第24帖
胡蝶(こちょう)
「場面」
龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船を南の池に浮かべて
行く春を惜しんで船楽(ふながく)が行われました
源氏は義理の娘である美しい玉鬘に手紙の書き方を指導
していくうちに思いを寄せるようになり
玉鬘は困惑します
美しい玉鬘は他の貴公子達からも 大変もてました
紫の上と秋好中宮の贈答歌
「紫の上」 花園の胡蝶をさへや下草に
秋待つ虫はうとく見るらむ
春の花園の胡蝶をすら下草の陰で
秋を待っている松虫はつまらないと思うのでしょうか
「秋好中宮」 胡蝶にも誘はれなまし心ありて
八重山吹を隔てざりせば
胡蝶にもつい誘われたくらいでした
八重山吹の隔てがありませんでしたから
雅の世界を感じさせる風流な
この二人の場面を絵にしたくなる様な
女性らしい歌ですね
龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船はカッコイイですね
(この絵は本に紹介されていたので塗るのに助かりました
龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船 船楽の色が
わかりませんでしたので・・・・・)
第25帖
蛍(ほたる)
「場面」
源氏は玉鬘(たまかずら)に恋心を抱く一方で
兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)に玉鬘の姿を見せ
交際を進めようと蛍を部屋に沢山放ち驚かせます
それ以降 宮は蛍兵部卿宮と呼ばれるようになります
実際 蛍の絵は描かれてなかったので描いてみました
蛍の不規則な光で玉鬘はさぞ美しく見えた事でしょう
源氏ってロマンティックな事考えたんですね
ランタナ
第26帖
常夏(とこなつ)
「場面」
六条院の釣殿で源氏と息子の夕霧が公家とともにと
夕涼みの酒宴を開きます
ここでは内大臣が引き取った近江(おうみ)の君の奇行や
教育のなさの話題がのぼり
又、「夕霧と雲居の雁」の中を割いている不満があります
直衣(のうし)公卿の日常着は暑苦しく感じます
魚をさばいていますね 刺身にして食べたのかな?
「遊友出版株式会社」様
「株式会社枻(えい)出版社」様
からブログへの掲載を許可を頂いております
今日のおまけ