中山道歩き23 2022.10.13. 番外編 国宝2つ | greenjadeのブログ

greenjadeのブログ

生け花を中心に、discover Japan の日々。

鵜沼宿をそれて

犬山城へ。

ここからは

番外編ですウインク

 

 

この景色が見たかった~ラブ

素敵すぎるラブラブ

唐破風と火灯窓が特徴的。

現代の感覚では

わ~きれいキラキラで終わりですが

川沿いの山の上の城は

難攻不落。

なるほど

要塞や見張り所として

よく吟味された場所なのだな、

と思います。

 

奥に見える

犬山橋を渡ります。

木曽川が県境で

渡ると愛知県。

橋の上からの景色。

なんと美しいキラキラ

川沿いの桜並木道を歩いて

犬山城へ向かいます。

春は素敵でしょうねウインク

犬山城ラブ

江戸時代にたてられて

現在も残っている天守で

国宝指定されているのは5つ。

姫路城

彦根城

松本城

松江城

そしてこの犬山城。

 

犬山城が

現存する天守の中で

一番古いと言われています。

 

コンパクトですが

何より景観が素晴らしいのと

唐破風と火灯窓が

エキゾチックな雰囲気照れ

(ちょっと顔みたいな感じも爆  笑

国宝5天守、

通訳案内士の勉強のときに

教わったのが懐かしい照れ

教科書の写真を眺めて

一番行きたいと思ったのが

犬山城でした。

念願かなって

来ることができましたハート

 

お城の中の

急階段をヒーコラ登って

上から眺めた景色が

最高でしたラブ

 

鵜沼宿方面

渡ってきた犬山橋

火灯窓は

窓というより装飾になってます。

 

犬山城の別名は

「白帝城」

その由来が書かれています。

荻生徂徠が

李白の漢詩

「早に白帝城を発す」から

命名したと伝えられています。

三国志ファンでしたら

蜀の劉備が

亡くなった場所

「白帝城託孤」の舞台として

この名前に反応しちゃいますねてへぺろ

 

ちなみに

国宝5天守はすべて別名があって

姫路城=白鷺城(これは有名ですね)

彦根城=金亀城

松本城=烏城

松江城=千鳥城

なるほどねぇと思いますウインク

 

上段の間

石垣は

自然石を積み上げた

野面積みという工法。

なかなかにドラマなお城で

城主がめまぐるしく

入れ替わっています。

 

始まりは

織田信長の叔父

織田信康が築城。

 

小牧・長久手の戦いでは

豊臣秀吉が入城していたことも。

 

江戸時代に

尾張藩の重臣

成瀬正成が城主になり

以降幕末まで

成瀬氏の居城となりました。

 

濃尾大地震や

伊勢湾台風の被害にあったものの

修復工事されて

現在も美しい姿を

見ることができます照れ

 

犬山城の近くに

もうひとつ国宝が・・・

茶室「如庵」が

この地にあります。

 

国宝指定されている茶室は

3つしかありません。

待庵(たいあん)

密庵(みったん)

如庵(じょあん)

 

待庵は見学に予約が必要、

密庵は非公開、

休苑日以外なら

いつでも見られるのは

如庵だけです!

・・・とボランティアさんが

ドヤ顔しておられました爆  笑

 

 

如庵は

織田信長の弟で

茶人としても有名な

織田有楽斎の作。

もともと京都にありましたが

各地を転々としたあと

犬山に落ち着くことに。

もとあった

京都建仁寺正伝院には

如庵の写しの茶室があります。

三井家が所有していたこともあり

日本橋の三井記念美術館内にも

如庵の写しの茶室がありますハート

(先日、蒔絵の展覧会に行って

発見してびっくりびっくり

 

含翠門

三井家の大磯別邸にあったもの。

門が額縁になり

中が絵になるように作られているそう。

美しい日本庭園。

弘庵

こちらでお茶をいただくことができます照れ

お目当ての如庵

中に入ることはできず

窓からのぞきます。

(特別見学会が開催されており

その際には

中に入ることができます!)

 

「如庵」という名前、

織田有楽斎のクリスチャンネーム

”Joan” ”Johan”から

付けられているそうです。

和文化の代表みたいな

茶道の施設に

外国の名前がついているって

なんとも面白い爆  笑

窓の意匠や

斜めにつけられた壁など

非常に個性的で

面白いお茶室です。

古い暦を壁に貼ってあるのも

味わい深いです。

 

 

苑内には

有楽斎の隠居所であった

旧正伝院書院や

有楽斎作のお茶室「元庵」の

復元があります。

 

こちらは元庵。

庭師さんが入って

お手入れの真っ最中だったので

道具があせる

 

中山道や東海道を歩いたという

ボランティアガイドさんにつかまり(笑)

しばらくおしゃべりして

楽しいひとときでした。

 

 

近くのマンホールは

鵜飼の絵!

 

名古屋に出て

遅い昼食に

ひつまぶしを堪能ラブ

帰りの新幹線、

かなり混んでいてびっくり。

平日だから空いているだろうと

安直に考えていたのですが

ちょうど夕方、

出張帰りと思われる

会社員でいっぱいあせる

皆さんパソコンを広げて

お仕事していて

がっつり休日スタイルの私は

ちょっと肩身が狭かった笑い泣き

 

この日の歩数

街道歩き自体は

それほど長くありませんでしたが

そのあとの犬山城・如庵の観光で

あちこちよく歩きましたグッ

 

今回のおみやげ

有楽苑で

お茶碗とお懐紙を買いました。

お茶席でお茶をいただいたときに

使われていたお茶碗で

有楽斎の好きだった

笹が描かれています。

 

 

ところで!

デジカメのその後・・・

 

帰宅して

おそるおそるパソコンに

デジカメをつないでみたけど

やはり写真が2枚だけ・・・叫びガーン

3日分の写真が!えーん

 

友人に

「写真が消えたー」と

グチメッセージを送りつつ

どうしようあせるどうしようあせる

 

データ復旧サービスを使ったら

もしかしたら復活するかな?

あれこれ調べて

値段の高さにひるみましたが

旅の思い出はpriceless!

とりあえずSDカードを出して・・・

 

ん!?

 

カメラの中で

カードが外れてる?

 

落とした衝撃で

SDカードの差し込みが外れて

カメラの内部メモリに切り替わった、

というのが真相でした!

もちろん

SDカードの中のデータは

全て無事クラッカー

 

分かったら

なーんだという理由でしたが

本当に肝が冷えましたよ驚き

峠越え頑張ったのに

証拠写真がないと

自慢できないしニヤリ

(それは違うニヤリ

 

というわけで

無事に道中記を

写真付きで

お送りすることができましたチョキ

 

3日分の道中記

お付き合いくださいまして

ありがとうございました。