、永倉新八の姿を発見。

 

しかし本人は、横にいた女子高生達に

「ねえねえ、あれってさ・・・」「やだ、コスプレ・・・?」

陰でクスクス笑われていた。

 

永倉は、笑われたからか、

あるいは沖田総司の指示からか2両目から1両目に移動した。

 

金田一は再び剣持警部に連絡。

金田一オッサン!各停で永倉を見つけた。」

剣持「いたか金田一!」

金田一「ああ!今、二両目から一両目に移動した。

     周りの女子高生に笑われて

     恥ずかしかったかもしれないけど、

     『沖田総司』の指示があったかもしれない。」

剣持「そうか・・・・今、列車はどの辺にいる?」

金田一「今ちょうど西福駅に着いた・・・」

剣持「となると、終点吉祥寺駅まで7駅。

    到着は17時24分。そこでなにか動きがあるかもしれん。

    よし、俺は今から吉祥寺駅に向かう。

    そっちは任せたぞ!」

金田一「ああ!」

 

永倉は犯人を警戒しているせいか、横をチラッチラッ見ており、

金田一永倉にバレないように、

チラ見された瞬間、別の方向を見ていた。

金田一は、永倉が身代金を持っていると確信していた。

 

<新選組隊士、再び集まる>

吉祥寺駅で永倉は電車を降り、

金田一も電車を降り、永倉の動きを追った。

 

永倉は改札広場前で動きを止めた。

金田一は物陰に隠れ、永倉を様子見していた。

すると、永倉に近づいてくる人物を見て、

「奴が『沖田総司』!?」金田一は思ったが、

永倉の近づいてきたのは、近藤勇

 

永倉「あれ?近藤さん?どうしてここに?」

近藤「いや、なんか色々乗り換えた挙句、

    ここに来いって沖田総司が・・・」

 

そこへ、新見土方斉藤と、続々と新撰組隊士達が集まった。

物陰に隠れていた金田一は、「どうせバレている」

新撰組達が集まっている所に行き、

「すいません!」と声を掛け、新撰組隊士の皆さんに、

「皆さんを尾行してたんです。」と明かし、

犯人にも尾行がバレてしまったことを報告。

 

金田一は、新撰組隊士の皆さんに

「犯人から指示はありましたか?」と聞くと、

永倉は、

「いや・・・俺はただ渋谷から各停に乗って吉祥寺まで行って、

 "改札広場前で待て"って言われただけで・・・」と言った。

 

さらに新撰組隊士のコスプレをして動いたことについて、

永倉「いや参ったよ。この格好 女子高生に笑われちゃうし。」

斉藤「あー俺もだよ。子供がすごい顔してみてて・・・」

近藤「私なんか

   『いい年した大人が何やってんだ』って見られたよ。」

新見「みんな同じねー。」

と言っていた。

 

金田一「ということは、誰もこの先の指示を

     『沖田総司』から受けてないってことですか?」

と聞くと、

「それ以降、指示は来ていない」と新撰組隊士達は言った。

 

金田一

「どういうことだ?

 『沖田総司』は一体この人達に何をさせようとしたんだ?

と疑問に思った。

 

金田一

「そういや身代金は・・・?

 誰か『カバンを渡せ』って言って、

 近づいてくる人間はいましたか?」

と聞くと、

 

近藤「いや誰も・・・

    ただ電車に乗って移動するような指示が続いただけで・・・」

新見「そうね、別に怪しい人も近づいて来なかったし・・」

斉藤「じゃ、

    みんなカバンは新宿のトイレで

    交換したまま持ってたんだ!」

と言い、金田一

「だったらまだ金は誰かが持ってるわけですよね?

 俺の感じでは永倉さんだと・・・」

と言うと、

永倉「あ、実は俺もそうかと思ってドキドキしてたんだけど・・・」

金田一「え?わからないんですか?」

 

永倉が言うには、

『沖田総司』の指示により、

新見を除く男性5人がトイレの個室でカバンを交換していた。

 

「まず指定された2名ずつが個室に入り、

 指示通りカバンを交換する。

 そこでカバンを交換したか、しなかったかは、

 各自秘密にしておくこと・・・」

 

永倉「そうやって入れかわり立ちかわり入って交換したから、

    俺らも誰が現金持ってるかなんて

    わかんなかったんですよ。」

とのこと。

 

土方「でも俺が持ってたカバンは、

    確かにもう一度近藤さんに渡したぞ。」

近藤「そのバッグは斉藤君に渡しました。

    で、その斉藤君からのバッグは外で新見さんに・・・」

斉藤「じゃ、近藤さんから渡されたのが現金入り?

    それなら確か山南さんに・・・」

 

金田一は、永倉にカバンの中身を確認してもらうと、

カバンの中に現金は入っていなかった。

 

近藤土方斉藤新見の鞄の中にも現金は入ってはなかった。

 

<ついに、犠牲者が・・・>

金田一山南の鞄に現金が入っているかと思ってたが、

金田一「あれ?山南さんは?」

肝心の山南敬助の姿がなかった。

 

永倉「俺が"折り返しの各停にそのまま残れ"

        って指示を受けた時に、

        山南さんは、

     渋谷で電車を降りていってしまいましたけど・・・」

 

と、ここで金田一は、山南の今までの行動を思い出し、

彼が『沖田総司』ではないかと予感していた。

 

と、ここで金田一の携帯に剣持警部から電話が。

金田一オッサン!大変だ!!

     山南だ!

     山南敬助が現金を持って消えた!」

剣持「・・・・山南ならここにいるぞ。」

金田一「え?」

剣持『変わり果てた姿』になっちまったがな・・・・!」

 

剣持警部が駆けつけた時には、

山南は、渋谷の街中で無残にもと化して発見された・・・

 

<感想>

ついに犠牲者が出てしまったか・・・

正直、山南さんは、

「この人、なんか絶対やられそう・・・」って思ってたけど、

やっぱりその通りになっちゃいましたね。

 

話を見る限り、『沖田総司』は金田一君が尾行だって事に気付いたんだろうね?

帽子被ってたし、眼鏡掛けてたのにね。

 

あと新撰組隊士達に電車を乗り換えさせて、一体何がしたかったのか?

 

というのが疑問。

 

あと急行から各停の金田一君が電車に乗った際に棚にあった時刻表もヒントなのかな?

 

とりあえず、なんか疑問が残っちゃったな~。

 

次の話でどういう展開になるか、楽しみだな~。