五葉松(ごようまつ)
第21帖
少女(おとめ)
「場面」
梅壺の女御の贈り物の返礼に
紫の上が五葉松と歌を届けます
(本に色つきの絵の紹介有り)
巻名は源氏と息子の夕霧の歌によるもの
「をとめごも神さびぬらし天つ袖ふるき世の友よはひ経ぬれば」
少女だったあなたも古びて神々しく見えることでしょう
天の羽衣を着て舞った昔の友も長い年月を経ったので
「日影にもしるかりけめやをとめごがあまの羽袖にかけし心は」
日の光にはっきりとおわかりになったことでしょう
あなたが天の羽衣も翻して舞う姿に思いをかけた私のことを
アハっ・・・現代文に変えてもさっぱりわかまへん
お互い年をとりましたなぁ・・・ってことですかね
情景はなんとなく浮かぶんですけどね
源氏の息子 夕霧は元服・大学院に入る 源氏は太政大臣になる
梅壺の女御は秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)になる
源氏は六条院を4つに分け「春の町」に紫の上「夏の町」に花散里
(光源氏33~35歳)
玉鬘(たまかずら)
頭中将と夕顔の娘 京に戻った後に源氏の養女となる
背景の薔薇は私が描き加えました
玉鬘は薔薇のように美しい人でした
第22帖
玉鬘(たまかずら)
「場面」
夕顔(第4帖)の忘れ形見 玉鬘は九州で育ちますが
強引な求婚から逃れて 海路で京を目指します
そのうち源氏の耳に玉鬘の事が入り
花散里を後見人に立て六条院に玉鬘を引き取ります
小さな船ですねぇ~
今にも転覆しそうにみえますが・・・
この帖から玉鬘がちょこちょこっと物語に出てきます
山茶花
第23帖
初音(はつね)
「場面」
六条院の新年 「春の町」に住む紫の上の部屋
紫の上に育てられてる明石の君の姫君に新年の手紙と果物や
五葉松が明石の君から届けられます
源氏は幼い姫君に母・明石の君に手紙を書くようにすすめます
源氏はその後「夏・秋・冬の町」
それぞれ住む女性たちのもとへ
訪れます
(光源氏36歳)
今日のおまけ
源氏の物語は新年ですが
こちらの日本は春です
白とピンクの混ざった変わった桜を見つけました
「遊友出版株式会社」様
「株式会社枻(えい)出版社」様
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