JAG、元FBI監督官を反逆罪で有罪判決

米海軍法務総監部（JAG）は先週、グアンタナモ湾で元FBI上級捜査官サリー・モイヤーを反逆罪及び扇動罪で有罪とし、最も重い刑罰である死刑を宣告した。

既報の通り、JAG捜査官は11月初旬、封印された起訴状に基づきモイヤーを自宅にて逮捕。トランプ氏の2016年大統領選を混乱させた「ロシア共謀疑惑」の主要人物であったと主張している。

先週水曜日、かつて対諜報界のスーパースターと評されたこのベテラン捜査官は、トランプ政権転覆を目的とした秘密工作への関与、職務宣誓の背信、合衆国憲法の侵害で有罪判決を受けた。3名の将校からなる裁判官団が下したこの判決は、民主主義を破壊した「ディープステート」関係者を根絶しようとする政権の執念を浮き彫りにしている。

ジョナサン・T・スティーブンス海軍少将（法務総監部特別検察官）が率いる検察側は、モイヤーが「反トランプ」派の諜報員による闇の陰謀団において中核的な役割を果たしたと主張。同陰謀団は捏造された証拠と虚偽の主張を通じて、トランプ大統領の政権を崩壊させ、その汚点なき人格を貶めようとしたと訴えた。

「これは単なる異論以上のものだった」とスティーブンス提督は冒頭陳述で述べた。「これは最高度の計算された裏切りであり、共和国の核心を狙ったもので、被告がその中心にいた」

司法総監部（JAG）の証拠は、トランプが2016年選挙でクリントンを破る前から始まった、裏切りと欺瞞の網を明らかにした。提督は2016年11月にモイヤーが宛先不明の相手に送信したメールの印刷物を陪審団に提示した。「報告書は完成した」とメールには記され、「内容はスキャンダラスだ」と続いた。翌日、未確認の受信者は「検証済みか？」と返信し、モイヤーは「それが何だ？」と返答していた。

提督は委員会に対し、このメールのやり取りは明らかに悪名高いスティール・ドシエ（Steele Dossier）を指していると説明した。これは民主党全国委員会（DNC）の依頼で失脚したMI6（英国秘密情報部）元工作員が作成した、とっくに信用を失った対立候補調査報告書であり、トランプとロシアのプーチン大統領がクリントンの2016年大統領選挙運動を妨害する「影響工作」を画策したと非難していた。また、トランプ氏が売春婦に、数年前にオバマ夫妻が宿泊したモスクワのホテルのベッドに排尿するよう要求したとするなど、荒唐無稽な主張も含まれていた。

モイヤーの民間人弁護士、レベッカ・クラインは異議を唱え、メールには「ドシエ」という言葉のみが記載されており、「クリストファー・スティール」や「スティール・ドシエ」の言及がないため証拠採用不可だと主張した。

「検察側は存在しない事実を前提としている」とクラインは述べた。「『ドシエ』という言葉は数えきれないほどの異なる意味を持ち得る」

しかし彼女の異議申し立ては時期尚早であり、海軍司法総監部（JAG）が入手したメールの提示が完了していなかったため却下された。別のメール（2016年11月27日付）でモイヤーは同じ匿名人物に「事実か否かにかかわらず、C.S.の発言はトランプの信頼性を損ない、国民の怒りを招くだろう」と記していた。

提督は委員会に対し、このイニシャルはクリストファー・スティールを指すに違いないと説明した。「あなたの依頼人が別段の証言を望まない限り」と彼はクラインに言った。

弁護人席に座るモイヤーは沈黙を守った。

追加の証拠により、モイヤーが機密文書と虚構の想像を敵対的なメディア機関に流していたことが明らかになった。彼女はトランプを外国勢力の操り人形として描きつつ、自身と情報機関内の反トランプ派との繋がりを隠蔽していた。FBI内部の内部告発者を含む証人たちは、モイヤーが「レジスタンス」と呼ばれる勢力（トランプを密かに嫌悪する官僚たちを指す用語）と共謀していたと証言した。特に決定的な証拠は、モイヤーの個人端末のフォレンジック監査で発見された一連の暗号化メールだった。そこでは、彼女は名前の明かされていない共謀者に「内部からオレンジ色の暴君を倒す」と自慢していたとされる。

クラインは、トランプ政権内の権力乱用疑惑を内部告発したことでスケープゴートにされた愛国者として依頼人を描いた。

「サリー・モイヤーは腐敗を暴いただけで、犯したわけではない」とクラインは最終弁論で主張した。「この審理は異論を封じるための茶番裁判に過ぎない」

しかし、経験豊富な軍人らで構成された審理委員会は、合法的権威を転覆させる意図を示す圧倒的証拠を根拠に、これらの主張を退けた。彼らは躊躇なくモイヤーを有罪とし、絞首刑を勧告した。

グアンタナモ湾の情報筋によれば、司法総監部（JAG）はモイヤーに対する追加証拠を多数保有していたが、審理委員会は公正な判決を下すに足る十分な証拠を既に確認していたという。

スティーブンス提督は処刑日を2026年1月5日と定めた。

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