京都の旅 2024.4.21. | greenjadeのブログ

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生け花を中心に、discover Japan の日々。

3月に

サントリー美術館で

「織田有楽斎」展を見てきました。

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「逃げの有楽」といわれて

武人としては

あまり評価が高くない織田有楽斎ですが

茶人としての才能、

またフィクサーとしての存在感、

やはり稀有な人物だなと思いました。

 

会場でビデオが放映されていたのですが

有楽斎ゆかりのお寺

正伝永源院に

武野紹鴎の供養塔が里帰りした、

というものでした。

 

正伝永源院の

春の特別公開のチラシも置いてあり

これは見たい!

 

4月末の連休に行こうかと思ったのですが

ホテル高い!

そして何より空室がないえーん

それなら

普通の土日に日帰りしたほうがいいな、

と思って

連休の前の週の日曜日に

日帰り弾丸トリップ決行。

 

前回果たせなかった

お買い物もするつもりウインク

 

京都駅に着いたら

まずはイノダコーヒーで一息

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新幹線の中で

朝ごはんのお弁当食べてしまったあせる

こっちで

モーニングにすればよかったえーん

・・・なので

朝っぱらからプリン爆  笑

 

 

まずは

京都国立博物館へ。

これも見たかった!

特別展 雪舟伝説―「画聖(カリスマ)」の誕生― (kyohaku.go.jp)

これがとても

見応えありました。

雪舟の国宝全部出ていたし

何より面白いのは

雪舟に影響を受けた後世の画家たちの

作品の展示。

この人も?えっこの人も?という感じで

見事似たような構成の絵が

ずらっと並んで

影響の大きさに

あらためて感心しました。

 

もうすぐ終わっちゃいますが

必見です!

 

考える人のオチリ爆  笑

失礼しました、

正面からどうぞ

建物も素敵です照れ

実はこちらの入り口からは入れず

フェンスの隙間から

写真を撮ったものですてへぺろ

 

国立博物館から

お散歩がてら歩いて

正伝永源院へ。

 

(普段は非公開、

春の特別公開は

すでに終了しています。)

 

これは織田有楽斎のお墓。

この形、

ちょっとご記憶ください。

つつじが花盛りラブ

このお寺、

なんと細川家とご縁が深いそうで

この襖絵は

細川護熙さんの作ですびっくり

新緑とツツジが色鮮やか

苔のなんともいえない

優しい緑色

朝から小雨が降っていましたが

ここで本降りに雨

雨に濡れて

一層鮮やかになったお庭は見事でした。

中央が

武野紹鴎供養塔です。

有楽斎のお墓と

似ていると思いませんか?

武野紹鴎は堺の商人で

千利休の師匠としてよく知られています。

 

弟子の今井宗久が

武野紹鴎の二十五回忌に

この供養塔をたてたのを

織田有楽斎が乞うて

隠棲していた正伝院にうつしたそう。

 

明治の廃仏毀釈のあおりで

正伝院の土地は没収、

塔は売却されて

長く大阪にあったのですが

塔のあった場所が売却されるにあたり

元あったところへ、ということで

100年ぶりに

里帰りとなりました。

 

塔が移された2021年は

なんと有楽斎の没後400年目という節目。

ご縁ですね照れ

 

有楽斎の木像が

本堂にあるのですが

そのお像に塔が見えるように

少しななめにふって

設置されたそうです。

 

境内にはお茶室がありますひらめき電球

有楽斎のつくったお茶室

「如庵」

ちなみにこの扁額も

細川護熙さんの手になるものだそうびっくり

本物は犬山にあり(国宝)

こちらは「写し」です。

中山道歩きのときに

犬山の本物の如庵を見学したので

嬉しい再会でした。

意匠が美しいお茶室。

狭いのに

なぜか狭さを感じない。

 

祇園ですので

周囲は観光客だらけ、

大にぎわいなのですが

この場所は別世界のように静かで

雨の音と

美しいお庭

新緑の香り

心静かに味わってきました。

 

その後のお買い物。

 

五街道踏破の記念に

京都のものが

何か欲しい、

と思ったのですが

「京都のもの」って

いろいろありすぎて決められずあせる

 

最初に思いついたのが

お抹茶椀でした。

かなり昔

母と一緒に京都に行ったときに

祇園で楽焼のお茶碗を

母が買っていたのを思い出して

数十万のすごいのもあるけど

もう少しお手頃価格のもあったはず。

 

それで2月に行ってみたのですが

まさかのお休みだったガーン

 

そのあと別の出会いがあったので

お抹茶椀じゃなくていいか、

と思ったものの

たまたまお店が正伝永源院に近かったので

見るだけでも、

と寄ってみました。

 

はい、見るだけで済むわけはなくてへぺろ

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楽焼窯元 和楽さん

ご当主が話好きで

すっかり話し込んでしまい

お茶道具の話

流派による違い

インバウンドのこと

興味深い話をたくさん伺って

本当に楽しかった音譜

 

そうこうしていたら

お茶が出てきた爆  笑

 

そのお茶が入っていたのが

左の黒の湯呑みです。

持った時のあたたかさと

手になじむ感じに惚れ込んでしまって

予定外の買い物をしてしまったあせる

 

メインはもちろん

右側の抹茶椀で

もみじの優しい色合いが気に入って

決めました。

季節的に若葉を表していると思いますが

街道ゴールしたときに

紅葉が始まりかけで

そのことを思い起こさせる色でもあるな、

と思いまして。

 

 

そのあと

2月に偶然通りかかって

一目ぼれした陶器のお店

うつわhakuさんへ。

 

オンラインショップもあるのですが

大人気ですぐ在庫がなくなるのと

やはり直接見て選びたくて。

 

行って正解でした。

オンラインショップで

欲しいなと思ったものと

実際心惹かれたものは違いました!

 

ここでも予定外・・・

1つだけ、と思ったのに

お店で並んでいるのを見たら

どうしても2つ並べたくなりてへぺろ

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つぶつぶは

この作家さんのオリジナルの手法で

釉薬が変化したものです。

私の写真が上手でなくて

申し訳ないのですが

実物はこの粒がキラキラと輝いて

本当に美しいですキラキラ

 

さっそく花をいけて

キャーかわいいっ照れ

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お店の名前

haku、というのが

余白のハク、というのも素敵。

日本の文化は

余白を大事にします。

ベタな「和風」の器ではないのに

なんだか見ていてホッとするのは

日本文化の基本的な考え方を

念頭に置いたものづくりだからかな、

と思いました。

 

 

かなりの大散財爆  笑

どんだけ記念品ほしいのよ!

と自分にツッコミてへぺろ

 

京都観光もして

記念品もゲットして

満足したので

新プロジェクト始動です!